ロードスターのスーパーチャージャーに関するカスタム事例
2019年09月11日 12時17分
ここしばらくでやっていたことを振り返り。
スーパーチャージャーさんですが、スロットルを2割ぐらいあけてからもう少し踏み込むと、息継ぎのようなガクガクとした挙動が出てスムーズに加速してくれない場合があります。
その他にも細かい問題はあるのですが、実際に走行するに当たって一番の問題はそこです。
走っていて立ち上がりでこの症状が出ると興ざめしてしまうのです。
で、加給してる車でブローオフバルブ(リリーフバルブ)が付いている場合って、スロットルオフで「プシュー」とブーストが抜ける音がする認識なのですが、それが聞こえない事に気づきました。
人曰く外からは聞こえるとのことですが、運転席から聞こえないということで、リリーフバルブの解放のタイミングとブースト圧とのバランスに問題があるのでは?と思い立ちました。
この部分を分解してみます。
しかし、加給機のバルブってスロットルの前についていると思ってましたが、これは吸気口の直後についています。
ワンウェイバルブではないので問題はないと思いますが…
で、こちらが取り出したバネ。
ゴムのバルブをバネで押し付けて、この力でブローオフまでの圧力を調整している仕組みでした。
つまり、ここのバネのレートを変えれば調整が可能であると。
バネの素材がピアノ線なのは見た目に明らかなので、その他要素(線系、巻き数、自由長など)からおおよそのレートは計算できます。
こいつにプリロードをかけた値を元に、調達できるバネとの比較を…というのを夜通し考えていたら何度か会社に遅刻しましたよね。
見た目にぜんぜんわかりませんが、純正よりも1割ぐらい弱いバネを仕込んだところ、「プシュー」と空気の抜ける音がして、いくらかガタガタ言う挙動が落ち着きました。
ひとまず状況の改善は行えたものの、まだ自然吸気の時のようには行かなかったり、どことなくパワーが落ちた気がしたり、まだ不完全かなー?という状況でした。
次回に続く