M3 クーペの夏の終わり・E30M3・IDING M3・E36 M3に関するカスタム事例
2022年08月27日 11時41分
はじめまして E36に乗って20年あまり、コツコツ改造してここまで来ました。1980年代から90年代のDTM車両を目指して車両を作り上げました。E36のM3には、M3BとM3Cがありますよね!でもM3Aが無いんですよ、きっとDTMでしか走っていなかったS14エンジンを積んだE36がM3Aだと勝手に決めつけて(笑) E36M3Aと呼んでます。
【思い出の車 / BMW E30M3_IDING STAGEⅡ】
E30の最終形M3 | BMW E30M3_IDING STAGEⅡ
■仕様
エンジン
S14B23 2,302cc
直列4気筒NA
200hp / 6,750rpm
IDING STAGEⅡ
LSD
ファイナルギア 4.1(変更)
LSD / CUSCO製1.5way
キャリパー
E36M3C純正キャリパー | 前後共
サスペンション
E36M3C用ビルシュタイン製24段階可変ダンパー
車重
純正1,200kg
ホイール
E34M5純正 | 9J +22×4本 アロイホイール
何台かE30を乗り継いで、辿り着いたのがE30M3でした。この頃は、「BMWは6気筒でしょ!」って勝手に思ってました。でも、ツーリングに行くとE30集団を牽引するのは、やはりE30M3であり、なぜ速いのか考えていました。当然、エンジンは2.3Lと2.5Lとあり、後者はいわゆるSportsEvolutionⅡと言い、古き良きDTMでしのぎを削った時代の闘う車輌でした。※DTMのホモロゲーション取得の為、全世界500台以上の販売を必要とされたからです。なので、速いのは当然なんですが、E30でも2.5Lもあるし、アルピナの希少車には、ビック6エンジンの3.5Lもいたのに刃が立たないんです。そんな折、メンバーの方からE30M3に乗ってみないか?と言われ、当然同乗させてもらい、E30M3信者になってしまったわけです(笑)4気筒のもつ俊敏なコーナリング、まったく時代遅れと感じさせないエンジンフィール、この時代でも十分軽い車重。どれをとっても戦闘する車輌であり、その凄さを初めて知りました。あれから約2年間は、M3を購入したいと言う気持ちが溢れていました。しか〜し、当時でも十分高いM3を購入するには当然無理でした。
ある時、ショップオーナーから「出物のM3あるけど見に来ない?」って言われ、当然速攻で見に行きました。目にしたのは、何やらM3なんだけどチューナーマークの入ったM3でした。IDENG STAGE Ⅱと言うアイディングチューニングの入ったM3でした。当時、E30M3には、ステージ1.2.3があり、私が見ているのは、ステージⅡでした。この車輌は、エンジンをアイディングに持ち込み、エンジンのみのチューニングを施した車輌でした。コンプリートになると、エンジン、足回り、エアロ等全てがコンプリートな1台であり、その価格もすさまじいものがありました。この車輌のエンジン仕様としては、ピストン・バルブ等変更、各部ポート研磨、バランス取り等を施されたエンジンであります。さんざん、ショップから聞かされた後、「どう、買わないか?」と天の声を聞き、その後価格を聞いて、一度は撃沈しました。しか〜し、眠れる悪い虫がムクムクと立ち上がり、E34M5を仲間に売却したお金で購入するに至りました。
1.エンジンは購入時のまま
2.脚廻りをE36M3Cへ変更(前後とも)
3.エギゾースト・マフラーも購入時のまま
4.ホイール | E34M5 9J+22純正ホイール4本
M5ホイール12本持ってたんですよね💦
5.サスペンション | E36M3C用
ビルシュタイン製24段階可変ダンパー
7.LSD交換※ファイナル4.1
8.ブレーキパッド |
プロジェクトμRacing777×4枚
※メタルパッド
この車輌は、そもそもチューニングが施されており、軽量化と脚廻り及びデフの変更だけでとてもフィーリングの良い車輌と変貌しました。約6年半ほど乗っていたのですが、M3のもつ軽快で良く回り、前後バランスの良い車輌と言うものを感じ取れたことが、私のBM人生に於いてとても良かったと思います。いろんな峠を楽しみ、みんなと一緒にワインディングを走れたあの時代を忘れられません…。
最終的には、娘の大学費用を捻出するため売却しないといけなかった… 。人生いろいろありますよね〜(悲)購入者は、ドイツでレース車輌ベースにするらしいです。日本の車輌は、世界の中古車に比べ程度が良くヨーロッパの人たちから、逆輸入中古車のターゲットになっているそうです。アメリカでもワイスピの影響でJDM車輌がびっくりするような価格で販売してますよね!これからの世の中、どうなるのかなぁ〜って思ってしまいます。これからもガソリン車(レシプロエンジン)よ永遠に!