デミオのオイル総選挙・elf党・SUNOCO党・RESPO党・モービル党に関するカスタム事例
2022年10月15日 22時11分
オイルがテーマ!
…とは言っても普段から言いたい事は言ってしまってるので、今まで使ったオイルの解説や感想を述べたいと思います。
オイル総選挙はelf党、RESPO党、SUNOCO党、Mobile党の全部に投票します🤣
みんな用途が違いますので!
1代目 JXTG ディーゼルエクストラ 0W-20
(純正オイル)
納車されてから5万キロくらいまではディーラーで0W-20の純正オイルを使っていました。
純正なので普段乗りでは問題ありません。これを使用してた時は油温計など付けていなかったので正確なインプレッションは不明です。
この頃はただの定期的に変えるだけの消耗品としか捉えておらず、純正の性能やフィーリングが当たり前だと思っていました😅
2代目 DL-1 RESPO DIESELSPORT 5W-30
ずっと脳死で純正オイルを使用していましたが、エイトさんに教えて頂き使い始めたオイルです。
純正からいきなりDL-1の規格で1番良いオイルに変えたので変化は一目瞭然でした。
踏むとどの回転域でもトルクが増幅し、加速がとても楽しくなります。
4千キロ以上使っても低温時のフィーリングに変化は少ないです。
ベースオイルはPAOとエステル。
エステルによってエンジン始動時の被膜を形成するため摩耗に強く、エステルの苦手な低温や高温時はPAOによって粘度を保ち潤滑させます。
反ニュートン性質も少し持ち合わせているためか、エンジン保護性能はピカイチですが油温が上がるスピードが若干早いです。劣化してくると油温上昇が更に早くなります。
3代目 DL-1 WAKO'S MULTIROAD 5W-30
本当なら使う予定のなかったオイル。
いつもエイトさんと同じショップでレスポを入れていましたが、事前にエレメントとセットで予約したにも関わらずエレメントが無いから再度来いと言われ、ちょっと腹が立ち地元のショップで急遽入れたオイルです(笑)
オイル交換できなかったら往復2時間無駄になるので😅
話が逸れました。感想ですが、本当にオイル交換したのかってレベルで5千キロ走ったレスポと違いが分かりませんでした💦
純正オイルからワコーズにしたら多少は違いは分かるかと思います。
スペックを見る限りではVHVIとPAOのブレンドと思われますが、添加剤モリモリのオイルなので3千キロくらいが限界でした。その後はまたレスポに戻ります。
4代目 C3 wynn's Longlife04 5W-30
性能的には今でもレスポのDL-1で充分だと思っています。が、赤城の上りで油温上昇を起こしブースト制限がかかってしまうのはレスポでも防げませんでした。
そんな時、ターボの修理が終わりディーゼル専門店でお勧めされたのがwynn'sのオイルでした。
wynn'sはマツダに添加剤を作ってくれと頼まれる程に添加剤に特化したメーカーです。添加剤と言えばWAKO'Sが思い浮かびますよね。それもその筈、もともとWAKO'Sはwynn'sの輸入代理店でした。
「今まで添加剤とかオイル取扱ってきたけど、色々分析できたから自分達で似たようなモン作ってみようぜ?」
となり営業ルートとかを全部自分たちの商品に置き換えちゃったのがWAKO'Sです🤣
その証拠にWAKO'Sはwynn'sの商品の成分を丸パクリし過ぎて怒られたこともある位にノウハウを継承しています。(OEMとして取り扱ってる物もあり)
wynn'sはペンシルバニアに油田を持っており上質な鉱物油を生産しています。
それを活かして鉱物油を化学合成油レベルまで精製し、BMWの規格を取れる程になった(ロングライフ04はBMWのオイル規格)VHVIを使用したC3です。
1万キロくらいは余裕と営業の方は仰ってましたが、結果は…オープンザプライス!
イチ・ジュウ・ヒャク・セン・6000!
