車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2022年03月04日 23時56分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
ふらり信州の峠ドライブ(13)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“トヨタ カローラバン 1200デラックス KE18V”です😄
電気柵が乱立している畑の奥地にあった初代カローラバン。
実はこちらの個体はこの撮影の約2年前にもたまたま発見していましたが、その時は接近路が見つけられず、時間が無駄だから一旦スルーしてまた来よう、と心に決めた個体でした。
今回は家であらかじめ裏から繋がる小道を見出すことができた上での訪問だったので、不法侵入することもなく容易に近づくことができました。
そんなカローラバンですが、年式は1969年9月にマイナーチェンジを受けた1200ccエンジン搭載モデルで、翌年1970年の5月には2代目へとバトンタッチしてしまうので、僅か8ヶ月しか生産されていなかった貴重な末期モデルです。
左のテールレンズは野焼きの熱で溶けてしまっているという点以外はガラスもしっかり残っていますし、サビも少ない上に、極めつけは新車時から履いていると思われるホワイトリボンタイヤがとても渋い1台です。
なお、こちらの個体は「一泊二日の草ヒロ旅~in長野」シリーズの第77回(2020年6月14日更新分)でご紹介させていただいたカローラバンからほど近い場所にあるため、この一帯は小規模な初代カロバン祭りが開催されている状態です。笑
サイドから。
普段トップ写真にはフロントからのアングルの画像を載せることが多いですが今回はリアからだった理由がこちら。
フロントは完全に枯れ草や枝に埋もれてしまっていました。
枝の隙間から垣間見えたエンブレム。
一応フロント全景を。
流石に積まれた草木を退かすことはできないので、これが目いっぱいのフロント写真です。
草が邪魔であまり見えませんが、右フロントフェンダーだけ異常に錆びていることが伺えますね。
それでも年式を踏まえるとボディコンディションは極上でしょう。
カローラバンの足元には綺麗な栗がゴロゴロと落ちていました。
それもそのはず、このカロバンの脇に生えている大木は栗の木でした。
まるで昔の歌の歌詞にある“大きな栗の木の下で貴方と私”状態でしたが、どこからか聴こえる小鳥の囀りと哀愁漂う後ろ姿にしばらく放心してしまいました。