自滅の刃 さんが投稿した整備士の小話に関するカスタム事例
2019年12月23日 20時07分
自滅の刃の中の人、ダースベイダー岡田です😆 今は特発性大腿骨頭壊死症とか言う難病で貧乏生活してます😭 だけど知恵と工夫でなるべく安く普通の車両をゲテモノにしてます🤤 CARTUNEを始めた時に乗ってたのがHA36Sアルトワークスで前からの見た目が何となくダース・ベイダーっぽかったのでこの名前になり、ダース・ベイダーのコスプレでオフ会参加して以降は何かしらコスプレして参加してますw 今はマジェスティ125でアカウント名通り鬼滅の刃のコスプレをして極希に現れます。
今日は調子がいいので…
また元整備士の小話です。
この謎のシリーズ需要あるのかな?
まあいいや!
今回は思わぬ珍客シリーズ
珍客その1
ある日の夜のお話。
深夜に閉店準備を行なっていた時の事じゃった。
暗い中工場に歩いて入って来る二つの人影が見えたそうな。
何やら一人はスクーターのような物を押しているようじゃった。近くまで来たところで分かったのだがそれは若い二人組の女性であった。どうやら125ccのスクーターのリアタイヤが空気抜けて走れなくなってしまったようじゃ。先輩が来て他にやる事がある私と代わって対応してくれたのじゃった。どうやらパンクではなくエアバルブの虫ゴムが緩んで漏れていて数分で修理完了したのじゃった。若いのに良くできた子達でわざわざフロントに行き料金を支払おうとしたのじゃった。
先輩「空気入れた位じゃ無料っすよね?」
フロント「ん?だってもう営業終了してるし俺は知らんな。だってこっちで受付て伝票出してないし。」
このエロ親父供!!
そして後日差し入れでお菓子を持ってきてくれたそうな。まぁ、よくできた子達じゃった。
珍客その2
ある朝の開店準備中に1台のフィットが飛び込んで来て工場入口に横付けしたのだった。運転手は40代位の女性で苦しそうにしている。
この女性は実は近くの病院の看護師で出勤途中に心臓に違和感を感じて自身の長年の知識で心筋梗塞だと判断してたまたま開いていたうちの工場に助けを求めに来たのだった。
すぐにこちらで救急車を要請して搬送されて行った。
次の日に彼女の両親が菓子折持参で車を引き取りに来て分かったのだがやはり心筋梗塞で一応入院しているが素早い対応で命に別状はなく後遺障害も無く今はもう元気だという事だった。ちなみに搬送されたのは自身が勤めている病院との事だった。彼女は一応職場にたどり着く事もできたのであった。それにしても長年の勘は凄いと思った。
珍客その3
どこからやってきたのか分からないが1匹の痩せ細った小柄な猫が工場の外に住み着くようになった。仕方がないので支店長が餌を買ってきて与えていたのだが全然食べないらしい。私は過去に猫を飼っていたので状況を見たところ、とても人懐っこい性格で人間を怖がる様子はなかった。もしやと思い部品庫の片隅に置いてある餌を見た。
1番安いクソみたいな餌やん!支店長ケチだなぁと思った。次第にその猫は工場内で整備をしている私の足元にやって来るようになった。多数の大型車が往来するところをうろちょろするのでこっちも気が気じゃない。仕方ない。
それが今は亡きうちの家族の一員であるミーさんだった。