F-tezzaさんが投稿したアンプ・DC漏れ測定・DCオフセット・カーオーディオに関するカスタム事例
2022年04月03日 18時49分
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新アンプが着弾しました。
carozzeria GM-A3200です。
中古で購入し、動作確認済みで音は出るらしいですが、アンプはDC漏れがあると、スピーカーを破損させる危険性があるのでまずは、自宅で動作確認します。
本来、アンプからスピーカーへ交流(AC)が出力されますが、劣化や回路の不良により、直流(DC)が混ざる場合があります。
それをDC漏れと呼びます。
通常は、DCオフセットを理論値0に近づけるように設計されていますが、範囲内であればDCは漏れていても大丈夫です。
メーカーによって基準は異なりますが、大体~50mVくらいであれば、正常と判断して間違いないでしょう。
2Vや3V以上流れている場合は異常で、通常は保護リレーが降りてスピーカーに通電しないように安全回路を挟んであります。
過去に故障したアンプを触ったことがありますがそのアンプは30V以上DC漏れしていました。そんなアンプにスピーカーを繋ぐと1発で飛びますw
オーディオ系を弄っている人なら知ってる人は多いとは思いますが、何気に知ってそうで知らない情報でもありますので、中古でアンプを購入したらまず、スピーカーに接続する前にDC漏れをテスターで確認することをオススメします。
安定化電源に接続。
ない方は車のバッテリーへ接続してください。
BAT +12V バッ直(ヒューズを忘れずに)
REM +12V ACC又はリモート配線
GND (ボディアースです)
REMは、12Vが入力されると電源をオンにする。つまりACCと似たような役割なので、安定化電源の場合は+へ接続してください。
電源投入後、5分以上待ったら
テスターを直流電圧に合わせ、スピーカーの+-端子に接続します。
レンジはまず大きなレンジから測っていき、0が出たらひとつ小さいレンジへ切り替えていくと安全です。
L側0.004V(4mV)
R側 0.003V(3mV)
許容範囲内で正常でした。
本当はダミーロードや、オシロスコープを繋いだりして波形を測定したりするのですが、オーディオ屋さんでもないので、DC漏れの測定で正常であれば大丈夫かと思います。心配な方は壊れてもいいスピーカーを繋いでください。
スピーカーを接続する前にアンプのゲインを1番小さい位置にしておきます。
そうすることで、ポップアップノイズやノイズによるスピーカーの破損を少しでも防げます。
(スピーカー接続時は必ず電源を遮断してください)
RCAでソース側の機器を接続し、ソース側の機器(今回はiPod)の音量を0にして、再生ボタンを押して、丁度いい音量になるまで上げておきます。
ソース側の音量を上げても音が出ない場合はアンプ側のゲインを少し上げてください。
特に、許容入力が小さいスピーカーを接続する際は、注意しなければいけない項目です。
アンプの最大出力が繋ぐスピーカーの許容入力よりも大きい場合は、音量を最小から徐々にゆっくり上げていくようにしなければ、最悪の場合スピーカーが許容入力に耐えきれずにぶっ壊れます。
測定しながら暫く音楽を流して試聴します。電源が落ちるといったこともなく、音もいいです。
以上。簡単な動作確認でした。流石パイオニア製だけあって10年以上経過していてもバッチリ動作しました。まだまだ使えそうです。
実はもう1台アンプを購入しまして、そちらは動作未確認のジャンク品ですので届き次第再度測定してみようかと思います。どちらを使うかはもう1台のアンプが届いてから決めます。
ちなみに補足ですが、カロッツェリア辺りのアンプを中古で購入すると、スピーカー入力用のコードが付属しないこともザラにあります。
この場合、ハイローコンバーターを介してRCAに変換するか、メーカーからハーネスを取り寄せたり中古品を探す手もありますが、最も安価なのが、自作パソコン作ったことある人なら1発でわかると思いますが
PCのマザーボードの補助電源コネクタですw
AmazonやPCショップで300円くらいで購入でき、このアンプはピンアサインもしっかり表記してあるので、安く済むのでオススメです。