AZ-1のAZ-1 MAZDASPEED Ver・EGR撤去・アイドリング安定・パワーアップ・エンジン内部清浄化に関するカスタム事例
2023年03月03日 21時15分
30年目にしてついにAZ-1のEGRバルブを撤去しました。
EGRとはExhaust Gas Recirculation=排ガス再循環装置で、一度エンジンから出た排ガスの一部をもう一度エンジンに吸わせて燃焼し直して、排ガスに含まれるNOxを減少させようという装備です。
ほんの10年前くらいには触媒装置が発達して、時代遅れの浄化技術と言われてました。
現在の車では主に排ガス浄化目的よりも、燃費向上の技術としての装備です。
高度にコントロールされた排ガスとの混合気を全気筒に均等に噴射する高性能なEGRが装備されています。
しかしAZ-1のF6Aエンジンにそんな高度な技術が使われているわけが無く、排ガスの経路に一番近い3番シリンダーのインテークだけにバイパスの穴がパカっと空いて、ススまみれの排ガスがドカドカ入り込みます。
当然ですが、結果として3番シリンダーだけが排ガスでススまみれになり、他の気筒に比べて燃焼効率も悪化、アイドリング等も不安定になるのです。
F6Aエンジンがオーバーホール時に、3番シリンダーだけが極端に程度が悪いというのもよく聞く話ですね。
F6Aの開発元のスズキさんも、外しちゃっていいよとばかりに、外した後専用の蓋も用意してくれています。
私のAZ-1は走行5万キロちょっとですが、ものすごいススのペーストで配管半分以上詰まってました。
実際10万キロ以上走行のエンジンは撤去しなくても詰まって機能していない個体が多いそうです。
撤去後です。
スロットルセンサー下、写真真ん中辺りの赤いボルトが付いている所が、EGRバルブが付いていた所です。
繋がっていたホースは蓋をするかその付近の空いているパイプの所にブッ刺しましょう。
ここは元々詰まってますので良い具合に機能を停止出来ます。
テスト走行ではアイドリングも今まで以上の安定を確認しました。
汚れていない綺麗な混合気で心なしかパワーも上がった気がします。😆