カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・ライフに関するカスタム事例
2024年05月10日 17時58分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ第265弾
ホンダ ライフ(5代目 JC型)
この前のN-WGNの最後で、次回はN-WGNの実質的な先代型に当たる車両をレビューするとお伝えしましたが、こちらになります。日本国内では最後のモデルとなった、JC型ライフです。海外ではライフの名は残っていますけど、フィットの姉妹車として販売されていますので、かつてのライフとは全く異なる車両になっています。そんなわけで、N-WGNが販売する前にホンダのトールワゴンの主力だったライフを見ていきましょう。
JC型ライフとは?
『ライフ(LIFE)は、ホンダを代表するハイトタイプの軽乗用車。シンプルで実用的な「C」/「G」タイプ、精悍でスポーティな「DIVA(ディーバ)」シリーズの2タイプ。今回のマイナーチェンジでは、「G」では、新デザインフロントグリルの採用、プロジェクタータイプのヘッドライトへ、常時点灯3眼メーターを採用、等。「ディーバ」は、新デザインフロントグリルの採用、プロジェクタータイプディスチャージヘッドライト、ブルーイルミネーション付きの常時点灯3眼メーターを採用、ドアミラーウインカーを標準装備、等。「G・スマートプラス」「DIVA・スマートスタイル」は、ベースである「G」「DIVA」に対して、スマートキーシステム、イモビライザー、オートエアコン、チルトステアリング、等を追加。ボディカラーは新色2色を含む、全14色のカラーバリエーションを設定。エンジンは、660cc直列3気筒i-DSI 52馬力/6.1kgf・mと、i-DSIインタークーラーターボエンジン 64馬力/9.5kgf・mの2タイプを設定。インパネシフト式4速ATのみとの組み合わせ。』
(goo-netより引用)
という感じです。今回の車両は、2010年のマイナーチェンジでグリルが変わったモデルで、Cグレードという一番安いグレードです。途中の改良でプライバシーガラス、ホイールキャップ、ABSが付いたりしていますが、今回のモデルは後期でも初期のモデルになりますので、これらの装備は付きません。いわゆる、営業車として使うようなグレードです。新車価格は95万5000円、四駆で108万4000円です。100万円切りで買えちゃうモデルです。
外装
外装はN-WGNと比較すると結構印象が違いますね。標準モデルでも、グリルやメッキパーツの仕様で、少し迫力のある顔になっています。ヘッドライトが少し出っ張っていますが、後ほど触れますけどこれは車幅把握にも使えます。サイドはこのグレードですと、素ガラス・無塗装ドアミラー・無塗装ドアハンドル・鉄チンホイールと、いかにも商用車らしい見た目をしています。一般の方なら、中古でお探しの場合はGグレード以上を選ばれた方がよろしいのかなと思います。リアは主張があるフロントと比較すると控えめです。ただ、テールランプの一部箇所がクリアになっていたりします。見ていくと、これは結構賛否両論ありそうな外観なのかなと思いました。
内装
今回の車両、社外のシートカバー付きでしたので、少し違う点はご了承ください。内装はドア側はもうハードプラです。安っぽいねの一言です。Gグレードでも一緒ですが、Gスマートプラスやディーバを選ぶと、ドア側の肘置き箇所がファブリックとなります。ドアハンドルもそちらだとメッキ装飾付きです。ダッシュボードとかも基本的にハードプラです。Cグレードでしたらこれで良いとは思います。ただ、Gスマートプラスとかディーバはメーター周辺の部分がシルバー塗装になったりピアノブラックになったりするので、見栄えは良くなります。ただ、先代と比べると、質感はそこまでかなとは感じてしまいます。シート自体は結構柔らかい印象でした。今回乗って、お尻側が痛くなったので減点します。その辺りのサポートがあまり良くない印象です。で、残念なのはCグレードの場合チルトステアリングやシートリフターが無いこと。これのせいでハンドルと膝回りの空間が狭く嫌ですね。Cグレードの場合ここは減点としますが、Gグレード以上はチルトステアリングが、Gスマートプラスやディーバの上級グレードでダイヤル式のシートリフターが付くみたいなのでご安心ください。室内照明は豆球です。収納自体は、ある程度はあります。ただN-WGN程ではないかなとは感じます。ペダルレイアウトは良く、足をパンと出すとしっかりブレーキを踏めるのは良い点です。シフトはストレート式で、節度感はまぁ悪くはないかなと。ただ、Nレンジを通り過ぎてしまいやすい印象はあります。エアコンはダイヤル式です。節度感は問題なし。