アルトバンのSIRAKOBATO魔改造・ボルテックスジェネレーター・コアンダ効果・カルマン渦・直進安定性に関するカスタム事例
2022年06月09日 09時30分
魔球ナックルボール
ゆらゆらゆれる
軌道を描く
ナックルボール
なぜ予測不能なのでしょう
コアンダ効果
空気は物体を沿うように流れるため
後ろの角で空気が下に曲がり
物体に斜め後ろの力を加えてしまう
空気にも質量(重さ)があるので
質量があるものを曲げると言うことは
そこに力が現れる
空気が曲がった力(質量)のぶんだけ
物体が斜め後ろ後方に引っ張られるのです
綺麗に空気が流れる状態でなら
実はカルマン渦
物体を上下に揺らす力は起こらない
そこには空気の流れるスピードが
関係してくるのです
物体の角の空気の流れ
空気のスピードが上がると
物体から離れようとします
その離れた部分に負圧が起き
空気を巻き込むのです
空気が負圧の部分に
巻き込まれることによって
図のように渦ができる
この渦が大きく速くなってくると
渦の中の気圧が非常に低くなります
この非常に低い気圧が
後方の空気を上に上げ
反対側の角の空気を引っ張ることになり
反対側の角の空気の流速が速くなります
そうなると今度は反対側で気流が
渦を巻き始める
物体の後ろ側では
スピードが速くなると
渦が大きく速くなり
その渦は
上下交互に動き始めるので
角のコアンダ効果により
物体が上下に動かされるのです
ここでわかることは
物体を動かしているのは
渦ではないということです
渦によって加速した気流は
角のコアンダ効果を強め
そのコアンダ効果により
物体にかかる力が強くなっているのです
あ、、そうそう
ナックルボール
ナックルボールは玉を回転させずに投げる
そのため玉の後ろ側でカルマン渦が
様々な場所で発生し
その予測不能なカルマン渦が
球の後ろの丸みでコアンダ効果を
発生させ
玉を様々な方向に曲げるのです
どこに行くかわからないナックルボール
なかなか打ちにくいけど
キャッチャーも大変ですよね