車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2022年03月08日 23時58分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
ふらり信州の峠ドライブ(16)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“トヨタ パブリカ ピックアップ デラックス KP36-D”です😄
一際高い山の上に鎮座していたパブリカのピックアップ。
実はパブリカトラックの歴史は1964年から始まっており、最初は初代モデルがベースとなって登場しています。
このクラスのピックアップトラックだと日産のサニートラックがヒットを飛ばし、爆発的に売れて今でも名高い旧車となっていることは皆様ご存知だと思いますが、実は先にこの市場を切り開いたのはパブリカピックアップなのです。
こちらの個体は、その中でも1969年に2代目へと進化し、その後1972年にマイナーチェンジを受けたモデルとなります。
ベースはもちろん2代目パブリカですが、セダンに比べるとホイールベースは120mm、全長で190mm拡大されており、運転席のスペースを無駄にすることなく、1535mm×1250mmの広い荷台を実現している1台です。
最大積載量は先代より100kg多い500kgで、エンジンは1200ccで68馬力を発生する3Kエンジンを搭載。
当時から既にサニトラに負けていましたが、パブリカピックアップは更に排ガス規制や騒音規制を乗り越えるべく細かい改良を重ねながら、1988年まで頑張って生産が続けられました。
フロントのエンブレム。
パブリカセダン、バンと共通で高級感があります。
リア。
広い荷台を生かしてたくさん物が積まれています。
右のテールランプが外れてしまっているのが惜しいですが、足元に目をやると洒落たホイールキャップが残っているのでデラックスグレードで間違いないです。(スタンダードだと鉄チンになります。)
半開きのドアから車内を……。
キャビンまで物置として活用する体で置かれたのか、インパネやステアリング、シフト、シート類は全て外されておりドンガラでした。
人里離れた静かな山の中、ポツンと佇むパブリカピックアップ。
まさに秘境といった雰囲気でした。
近くに咲いていた水仙のお花と。