車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例

2020年06月18日 00時37分

このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。

一泊二日の草ヒロ旅～in長野～(81)

本日の草ヒロ(放置車両)シリーズ
今回は“日産チェリークーペ 1000GL E10HT”です🙏

さてさて、本日も非常に珍しい1台、チェリーをご紹介させていただきます😊👍
実はこちらのチェリーの目の前には高速道路が通っており、草が枯れる時期になると高速道路からも姿が見られるようになるそうです😅
そんな立地に置いてあるからか、草ヒロ界隈ではそこそこ有名な気がします…🤔
斯く言う僕も存在こそ知っていましたが、詳しい場所は知らなかったため、最初は訪問できるか不安でした💦
そんな中、同じ愛好会メンバーの石原むさしさんから「スキー教室へ行く途中のバスの車窓から見えたよ」と連絡があり、ありがたいことに場所をお教えいただき、晴れて訪問することができました😄

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからはいつも通り車両解説に移らせていただきます🙇
こちらの“チェリー”というクルマは、当時の日産自動車が急激に拡大していた大衆車市場のラインナップを強化するために開発された小型車で、コンパクトなボディにエンジンをフロントに横置きして前輪を駆動するFF方式を採用したことが最大の特徴です😁
当時の技術水準では、FF車は左右のドライブシャフトが不等長となり、駆動を伝えるとハンドルが取られてしまう、所謂「トルクステア」になりがちでしたが、こちらのチェリーは、それらのFF車特有の問題点を解決したモデルとも知られています😍
「カプセルシェイプ」と呼ばれたセミファストバックのスタイリングには、ユニークなアイラインウインドウを採用💊
室内空間の広さは1500ccクラスのクルマと同等であったそうです😆
サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リアにセミトレーリングアーム式を採用した4輪独立懸架式で、「H.H.S方式」と名付けられました😃
こちらの“GL”というグレードは、同社のサニーと同じ988ccのA10型エンジン仕様ですが、同時に発売された“X-1”というグレードには、ツインキャブレターで武装した1171ccのA12型エンジンが搭載され、日産ワークスチームが積極的にレースに使ったことで有名です☝️😲
このように、老若男女とかなり幅広い層を狙った1台が、この“チェリー”というクルマなのです🍒