6シリーズ クーペのDIY・bmw・6WB・レトロフィットに関するカスタム事例
2019年09月14日 00時32分
続きです。
前回CAS4へのCANフィルター設置について書きましたが、新品メーター又はVirginizedメーターでしたらCANフィルターの設置は不要です。
要は新品メーター、Virginizedメーターでしたらポン付けしてE-sysで同期させれば終わりなんですが、それだけなら何も面白くないので色々とやってみます。
ここからは中古メーターのVirginize(新品化)について説明していきます。
メーター裏のプリントケーブルを外し、基板を取り外します。
取り外した基板の裏側にEEPROMが2つ付いてます。
こちらです。
左側が160dowt、右側が95320、ともにST micro社製です。
テストクリップで摘まんでEEPROMのデータを吸い取り、編集して書き込むわけですが、この160DOWTというEEPROMは少し特殊でしてイレース機能が付いているROMライターでないと書き換えができません。
ODOデータは上二行ですので書き換えます。
少し下に車台番号がありますので消去します。
となりの95320のほうは普通のROMライターでも書き換えできます。
こちらにも車台番号のデータが入ってますので消去します。(こちらは書き換えなくても普通に作動しますが、古いデータが入っていると気持ち悪いので消しておきます)
これで新品化完了です。
メーターのODOは0kmです。
通常はこれで基板を戻して車両に装着すればOKです。
ここで動作確認(表示確認)です。
同期するまではメーターの針は動きません。
通常モードと、
エコPROモード
スポーツモード
スポーツプラスモード
すべてOKです。
海外から中古パーツを輸入している方はご存知だと思いますが、日本人的感覚で購入するとビックリするようなものが届きます😆
これも「No scratch」「Perfect condition」と書いてありましたが、化粧パネルは傷だらけ、内部のパネルも傷が付いてました💨
特にアメリカ発のものは傷が多いです。
糸がほつれてボロボロになっているフロアマットを「Excellent condition」と言って売りに出してますから😅😆
ヨーロッパ系のほうがまだ綺麗です。
Ebayに慣れるとヤフオクなんて新品同様です。
化粧パネルは極細コンパウンドで磨いて傷を消します。
こちらの傷はフラットブラック塗装にて補修。
化粧パネルとともに酷かったのが、写真上部に写っている半透明のスモークパネルです。
傷はあるわ、所々はげてるわ…
このパネルに光沢保護フィルムを貼ることにより傷と染料?の剥がれはほぼ目立たなくなりました。
ここまでバラすと、燃料計、水温計のニードル(キャップ形状になってます)を外す必要があり、元に戻すときに車両に繋ぎながら位置合わせが必要になりますので注意してください。
ナビのディスプレイ同様、メーターのディスプレイもクリアパネル化します。
ピッタリサイズにカットして貼り付けます。
貼り付けが終わったら
元通りに組み立てていきます。
このパネルを戻す際に水温計と燃料計の位置合わせが必要になります。
化粧パネルは今後の脱着を想定してブチルを使用しました。
丹念に磨き上げましたので新品のような透明感になりました。
続く…