ピアッツァのDIY・ネオクラ・エアレギュレーターに関するカスタム事例
2024年02月25日 17時08分
初代インプワゴンとピアッツァに乗っています。 インプは通勤&スキー用 ピアッツァは休日用です。 ピアッツァは2018年11月に某オークションにて個人売買で買いました。前オーナーが 3年ほど乗っていなかったので、賭けでしたが、これまで大きな故障も無く、思った以上の維持のし易さに驚いています。 ピアッツァねた7割、インプねた3割くらいの投稿頻度です。
久しぶりの投稿です
ピアッツァのエアレギュレーターを交換しました!
6年前にピアッツァを入手してからずっと懸案事項だったファーストアイドルがほとんど効かない問題。
水温が安定するまでアイドリング中に回転数が極端に落ちてハンチングを起こすことが多々ありずっとストレスでした😅
ピアッツァでは良くある不具合の一つで、エアレギュレータが原因であることは随分前から分かっていました。
しかしながら、ピアッツァのエアレギュレーターは外からは絶対に手が届かない場所に付いているため、
交換しようとするとかなりの点数の部品を取り外さなければなりません。
素人の私にはハードルが高過ぎますし、かと言ってお店に頼むと工賃をかなり取られそう…
ということで6年間ずっと目を瞑っていました😅
ですが、今回重い腰を上げて交換に踏み切りました💪
エアレギュレータにアクセスするにはサージタンクを外す必要があります。
まずは印をつけながら、サージタンクに付いている配管を片っ端から外していきます
トライアンドエラーを繰り返しながら作業を行い、
ようやくもう少しでサージタンクが外れる
と言ったところで、問題発生!!
サージタンクの下から伸びているEGRの配管を止めているナットを外そうとしたら、周囲のスペースが狭過ぎてスパナが入りません!!😱
どうしようかと途方に暮れましたが、一旦作業をやめて近所のアストロプロダクツへ何か使えそうな物がないかと見にいくことに!!
そして丁度良いのを見つけました♪
クローフットレンチです↓
これに長いエクステンションバーを取り付けラチェットで回し、無事ナットが外れました👏
無事サージタンクを下ろしたら、ようやくエアレギュレータに手が届くようになります。
あとはエアレギュレータを留めているM6のナットを2つ外すだけなのですが、
インマニの裏側に付いているため、全く見えません。
おまけにスパナを振るスペースが殆ど無いくらい狭いので、ここから先も骨が折れます😓
最初は普通の10mmのコンビネーションレンチで手探りのなか少しずつ緩めていきましたか、途中でレンチを振るスペースが殆どなくなり一旦断念。
Amazonで柄の短いスパナを購入し、作業再開です!
目論見通りスパナを振るスペースが増え、作業性が大幅アップ⤴️
無事、エアレギュレータを摘出完了!!
外したエアレギュレータがこちら。
かなりくたびれた見た目です。
エアレギュレータにはバイメタルが内蔵されており、バイメタルが通電や周りの熱により伸縮することで、
シャッターの開き具合が変わりエアの流量も変わります。これによりアイドリングの回転数を調整しているのがピアッツァのエアレギュレータです。
シャッターが固着したりすると、温度が低いときに十分に開かずファーストアイドルが低かったり、開きっぱなしでエンジン回転がずっと高いままだったりします。
外したエアレギュレータと新品を比較してみると、
同じ気温にも関わらず、外したエアレギュレータのシャッターの方が開き具合が小さいです。
続いて新旧それぞれにバッテリーから電気を供給し、車載状態を再現して、全閉までの時間を比較してみました。
結果は以下の通り。
旧:約2分
新:約4分
@気温15℃
やはりこれまで付いていたエアレギュレータは新品と比較して十分に機能していないことが分かりました!
せっかくの機会なので、もう少しエアレギュレータを検証してみることに笑
まずは古いエアレギュレータのシャッターにマイナスドライバーを突っ込みこじってあげることで固着をほどき、キャブクリーナーで洗浄します。
そのあと、エアレギュレータに付いている調整ナットをいじってみます。
ナットを緩めた状態でマイナスドライバーでシャッターの開き具合を、新品のエアレギュレータと同じくらいにします。その状態でナットを締めてあげると、調整前よりシャッターが開いた状態にすることができました。
試しに通電したところ、全閉まで掛かった時間が2分から5分に増えました!
新品が4分なのでむしろ開き過ぎです笑
もう少し微調整したら新品の性能に近づけることはできそうでした🤔
今回は新品を買ってしまったので、新品を取り付けることにしましたが、酷い状態でなければ古いエアレギュレータも直すことができるということが分かりました😃
直した方のエアレギュレータはストックしておきます
検証も済んだところで作業に戻ります笑
サージタンクとインマニの間に挟むガスケットは、ボロボロになっていたので新品に交換しました。
あとは、新品のエアレギュレータに配管を繋ぎ直し、外 した部品を取り付け完成です。
と思いきや…
万感の思いでキーを捻ったところ、初爆 だけですぐにエンストするじゃありませんか😱
ショックで発狂しながらも組み上げたばかりの部品を再 度取り外し確認することに・・・
よく見るとエアレギュレータに繋がる太い配管が完全に 外れていました・・・
ここからエアを吸い燃調が狂ってエンジンが掛からなか ったようです。
しっかりと繋いだハズが作業中何かの拍子に抜けていた ようです🥺
気を取り直し、外れていた配管を繋ぎ、もう一度部品を 組み直します。
2回目なので最初よりは随分早く元に戻りましたが、4時 間のロスです 😓
全ての作業が完了し、再びキーを捻ると 今度はしっかりエンジンが掛かってくれました\(^o^)/
ファーストアイドルもバッチリ効いており、これまで見 たことないくらい高い回転数でびっくりです!
回転数が落ち着いて来たら、アイドリング回転数を調整 し、作業完了です😄
トライアンドエラーを繰り返し何日間かに分けて作業を 行いましたが、計15時間ほどは作業に時間を費やしたと
思います。
凄く大変でしたが、ピアッツァが元気を取り戻してくれ て、とてもやり甲斐のある作業でした!!
おしまい