ランサーエボリューションのミッションオイル交換・ブレーキフルード交換に関するカスタム事例
2021年08月22日 09時25分
ミッションオイル&ブレーキフルード交換。
昨日は、主要なオイル交換の最後、ミッションオイルとブレーキフルードの交換に着手しました。
ミッションオイル交換のため、車体左側をウマ1段分低くセット、ブレーキフルード交換のため、4輪全て上げて作業を実施。
使用したオイル。
ミッションには、前回のデフと一緒で【GReddy GEAR Oil 85w-140】を、前回余った1L缶と合わせて3L分を用意。
ブレーキフルードは、【BILLION Super FLUID BBF-05】1L缶1本を用意しました。
まずは、ミッションオイル交換から。
注意:我がランエボⅥのミッションは、CT9A用6速ミッションです。
六角穴となってる2箇所が外す場所で、赤矢印がオイル排出口、黄矢印がオイル吸入口になります。
ミッションオイルは、大方デフオイルと同じ事が多く、かなり硬いオイルを入れるゆえに、冬場で交換する場合はなかなかオイルが出て来ず…1時間以上掛かる場合もありますが、この夏場ならエンジンオイル並みにドバドバと出てきて、数分程度で抜け切った😊
今回は、金属粉が混ざっている様子もなく、金属片もありませんでしたので異常なし。
要注意:トランスファーのオイル交換について、中身を分解すると理解し易いですが、デフ側とプロペラシャフト側で仕切りがあって、デフ側はミッションオイルと共通、プロペラシャフト側は別途交換が必要です。(プロペラシャフト側の交換方法は、過去の投稿を見てください。)
デフオイル交換時と同じく、排出口を開けたまま、新しいオイルを注入して少々垂れ流しさせてから、排出口を確実に締めて、新しいオイルを注入していきます。
CT9A用6速ミッションですと、約2.8L入ります。
吸入口も排出口のガスケットは、必ず交換しましょう!
ミッションオイル交換を終えて、続いてブレーキフルード交換に取り掛かります。
ブレーキフルードは、ミッションオイルやエンジンオイルの様なトロみがなく、水の様にサラサラですがオイルの性質上、塗料への攻撃性が非常に強いので、漏れない様に細心の注意が必要です。
また、車の3大要素【走る・曲がる・止まる】の止まるは命に関わる重要な操作であり、フルード交換失敗は【加害者】になりゆる事がありますので、しっかりと知識を得たうえで、専用工具を用意して万全な準備を行いましょう。
我がランエボⅥは、ENDLESS RACING6・RACING4キャリパーですが、純正ブレンボも同様で、オイル抜きがキャリパー1個に2箇所あります。
フルード交換の順番は、タンクから遠い方から行うのが基本ですが、車両やABS制御によっては違いがあるので、整備書を確認して下さい。(我がランエボⅥはABS撤去済みです。)
このキャリパーの場合は、10mmフレアレンチを使います。(純正ブレンボ&RS用キャリパーは、他の方の情報を確認して下さい。)
ブレーキフルードをBBF-05にした理由は、フルード性能はもちろん、フルードの色が青色であるのが重要で、古いオイルは茶色系で、交換した事を目視出来る様にしたいと考えたため。
ブレブレ動画で失礼しますが、茶色から青色に変化しているのが判るかと思います。
一旦交換を終えてから、奥様にもお手伝いして頂き、オイル抜き8箇所全て、エア抜き&締め付け確認を実施しました。
万が一、フルードが漏れて車体等に垂れたら、素早く水を撒くかブレーキクリーナー等で流して下さい。
フルードタンクも、この通りでフルードの色が変わったのが判りますね♪
次回の交換時は、青色→茶色となる予定です。