コペンの油圧ユニット・アクティブトップ・オーバーホール・春はオープン気持ちがいいです♥︎︎∗︎*゚に関するカスタム事例
2025年03月22日 21時43分
Oリングセット購入の方からのお問合せが多いのが組み立て後の調整について。
タンク内ネジバルブで開閉速度と各速度のバランスを調整するのだがコツがあるので初めての方はちんぷんかんぷんなんだな。
オープン、クローズには次の動作があります。
①トランク開く(オープン時)
②ルーフ開く(オープン時)
③トランク閉まる(オープン時)
④トランク開く(クローズ時)
⑤ルーフ閉まる(クローズ時)
⑥トランク閉まる(クローズ時)
一番多いのが① トランク開かない。
原因は油圧不足、エア抜き不足。
タンク内調整ネジの下を締めると①が速くなる。
しかし②のルーフが少し遅くなる。
②が遅くなったらタンク内調整ネジの上を少し締める。
するとトランクは速くなるしルーフも速くなる。
ここで問題が。
①②をやると④⑤が遅くなる。
なので今度はタンク内調整ネジを逆に調整する。すると①②が遅くなる。
つまりバランスが重要となる。
タンク内調整ネジの調整はまず上下ともツラから3mm締めた状態を基準としてスタートします。
そもそもだが車両の油圧シリンダーが正常であると仮定しての話。
あとはレール部分もグリスアップして滑りが良い状態でないとダメ。
油圧ホース内の細かな気泡も排出しないとダメ。これは気泡抜けるまでエア抜きするかオイル交換を複数回やって強制排除しないといけない。
油圧ユニットのメンテナンスが出来ない人でもオイル交換、レールの掃除グリスアップ、シリンダーのオイル漏れはチェックしよう。
オイル量はプラスマークの上を上限としてマーク内に位置してればOK
個人的には皆さんがセルフメンテナンスが出来るようなったら良いなと考えてます。
リビルト品を購入した経験から言うと一年位で動作が遅くなるのは不可避だと言うこと。
その度にリビルト品を購入って訳には行かない。
であればセルフメンテナンスは出来た方が良いよね。
今日直した一台。
3台まとめて直しましたよ