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マーチのマーチスーパーターボ・ロードインプレッション・EK10マーチ・K10マーチに関するカスタム事例

マーチのマーチスーパーターボ・ロードインプレッション・EK10マーチ・K10マーチに関するカスタム事例

2022年03月01日 22時15分

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ek-10stとやま日産 マーチ EK10

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マーチスーパーターボCGロードインプレッション

出典、CG誌1989年4月号P128~P129再録。

<b>CG ROAD IMPRESSIONS

Real Dynamie Nissan March Superturbo</b>
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<b>「ウワァーすごい顔つきになったなー」、これが、初対面の印象だ。
元々すっきりした顔つきをしていたマーチは、今回のフェイスリフトで
フェスティバにも似た、さらにクリーンなフロントマスクを与えられた
のだが、専用グリルと大型フォグランプで武装されたこの「スーパーターボ」は、それら一般のモデルとは明らかに趣を異にする表情でわれわれの前に現れた。
しかし、車は顔じゃないさ、と思いながらクラッチをィ静かにつないだ一瞬の後、初対面の嘆きは驚きへと変わっていた。</b>

<b>■MA09ERT ツインチャージャーエンジン</b>
1982年末のデビュー当初から、基本的なモデルチェンジを受けずに生産されているマーチは、今回のマイナーチェンジによって国産車としては異例のロングライフを勝ち取ったといってよいだろう。それはともかく、今回のマイナーチェンジの目玉は、何といってもこれまでラリースペシャル「マーチR」専用として、月に僅か10台程度のペースで生産されていたMA09ERTエンジンを積む「スーパーターボ」がラインナップに加えられ月販1000台という高い目標を掲げて登場したことだ。

リッターあたり118HPという国産最高の比出力を持つMA09ERTエンジンそのものは、既に、「リトルダイナマイトカップ」レース用のパワーユニットとしてマーチに搭載されている。ブロックは普通のマーチものと基本的に共通だが、スポーツの世界で排気量のターボ係数1.7を乗じても1.6Lクラス内に収めるべく、そのMA10S(68.0×68.0mm、987cc)のボアを縮め、66.0×68.0というロングストロークに改められている。これで排気量は930cc、換算値1581ccとなるわけだ。(ちなみに国内の車両規定ではラリー、ジムカーナとも係数は1.4だが、それでも換算値は1302ccで1.3L~1.6Lのクラスになる)。興味の対象であるルーツ式スーパーチャージャーにはターボを経由したエアが供給され、出口は空冷式インタークーラーに連なっている。作動領域はボトムエンドから4000rpm+までで、始動時、低負荷時・高回転時には電磁クラッチで作動を停止され、吸気をバイパスルートに流すことによって駆動損失を防ぐ。一方、低回転域をスーパーチャージャーに任せることにより、ターボチャージャーのほうはより過激な性格を与えられている。つまりMA10ETのHT10はA/R比で2倍の0.6、コンプレッサー径で14mm増しの56mmという具合だ。この結果として最大過給圧は700mmHg(0.93バール)に設定され、インテグラーレの1バール、959の0.9~1.0バールに匹敵するものとなっている。むろんこれに耐えるべく、エンジン本体もピストンのクラウン部肉厚増大、ピストンピン径の拡大など手が加えられている。得られるパワー、トルクは110HP/6400rpm、13.3mkg/4800rpmで、5段MT車(何とこれほどの過激モデルであっても3段ATが選択できる)のパワーウェイトレシオはちょうど7kg/HPとなる。

<b>■テーマ8・32に匹敵する加速性能</b>
 さて、ローギアでスロットルを全開にした時ドライバーに襲いかかってきたのは、猛烈なトルクステアだ。カチャという電磁クラッチの作動音を伴って過給を開始するスーパーチャージャーは、ほぼアイドリングから威力を発揮し、右へ左へボディの鼻先を揺さぶる。ノンパワーのステアリングはロック・トゥ・ロック3回転と比較的速いレシオを与えられており、据え切りでは思わず内掛けで回したくなるほど重いからこのトルクステアを抑えるのは一苦労だ。しかもスロットルを戻すと、マウントの容量が足りないのかボディ全体が揺動するほどのスナッチを示す
からスムーズな発信をするためには出来る限り優しくスロットルに接する必要がある。1、2速での加速は暴力的とさえいえる。小型で見えにくいタコメーターの上昇を冷静に観察できるのは3速にシフトアップしてからで、試みに1000rpmからフルスロットルを与えたところ、2000rpmまでは、いかにも苦しげだが、それ以上では滑らかさと力強さを回復、4500rpm以上では高速型ターボの威力で一段とその上げ足を速めた。レブリミットは、只のSOHC2バルブとしては高めの7000rpmに設定されており(ゼブラゾーンは6300rpm)、そこでレブリミッターが確実に働くから、シフトダウン以外ではオーバーレブの心配は無い。JARIで計測した動力性能では別表※のとおりで、リッターカーや1.6リッタークラスは言うに及ばず、ソアラ・ツイン
ターボなどの国産2リッター級をも凌ぐものであり、少なくとも400mまでは、デルタ・インテグラーレ、テーマ・フェラーリーにさえ匹敵するという凄さだ。最初はあまりの速さにスピードメーターの方を疑ってしまったが、誤差は常識の範囲にあり(メーター100km/hで実測95.7km/h)、針が宙を舞う実測179km/h付近でリミッターが作動した。

