カズさんが投稿したベテラン搭乗員は酷使される・トラブル対処能力・特命指令に関するカスタム事例
2023年04月15日 16時21分
現役職業運転手のクルマ変態です。運転と車が好きで、この商売やってます(ゴールド免許) 過去にカー用品に勤めていた事もあり、ノウハウを愛車に活かしてます。クルマって、改造すればいいってもんでもない。むしろ改造なんてしちゃいけない事w 『走り』に重きを置いているため、変な事はしません。セダンに乗っていますが、スポーツカーとして運用しています。 ホンの少しの差やフィーリングの違いを解る乗り手でありたい。 『1%の差を笑う奴にチューニングを語る資格はない』
特命が下りました
『クラッチの残量が無いけど乗れ』と。しかも指名らしい。
自走不能になったら廃車。つまり…廃車前提&立ち往生前提。。。
そりゃね、この個体は速いから大好きなんだけどさ?
そりゃね、運転うまいと自分で思ってるけどさ?
やっぱり近場の配送で使ってると、耐用年数が短い!箱もキャビンもボロボロだもん(⌒-⌒; )
そして重大な事実。『専任の担当者が居ない』。
従業員みんなが乗る。
担当者が居ないトラックは傷みが早い。
ここからは推論になります💡
この現場、いすゞのエルフ と日野のデュトロと台数が半々ぐらい。
以前お話ししましたが、いすゞの4JJ1型エンジンは低速トルクがスカスカ。発進トルクが極めて薄い。
つまりエルフ に乗ると、半クラでアクセルを踏むような運転をしないとエンストする。エンストまで行かずとも、加速しない。極端に加速向けのギアリングにも関わらず!(たぶん全車6速直結)
トラックってさ…半クラでアクセル踏んじゃイケナイの。重さもトルクも大きいから。スグにクラッチが無くなる。
つまり、エルフ を『トラック』らしく運転しようとすると…エンストする!
フォワードの4HK1エンジンも同じ。トラックらしく運転するとエンストする。
デュトロのエンジンはエンストしない。デュトロに限らない。いすゞの四気筒以外はエンストしない。本来トラックって、なかなかエンストしない
この『いすゞ運転』で他のトラックを運転する奴がクラッチ板をすり減らしてるんじゃね?
クルマの違いを理解しようとしないで運転する人がクルマを痛める。というか、いすゞの乗りにくさ(4気筒車)を感じてる人が少ない。みんな気にせず運転してる。ある意味スゴいよね。
俺はエルフの配車だと一日中ユウウツになる。言うこと聞かないんだもん。
こんなわたくし。過去最高のトラックはこちら。UDのコンドル。MD92エンジン搭載車。9.2リッターのターボ無しエンジン。
半クラなんか要らないぐらいの鬼トルク。外し忘れた輪止めを2速半クラだけで乗り越えるんだから、もはやギャグの領域。
乗ってる時の気分は『神』。溢れるトルクが全能感をもたらす。
『トラック』って、こういうのを指すよね。91万キロでピンピンしてたもん。めっちゃ磨きまくったけど(笑)
担当者が居るトラックは綺麗。こういうトラックに乗りたい(買取りしようか考えたもん)
クラッチ残量無しでも、オイル入ってないトラックよりマシ。
クラッチ残量無しでも、クーラントが吹き返してるトラックよりマシ。
クラッチ残量無しでも、バックモニター故障のトラックよりマシ。
車検満了日まで稼働できたらミッション達成。