スカイラインクーペのR34・フォグランプ・ドライビングランプ・PIAA696・GT-Rに関するカスタム事例
2020年05月31日 22時52分
R34スカイラインのフォグランプ取り付けをまとめます。
対象はBNR34、ER34、ENR34、HR34です。(誤ってる場合はご指摘ください。)
まず、R34スカイラインは、純正オプションとして、フォグランプの設定があり、純正オプションフォグランプ非装着車であっても、配線がひかれています(ヒューズはボンネットのヒューズボックス)。
つまり、この純正配線を活かすことで、ヒューズや社外リレーを使った余計な配線でゴチャゴチャせず、スマートにフォグランプの取り付けが可能です(運転席足元のグロメットから配線をボンネットに引き込まなくて良いです)。
当方はアブフラッグのバンパーのため、PIAA696というフォグランプ(厳密にはドライビングランプ)をこれから記載する方法で装着しました。
不明点があれば問い合わせください。可能な限り回答します。
まず、取り付けに必要なもの。
①車外ハーネス:ボンネットの中にあるカプラーからフォグランプに取り付けるHIDに配線するために使用します。
②車内ハーネス:運転席足下にあるカプラーからフォグランプスイッチに配線するため使用します。(絶対に必要!理由は後述します。)
③フォグランプスイッチ:フォグランプのオンオフをするため使用します。詳細は後述。
④55W HID:フォグランプに取り付けます。(LEDと悩んだけど、HIDのほうが信頼感があったので選択)
車外ハーネスは、運転席側のヘッドライト裏でラジエターの横あたりにある純正ハーネスにカプラーがありますので、接続します。
あとは車外ハーネスのギボシからフォグランプのHIDに接続するだけで終わりです。
したがって、フォグランプじゃなくても、ボンネットから配線するような電装品(例えば、イカリング、デイランプ、ストロボ、ネオンなど)であれば、何でも接続できて、運転席からオンオフできます。
車内配線は運転席足下にあるカプラーに接続します。
裏のほうに隠れてるので、運転席足下に上半身突っ込んで探さないと見つけられません。
ヒューズボックス周りの内装は邪魔なので、可能な範囲で取り外したほうが作業しやすいです。
前述で車内ハーネスが絶対必要と記載した理由は、あまりにもカプラーが奥で狭い場所にあるため、切断して、ギボシ、はんだ付け、エレクトリカルタップ類での接続が不可能だからです。また、奇跡的に器用で可能だとしても純正のハーネスを切断するのに抵抗があります。
車内ハーネスにはインジケーターランプ用のアースがありますので、適当な場所へアースを接続します。
余談ですが、純正オプションのフォグランプの中だとBNR34用はアースがなかったので、インジケーターランプが光らないと思うのですが、アース着きのハーネスに変更することで、点灯するようになると想定してます。
日産お客様相談室から取り寄せした車内の配線図です。
日産お客様相談室から取り寄せした車外の配線図です。
車内ハーネスには、大きな問題があります。まず、R34純正オプションフォグランプはASSYでの販売しかなく、現在は廃盤です。時々ヤフオクで中古が出品されますがASSYで4~5万と高額(PIAAなどの社外フォグランプを取り付ける場合は、純正のフォグランプ本体は不要ですし。。。)。
じゃあ配線コムなどのサイトから購入し、回路図のとおり自作すればいいじゃないかと思うかもしれませんが、車内ハーネスに使われているスイッチに接続するコネクター(M06FB)と純正車両ハーネスに接続するコネクター(NS04MW)は、市販されてませんので、自作不可能です。
したがって、ヤフオクで格安価格でスタートするのを上手く落札するのが現実的な方法となります。
フォグランプスイッチについては、現在もディーラーで単品注文可能です。部品番号は画像のとおりです。
また、ばらして接点について調べたところ、フォグランプスイッチをオンオフすることで、中の接点が通電される仕組みとなっており、オンにするとフォグランプとポジションランプが点灯するようになってます。インジケーターランプ用の豆電球は、オンオフに連動ではなく、常時通電です。
したがって、ただのスイッチですので、画像のとおり接続しなくても(例えば、ポジションランプとフォグランプの場所が逆、+と-が逆)特に問題ありません。
スイッチについてはインストロアパネル下の左右好きなほうに着ければ良いと思います。
一般的には右側のレベライザー横に着けると思いますが、ER34ではトラクションコントロールスイッチがある左側へ当方は着けました。
最後に狭くて奥まったとこにある純正車両ハーネスのカプラーに着いて、テスターで仕様を確認したところ、フォグランプの配線とポジションランプの配線であり、それぞれをショート(接続)させるとフォグランプ側はボンネット内のカプラーへ12Vが流れ、ポジションランプ側はポジションランプがオンになります。
純正フォグランプスイッチで、フォグランプとポジションランプが同時にオンオフするのは車検適合のためと考えられますので、前述したとおり他の電装品のスイッチとして使用する場合は、ポジションランプ側の接続を止めれば良いです。
ばらしたついでに、レベライザースイッチとフォグランプスイッチを赤LED化しました。