<b>■こいつは手強いゾ</b>
これだけのパワー、770kgという車重、基本設計を6年前に遡るシャーシー、これらの要素から導き出されるハンドリングの答えは、そう、ジャジャ馬だ。この車にとって175/65R13のポテンザR88は完全に力不足であり、ビスカスLSDをもってしてもホイールスピンは抑えることができない。発信加速を計測する際はクラッチミートに細心の注意を払ったが、それでも4000rpmを超える回転で繋ぐと、スロットルオフ以外にホイールスピンは抑える術はなく、まだスーパーチャージャーの受け持ち回転域である3500rpmでスタートした時に最高のタイムが得られたほどである。だから、2速までのタイトコーナーからの脱出では向きが完全に変わるまでフルスロットルは避けるべきで、安易にパワーを与えると、内輪がスピンしてステアリングの重さは大幅に変化し、しっかりと握ってなければラインは乱されるばかりである。また、前ページ※の写真のとおり、後内輪は進入の段階から直線に戻るまでリフトし続け、それをドライバーに気づかせはしないものの、ストロークの短さを証明している。ただし、コーナリング中常に強いキャスターアクションを示すステアリングは、ラック・ピニオンらしく前輪とのタイトな関係を実感させて頼もしい。また意図的なスロットルオフやブレーキングでもコーナリング中テールが流れることはまずないから、その面からいえば一概に危険なハンドリングと決め付けるわけにはいかないだろう。

<b>■手放しで褒めたいところだが・・・・</b>
燃費は、早いスペースのハイウェイクルージングで10km/L、JARIでの全開区間では5.9km/L、総平均で7.9km/Lのデーターを得た。計測区間を除けば平均8.4km/L走るのだから、パワーに免じて充分許容できる範囲だろう。つまり、この車の最大のポイントであるエンジンはほぼ満足できるものである。しかし、タイヤも含めて駆動系はもう限界に達している。5段ギアボックスはシンクロが弱く、回転を確実に合わせないと特に2速には入りにくく、時にはギア鳴りを伴った。ステッチが過大なことも洗練度の低さを物語る。
 それでもこの車はこれでいいじゃないか、と納得させてくれるだけの魅力を持っている。高性能車すべてが洗練されていくなかで、古臭いほどの荒々しさを残す車があってもいいはずだ。ただ問題なのは、この車が妙に若者に媚びた作りをしており、しかも月に1000台というのは決して少数とはいえないことだ。これだけの車なのだから、Rほどの少数生産とまではいかなくとも強い自制心を持つ本当の好き者のためにだけとっておいてほしかったのというのが、テスト中幾度もプッツンしかかった筆者の偽らざる心境である。

■加速と最高速度■

●発進加速―距離
-----------------------------------------------------
・・速度 / 時間 (到達速度) 
・0-50 m  4.5秒 (71km/h)
・0-100m  6.6秒 (92km/h)
・0-200m 10.0秒 (117km/h)
・0-400m 15.5秒 (141km/h)
・0-1000m 29.1秒 (169km/h)

●発進加速―速度
-----------------------------------------------------
・・速度  /  時間
・0-40km/h 2.3秒
・0-60km/h 3.6秒
・0-80km/h 5.2秒
・0-100km/h 7.7秒
・0-120km/h 10.0秒
・0-140km/h 15.6秒
・0-160km/h 23.1秒

●最高速度<7000rpm
-----------------------------------------------------
・5速 ― (リミッター作動)
・4速 173km/h
・3速 131km/h
・2速  93km/h
・1速  55km/h

●追越加速
-----------------------------------------------------
・・・・・・・・・2速  /3速 /4速 /5速
・20-40 km/h 2.2秒 4.1秒 5.8秒 10.1秒
・40-60 km/h 1.8秒 2.8秒 4.2秒 7.5秒
・60-80 km/h 1.7秒 2.7秒 4.1秒 6.0秒
・80-100 km/h ―― 2.6秒 4.2秒 6.6秒
・100-120km/h ―― 2.9秒 4.2秒 7.7秒
・120-140km/h ―― ―― 4.9秒 8.8秒
・140-160km/h ―― ―― 7.3秒 12.1秒 

<b>出典カーグラフィック誌/原文report 塚原久
採録、ダブルチャージクラブ所有資料。</b>

<b>関連インプレッション</b>
http://minkara.carview.co.jp/userid/139692/car/35451/63721/note.aspx

http://minkara.carview.co.jp/userid/139692/car/61409/115753/note.aspx

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