車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例

ふらり信州の峠ドライブ(11)

本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“トヨタ タウンエース バン 1600 ハイデラックス TR10V”です😄

前回ご紹介したキャリイWideの一段上にあった個体。
お気づきの方も多かったでしょうが、初代タウンエースです。
こちらもキャリイ同様サビ、欠品ともに少なく、かなりの良コンディション。
こちらの個体はフロントガーニッシュの意匠より、初代の中でも1979年〜1982年生産の後期型と分かります。
前回のキャリイが1977年〜1979年のモデルでしたので、下手したらほとんど同い歳ということになります。
お互いボディの状態は良いものの、車検ステッカーはボロボロに褪せて見えなくなっていたのでどちらが先に草ヒロになったかは分かりませんが、くたびれ具合から察するに2台とも同じくらいの期間仲良くやっていることでしょう。
グレードはこれまた最上級グレードの1600ハイデラックスで、1588ccの2T-Jエンジンを搭載しています。
純正オプションと思われるイエローのフォグランプがとてもお似合いの1台。
色褪せてしまっていますが、左ヘッドライト横に付いているJAFバッジがメチャクチャ渋いです。笑

リアより。
モールやテールレンズの欠品もありません。極上です。
このアングルから見ると、サイドのプレスラインやルーバー状のダクトがとてもカッコ良くて商用車とは思えない凝りよう。

エンブレム類。
よく見るとリアガラスにもJAFのステッカーが貼ってあった形跡がありますね。

1600cc車専用のチェック柄シート。
1600ccモデルはデラックスとハイデラックスの2グレード展開でしたが、内装の違いはデラックスはシートの縁取りが赤茶色ですが、ハイデラックスになるとブラックコーヒーの様な濃い茶色になります。(と言ってもこの個体はかなり色褪せてしまっていますが･･･｡)
どちらにせよ、このチェック柄シートは本当に商用車か！？と思わせられるくらいオシャレな見た目をしていると思いますね……。

タウンエースからの眺望。
ご覧の通りタウンエースは何も無い草っ原の先端からアルプスの山々を眺めていました。
どこか寂しげな背中をしていますが、タウンエースの眼下にはキャリイが居るので今後とも2台揃って余生を過ごしていただきたいところであります。

ちなみに、ここはメチャクチャ交通量の激しい2桁国道沿いから入ってすぐのところで、かつてはエルフやジウジアーロキャリイの草ヒロもあったそうですが今は撤去されてしまったそうな。
今回ここに登って撮れたのは前回のキャリイと今回のタウンエースのみでしたが、この山にはまだ初代タウンエーストラックのキャビンや三菱360等が残っているそうなのでまたリベンジしたいです。