6シリーズ グランクーペの650i Gran Coupe・ロールスクリーン・サンシェード・DIYに関するカスタム事例
2021年11月21日 03時38分
2020/07/27 カーチューン始めてみました。 ⭐️車歴 FC3S(貰い物3週間で廃車) 180SX(3ヶ月で廃車) Z32(1年半でミッション死亡により廃車) E46(7年近く乗った。20年選手の老体のため乗換) F06(現愛車 5年目) ⭐️愛車💫 650iグランクーペ ブリリアントホワイト individualインテリア ミッション降ろすとかエンジン脱着レベルの整備じゃなければDIYでやってます🔧
また修理ネタです。
11月号はリアのロールスクリーン。
やっぱり毎月何か壊れるなと、
ショックのあまり動画撮り忘れた。
ロールスクリーンは専門の製造メーカーがあるようで、
全く同じものがベンツ、トヨタにも使われている。
直し方はBMWのロールスクリーンに限らないので、
やりたい方はぜひ参考に。
■症状
ある日突然スムーズに閉まらなくなり、
激しいギア鳴りと共に閉まる現象が発生。
閉まらなくなったり、出てこなくなった場合もあるようです。
■原因
原因はアームの回転部やスライド部がグリス切れを起こしスムーズに動かなくなったことにより、
以下の状況が発生して壊れます。
・サーボ内部の樹脂ギアが刃こぼれ
・サーボ内部のゼンマイにテンションがかからなくなっている。
・アームのジョイントが折れている
(BMWのF系は金属なので発生しません。
E系は樹脂部品らしく折れるようです。)
このいずれかが原因
■直し方
アームの回転部やスライド部全体のグリスアップをしましょう。シリコングリスでOKです。
ゼンマイのテンションだけが原因の場合は、バラしてゼンマイにテンション掛け直してあげれば直ります。
ギアの刃こぼれは、AliExpressなどからギア単品を入手して交換し、後者と同じようにゼンマイにテンション掛けて組んであげればOK。
アームのジョイントはサーボモーターはバラさずにジョイント交換で直るそうです。
■注意点
ロールスクリーンが壊れたら、駆動してるサーボモーターの中身を完璧に修理は基本、不可能だと思ってください。予算があるならAssy交換がオススメ。
修理可能は可能はだけど、DIYで直すには以下の材料と道具、内装バラしては組むことを繰り返す根気が必要。
■道具と部品(ゼンマイのテンションが原因の場合)
・ドリル(小型かつ、正逆両方回せるタイプ)
・3mmドリル歯
・4mmタップ(下の4mmネジと同じピッチ)
・4mmネジ(長さは8mm前後あればOK)
・ピックツール
・トルクスT20前後のやつ2本
・8mmボックスレンチ
・モリブデングリス
・内装剥がし
使ってる道具から分かるように、ネジ穴を作り直す加工作業が出てきます😵
また、日本語で直し方を紹介してる動画やHPは皆無でしたね…
トヨタのアバロン乗ってる海外ユーザーの記事を解読して直し方をマスターしました。
ロールスクリーンはどうやらAssy交換されてる方が多いようで、部品代調べたら13万オーバー😵💫
修理するくらいなら普通にスモーク貼るよね…
どうせ壊れてるんだし、とりあえずバラすだけバラして修理を試みます。
バラした時は構造がイマイチ分からず、ゼンマイが付いてる理由もよく分かっておらず。
車内で仕組みも分からずにトライ&エラーを繰り返しながら試行錯誤したが直らず。
部品を部屋に持ち込んで、直し方を調べて修理作業に入っていきます。
まず、簡単に修理ができない理由の一つはここ。
左右アームの真ん中にある留ネジ。
ここは半永久的な強力なネジロック剤が使われてます。
ショックハンマーで外そうと試みたが、
ネジの頭だけ中折れして外れました(爆
自宅に余ってた4mmネジを代用して
直します。(L寸が長すぎた
とりあえずこのメタルギアにネジ山を切り直します。
折れたネジ山の上から3ミリドリルで穴を作り、
4mmボルトのネジ山を作る。
このメタルギアが焼き入りの滅茶苦茶硬い素材で苦労しました…
写真では貫通してますが、用意したボルトが長すぎたためです。
L寸6〜8mm程度なら貫通させるまでやらなくてもOK。
中のゼンマイをセットします。
こんな感じにセットします。
撮り忘れたのでアバロン直してる方の写真を拝借。
ギアが刃こぼれして欠けてる場合はギアの交換が必要。
幸いにも自分の場合は刃こぼれ無しのため、
そのまま組み付けます。
グリスはたっぷり詰め込んであげてください。
蓋をしてサーボモーターの中身は修理完了。
モーターのお尻に出ているシャフトに、
ドリルのチャックを咥えさせます。
指差してるフラットシャフトキーが、
1回転するまでモーターのシャフトを時計回りに回します。(かなりの回転数で回します)
※この時アームは接続しません。
フラットシャフトキーがロールスクリーン本体に対して並行になる位置にモーターのシャフトを回して合わせます。
この並行具合がかなり重要です。
しっかり並行になるように組んでください。
ロールスクリーンを手で引っ張り出して、
アームの真ん中の部品がサーボモーターのフラットシャフトキーと同じ位置に合うよう調整し、
アームとサーボモーターを接続しネジ留めして固定。
丁度ロールスクリーンが真ん中の辺りまで引きでたところが、フラットシャフトキーと位置が合います。
この時、サーボモーターの蓋は完全に閉め切って居ますが、サーボモーター本体はロールスクリーンに仮留めで固定します。(本締めNG)
ドリルを回してロールスクリーンを何度も出したり引っ込めたりを繰り返し以下のことを確認します。
・スムーズに出てくること
・スムーズに引っ込むこと
・ロールスクリーンにシワがよらないこと
僕の場合、頭が小さいドリルが無く、ロールスクリーンが開き切る前にアームがドリル本体に当たって開き切らない。
チャックだけ手回しして1回のみ。
あとは車体のハーネスに繋いでスイッチ操作で調整しました。
この3点のボルトはスムーズに出したり引っ込めたりが出来るようになった位置で固定します。
※バラす際に位置を目印になるようにマーカーでマーキングしておくべきでした。
サーボモーターの留まってるこの微妙な位置で、ロールスクリーンが綺麗に閉まるか、開くかがとんでもなく左右されます。
0.1mm単位での位置合わせが必要で何度も何度もロールスクリーンを出したり引っ込めたりを繰り返しました。
何回やったかな…30回は少なからずやった。
けれどもまだ引っかかりあります…が、妥協しました。
疲れた。
閉じる時にバキ!と言ってますが疲れたのでもう気にしません(笑
ロールスクリーンのここ、赤い印の部分を定期的に
グリスつけた綿棒でグリスアップすることでトラブルは避けられます❗️
壊れる前に定期的にグリスアップをオススメします。