オイル鑑定団の結果は6千キロでボロボロです😂
フィーリングは可もなく不可もなく。
赤城の上りも駄目でしたw
5千キロ越えたあたりですぐダレて限界を感じましたが2万円が勿体なかったのでもう千キロ乗りました(笑)
5代目 C3 SUNOCO SVELTEURO 5W-30
レスポに戻したいところですが、C3のHTHS粘度(高温負荷時の粘度)は魅力的だったのでC3で似たようなオイル無いかなと模索。
見つけたのがBRIDGESTONEの直営店舗でも取扱っているSUNOCO(日本サン石油)のスヴェルトユーロです。
本州だと知名度が少ないですが、熊本ではSUNOCOのガソリンスタンドがあったり、エアコンオイル世界NO1のシェアを誇り油田を持っていて大手に位置づけられます。結局は大手=開発費が多い。なので良いオイルに直結します。
エステル配合と書かれていますが、流動点が-35℃なのでエステルとVHVIのブレンドオイルと思われます。PAOが入ってると流動点はかなり下がります。なので流動点が-43℃のWAKO'SオイルはPAOとVHVIのブレンドと判断できます。
PAOベースだと-50近くまで下がります。
スヴェルトはエステルとVHVIなので、エステルとPAOのレスポよりかはベースオイル単体で見ると劣ります。
感想は…低回転域のトルクが今までにないくらいアップしました!2千回転以上はカラッきしですが、最大5千キロ近くまで乗った時もフィーリングの劣化は殆どありませんでした✨
街乗りで考えるなら抜群にメリットが大きいです😆
しかし赤城の上りは駄目でしたw
6代目 C3 Mobile1 ESP 5W-30
暫くスヴェルトで落ち着く予定でした。
がしかし今までPAO主体のオイルというのを使ってみた事が無かったので買ってみました。男は度胸!なんでも試してみるもんさ。
流動点が-48℃なので殆どPAOです。
PAOについての説明↓(ミカドオイル様から抜粋)
『PAOは化学的に合成して製造するためオイルの安定性を邪魔する硫黄分などの不純物を含まないとても優れたベースオイルです。
長所として①粘度指数が高い②低温流動性がよい③引火点が高いため蒸発しにくいなどがあります。たとえば粘度指数は鉱物油が100程度に対してPAOは140程度あり、添加剤を一切入れないベースオイル段階で粘度指数140というのはとてもすごい性能と言えます。低温流動性も鉱物油のマイナス10~20℃程度に対してPAOは約マイナス60℃まで凍りません。低温で柔らかく、高温で粘度を保ち、かつオイル減りが少なく、長持ちする理想のエンジンオイルを作ることが出来ます。』
噛み砕かずとも分かりやすかったので引用させて頂きました。書くのが面倒になった訳ではありません!w
感想ですが、回転を上げた時の加速がスンゴイ気持ちよくなりました!まるでガソリン車に乗ったような気分になり、4.5千回転ずっとブン回しながら走ると超楽しかったです😆
✨赤城の上りも余裕でクリア✨
…という訳でぶん回しまくって乗った結果、DPF再生が120キロくらいまで落ちたり3千キロ手前でオイル劣化してしまいました😅
ですが、ですが!エンジンをガソリンにしたかのような高回転でグングンとトルクが出るフィーリングは素晴らしいものでした✨
7代目 C3 elf EVOLUTION LLX 5W-30
かなりDPFとエンジンを酷使してしまったので、2千回転以上をなるべく回さず最高のエンジン保護と洗浄をしようと買ったのがEVOLUTIONです。
このオイルは低回転域や高回転域で凄いトルクを感じる…なんて事はありませんしフィーリングも至って普通です。
何が凄いかと言うとエステルで摩耗を防ぐのは勿論、清浄分散剤の能力(比率?)が非常に高くエンジン内に残っているスラッジを綺麗に取ってエンジンの調子を取り戻してくれます。
Mobileから変えた直後の一発目は汚れをかなり吸収して3千キロいく前にオイル汚れの警告灯がつきました。オイルがスラッジだらけになるという事はそれだけエンジン内に汚れが溜まっていたという事です。2回目からは汚れもなくなり快適に走れるようになりました。
DPF再生も200キロ超える程度まで回復し、実燃費も20キロ近くまで戻りました。
今後暫くはエルフで落ち着くと思われますが、また面白そうなオイルが出てきたら試してみようと思います😊