上のグレードはボタン式になります。続いて助手席。スライドさせて17cm〜平手が入らないくらいの空間があります。座るには、足元空間の傾斜が結構あり、あまり快適には座れないかなとあくまで私は思います。続いて後席です。ドアを見てみると、ドリンクホルダーが上側に設けられている点は素晴らしいです。ここだと取りやすい位置ですね。シート自体はやや固めになります。ただ、シート端側が沈み込んでしまうので、ここはどうなの?とは感じます。ただ100万円切る安い車なのでここで減点にはしません。同じくシート端が沈み込むホンダeなら減点対象ですけどね。身長177cmの私で頭上空間は拳3.5個、足元空間は20cmあり、広さは十分ですね。角度調整もしっかりできます。ドアの開閉は軽自動車にしてはそこまで安っぽさは無いと思います。剛性感は勿論今の軽自動車と比較したら無いですが、悪くはないかと。
車幅は外装で申し上げましたが、ヘッドライトの出っ張りがあるため掴めます。ワイパーはこの個体はガッツリ見えてますが、中古車サイト見てもらうと分かると思うんですけど、本来ならワイパーは綺麗に隠れます。ここは良いポイントです。
荷室
シートを倒した姿、撮り忘れました。すみません。倒す前は大体ですが幅は91cm、奥行き39cm、高さ98cmです。開口部まで10cm段差があるので、重たい物はしっかり取り出せないかなと。シートは倒してもフラットにはなりません。18cm段差があります。ムーヴとかはフラットになるので、ここは残念です。倒した場合は奥行き121cmになります。
幅は狭いですが床下収納もあります。
前席と後席はつながります。これなら車中泊にも行けそう。
ヘッドライトはハロゲンです。テールランプも豆球。この時代の軽自動車ならこれで構わないです。
タイヤ
155/65R 13インチです。Cグレードの初期モデルは鉄チンホイールです。ディーバで14インチアルミホイールになります。
メーターはシルバー塗装のシンプルな物です。まぁ良いんじゃないかと。
搭載エンジン
P07A型の52馬力。4ATになります。先代型は軽く街乗りしてみた程度でしたが、実際色々乗ってみてどうだったのか。アクセルは残念です。建て付けが悪いです。踏んだ感触も1割くらい遊びなので非常に違和感があります。減点です。ブレーキはそこまで効きは良くないですが、ブレーキタッチの悪い軽自動車が当時色々あった中だと、まだマシな方かなと思います。ブレーキタッチはある程度重さがあり違和感は感じません。サスペンションはやや硬めです。N-WGNと比較すると、少し段差をダイレクトに感じやすい印象を受けます。リアの突き上げもやや感じる印象でした。ただ、初代スペーシアや5代目のワゴンRみたいに、硬すぎて乗ってられないサスペンションでは無いのでご安心を。ただ、女性が乗ることを考えると、もう少しソフトにしてあげても良かったのかなとは思います。加点でも無ければ減点でもない、微妙なサスペンションです。加速の反応はATということもあり早くて良いですね。ですが、パワーが52馬力なので、N-WGNと比較すると明らかにパワー不足感は否めないです。特に坂道だと遅すぎる!と感じてしまいました。ターボモデルを選ばれた方が良いと思います。静粛性は無いです。特に高速道路はエンジンサウンドが煩いです。ロードノイズも結構入ります。停車時はシートやフロアが大きく振動し不快なレベルです。ここも減点します。ハンドルは適度な軽さで良いと思います。あまり評価には関わりませんが、高速道路での印象は、合流加速は明らかにN-WGNと比較したら遅いです。ただ、直進安定性はN-WGNと比較したらまだあるかなという印象で、繋ぎ目を超えた際も1回でしっかり振動収束してくれるので、高速道路での乗り味はサスペンションがソフトなN-WGNより良かったです。
まとめ
良いところ
・ペダルレイアウトが良い。
・シフトがストレート式。
・エアコンがダイヤル式。
・前席と後席が繋がり、車中泊も余裕。
・車幅把握はしやすい。
今回は加点箇所無し。
悪いところ
・シートが柔らかく、長時間の乗車だとお尻側が痛くなる。−0.5点
・アクセルペダルの建て付けの悪さ。−0.5点
・停車時の振動が気になる。−0.5点
・Cグレードの場合だが、チルトステアリングやシートリフターが無く膝回り空間が狭い。−0.5点
評価:3.0点 普通。よく見てから検討しましょう。
今回のCグレード、NAモデルの場合の評価はこんな感じです。ターボモデルですとか、上のグレードだとまた点数は変わってくるとは思います。加点箇所が無く、減点箇所が目立ってしまったため、今回のJCライフの9段階評価は3.0点とさせていただきます。当時のライバル車だと、4代目ムーヴとか2代目eKワゴンにまだ乗れてないので、そちらとの比較もしてみたいところです。ではまた次回の車で。