ジムニーのプロペラシャフトブーツ交換に関するカスタム事例
2019年07月07日 20時07分
先月、プロペラシャフトブーツに亀裂・割れを発見したので、部品を購入し自分で交換してみる事にしました。
今回、JA11初心者工房さんの作業工程を参考に、交換しました。
こちらは、リア側のプロペラシャフトブーツです。
ブーツのフチが避けていたので、発見した時タイラップで応急処置しました😅
こちらはフロント側です。
見た感じ、特に傷みはなさそうでしたが、よく見たらフチが裂けておりました💦
今回、購入した部品です。
ブーツはネットで買いました。(純正同等の社外品)
ボルト・ナットは、使い回す事も可能なようですが、
経年劣化等も考えると、新品を買う事にしました。
因みに、新品のボルトには緩み留めが塗ってあるので、付いていたボルトを使い回す場合、ロックタイトのような緩み留め剤が必要かと思われます。
自分は、フロント・リアの最低必要数8セットをディーラーにて注文し、購入しました。
使用したものは、白い油性ペン(100均で購入)、12mmのソケットレンチ(首振り)、12mmのスパナ(共回りしてしまう為、12mmを合計2つ必要)、プラスチックハンマー(フランジが固着して外れなかったので)、ウエス(多め)、パーツクリーナー、リチウムグリス、長めのドライバー(古いグリスを掻き出す為)等です。
まずは、リア側から。
分からなくならないように、白の油性ペンでブーツの端と端のシャフトに印をつけます。
シャフトを外してまた組み付ける時、始めに付いていた位置からズレると危険との事なので、確実に印をつけます。
頭の上にフランジが落ちてこないように、紐でくくりつけます。
ボルト・ナットを外します。
ボルト・ナットを外してシャフトをズラすと、この様に抜けます。
ただ、ボルト・ナットを外しても固着してなかなかフランジが外れません💦
プラハンで、根気よく叩いたら外れました😆
スライディングヨークのオス側をパーツクリーナーでキレイにして、手でグリスを薄く満遍なく行き渡る様に塗り広げました。
外したスライディングヨーク(メス側)です。
因みに、右側可動部には、ベアリングが入っているらしく、グリスが流れ出してしまうそうなので、パーツクリーナーは使わない方が良いそうです。
上の抜いたスライディングヨーク(メス側)の内側です。
長めのドライバー等を使い、出来る限り古いグリスを掻き出します。
そして、パーツクリーナーやウエスでキレイにしたら、グリスを溝に満遍なくいきわたるように(厚くならないように)直接塗り込み広げました。
油性ペンで印をした部分にパーツクリーナーが着くと、消えてしまう可能性があるので注意が必要です。
左が新品、右が長年付いていたもの。
新品のブーツの段が一段増えているのは、強度を増す為の対策のようです。
古いブーツ、ボロボロです😅(笑)
外したボルト・ナットです。
サビもあるし、外す際ひとつナメそうになりました💦
新品を取り付けます。
ブーツは、オス側から入れるとハメやすいとの事でしたので、オス側から入れました。
ブーツをオス側に入れた後、メス側に入れ最初に白い印を付けた位置に合わせて、ボルト・ナットを入れて対角線に締めていきます。
ブーツ両端のシャフトに付けた印と、ブーツの継目を合わせ、取り付け位置に間違いがない事が確認出来ました。
フロント側も、外す前に白の油性ペンで印をつけて…
ブーツの両端、シャフトにも。
例のように紐でくくって。
ボルト・ナットを外します。
こちらはかなり狭く、ボルト・ナットの脱着がやり難いですが、トランスファーの2WDの状態だとシャフトが手で回転するので、回しながらやると、やり易かったです。
シャフトが回らないようにしたい時には、4WDに切り替えると固定出来ました。
外したスライディングヨーク(メス側)です。
合いマーク(・)が確認できます。
最悪マーキングが消えてしまっても、こちらの印を頼りに元の位置に組み付けできるようです。
リア側と同じようにキレイにして、グリスを厚くならない様に満遍なく行き渡るように塗り広げます。
オス側のスライディングヨークも、リアと同じようにキレイにしてから手でグリスを塗りました。
こちらもボロボロです😅
ボルト・ナットも、経年劣化があります。
リアと同じ様にオス側からブーツを入れて、印を付けた位置にフランジを合わせて新品のボルト・ナットで固定します。
こちらも、
元の位置に取り付け出来た事が確認出来ました。
始めは、上手くできるか不安でしたが、やってみると以外と難しくなかったです。
所要時間は、前後合わせて2時間弱位でした💦
ただ、大きな力がかかる重要なパーツですので、
プロの方にお任せするのも、アリかと思います。