シビックタイプRのミラー補修・ラッカー塗装に関するカスタム事例
2020年08月15日 08時06分
前の持ち主の方々は車両感覚が乏しかったのでしょうか?(笑)
納車されたときからミラーは左右ともぶつけた後があり、タッチペンでの雑な補修しかされていなかったので塗装することにしました😁
左側
素地の樹脂が見えるくらい結構激しくいってます(笑)
右側
写真ではわかりにくいですが近くで見るとまぁまぁ剥がれてます
早速ミラーを分解していきます
まずはマウントについている防水パッキンを外します
はまっているだけなのですぐに外れます
外したら綺麗に洗いましょう
はまっているだけですがマウントからはえてる細い棒のところはゆっくり外しましょう
年式的に樹脂も弱っているので無理に引っ張ると折れてしまいます
1箇所やってしまいました(笑)
次は上の写真で写っている白いカプラーのネジを外します
次にマウントとの連結部のネジを外します
ここのネジはロックタイトの青(中強度)が塗られているので外れなければ無理に外さずドライヤー等で温めてから外しましょう
EK9の電動格納ミラーは基本的にアッシー交換かアクチュエーター交換の2通りのようです
分解中にわかったことですがアクチュエーターの配線を切断しないとどうやってもカプラーがマウント側から抜けません😅
アクチュエーターのみを交換する場合でもカプラーは接続されていない状態で来るようです
そのため配線をマウント側の穴にとおし、それからはんだ付けを行うみたいです
こんな構造って普通なんですかね?😩
まぁ自分のシビックはスイッチを何度買いなおしてもすぐ壊れて嫌気がさしていたので手動グレードのめくらキャップでころしていますから別にいいんですけどね(笑)
写真では見にくいですがミラーはアクチュエーターの真ん中、白いボール状の部分2箇所にはまっているだけなので勇気が入りますが傾けて引っ張れば外れます
あとは見える部分のネジを全て外せば完全に分解できます
EK9の電動格納タイプのミラーは分解すると片側3ピースになっています
手動タイプはアクチュエーターがないので2ピースのようです
ペーパー600番で傷をなくし、全体的に足付けをしていきましょう
目安は全体が水を弾かなくなるまでです
水を弾く箇所は表面がつるつるしているのでペーパーがかかっていません
足付けが終わったら中性洗剤でしっかり洗い、シリコンオフ等で脱脂をしっかりして下さい
脱脂まで終わったらいよいよ塗装していきます
まずは染めQから出ているミッチャクロンを薄くまんべんなく塗布していきます
夏ならミッチャクロンは20分程度で乾くそうですがやっぱり1時間はおいたほうがいいと思います
今回使用したのはホルツのプラサフ、ブラック、艶消しクリアです
ホルツのラッカーは高いだけあって他のラッカーよりも耐久性があります
ミッチャクロンが乾いたらプラサフを捨て吹きします
20分間隔くらいで全体的にサフがのるまでしっかり塗布しましょう
ホルツのプラサフは夏なら30分程度で水研ぎが可能となっています
確かに乾くのは早いです
しかし、注意しなければならないのは乾燥時間と硬化時間は違うということです
表面は乾いていても中のほうはまだ溶剤が揮発しておらずそのまま上塗りしてしまうと揮発したい溶剤を閉じ込めてしまうことになるので間違いなく縮みます
なのでサフは最低でも丸一日は放置しましょう
完全に乾いたらペーパー1000番で全体を研いで表面を均一にします
力を入れすぎるとけずれすぎるので撫でるようにするといいと思います
また角はペーパーが当たりやすいので角だけ地がでないように注意しましょう
最初の足付けと同様、全体が水を弾かなくなるまで行います
再度しっかり洗浄と脱脂を行いブラックを上塗りしていきます
最初はやっぱり捨て吹きです
まんべんなく塗料をのせていきましょう
こちらも20分間隔で行い全体が黒くなっても厚みを持たせるために数回塗り重ねます
黒が完全に乾く前に艶消しクリアを吹きます
1時間程度置けば十分でしょう
よくクリアの耐久性をあげるために研いでから吹く人がいますがそれは間違いです
色味が全然変わってきます
その後いくらクリアを磨いてもどうにもなりません
メタリックやパールならなおさらですね
まぁ今回は黒で艶消し塗装なので問題ないと思いますが自分はしませんでした
クリアも吹きすぎると白く曇るので様子を見ながら重ね塗りして下さい
数回塗り重ねてしばらく放置するといい感じに艶が引けてきます
完全に硬化させるまで数日放置してからばらした時とは逆の手順で組み直します
連結部のネジにロックタイトを塗るのを忘れずに‼️
後、アクチュエーターはころしていてもカプラーはつけて下さい
爪が引っ掛かって脱落防止にもなっています
取り付けてみましたが艶消しブラックが引き締まっていい感じです😁
ホルツのラッカーは耐久性が高いと言っても所詮はラッカーです
高圧洗浄機の水圧には耐えられないでしょう
洗車の際は気を付けます😅
塗装が乾くのを待っている間に以前補修した足元のコーキング奥も塗装しました
ペーパーで削って地が出ていたところは梅雨の湿気で錆びはじめていたのでまた錆び落としからでした😅
これで足元の補修がやっと終わりました(笑)
板金屋さん、またまた塗料ありがとうございます❗