Aクラスのクルマ選びストーリー・粘着質な選定・走りたい願望・綺麗にしたい願望・名車再生に関するカスタム事例
2021年07月19日 23時09分
右半分ちょっこり麻痺ってます。軽い障害者でございます。パラリンピック目指しません。黄色いシャツ着て武道館行きません。そのかわり新しい相棒のM5を磨きます。磨きまくります。と言っていたのですが、クルマはA45になりました。洗車部の洗部(ALIVE)のチェアマンです。会長という意味ではありません。折り畳みの椅子を使うからです。
うっかりしてましたが、7月18日は私が脳梗塞になってしまった日でした。過ぎちゃいました。
全国のおっさん&淑女の皆様ごきげんよう。
4年前と何が違うか?失ったものは右の握力を40キロほど、そして右足がジャンプできなくなった事。そのくらいです。大した問題ではありません。その前と後と、そして今。今が1番幸せなので良いのです。皆様本当にありがとうございます。面倒臭いこともそりゃありますが、ぜんぜん幸せですわ。嫌な事には蓋をしてジップロックで密閉します。
さて、私がM5からAクラスに乗り換えた話を少し書きます。
5月にサーキットに行った時、案外走れる自分がいました。今やペーパーA級ライセンスですが、いつでも戻りたいと思っていましたが、病気のせいで遠のいていたのです。でもまだ速く走りたいとか、上手になりたいという願望が残っていたのです。
サーキットにM5で行けなかった時点で、私にはM5が手に負えないという正直な気持ちの表れだったのです。軽いクルマが良いと言われました。こんなのも見ましたが、金額もするし、すでに大型化しており、また2シーターは家庭的にNGでした。
ではこれは?洗車部には何台かおられて、最も身体が欲しているクルマでした。でも洗車部特権でいつでも堪能させて頂けるのです。そうなるとなんだろうと迷いました。
ゴルフRかぁ。カッコいいなぁ。でもこのクルマを知っている事と、後を追うのがなんとなく悔しいのでやめました。かつさんさえ乗っていなければ。。
今考えてもこの大きなセダンはクレイジーでした。むっつりスケベという感じでした。無表情ですまし顔なのにとんでもなく絶倫でした。私が欲しているのはクレイジーな要素です。
ある日突然このクルマを思い出しました。現行型はよく知ってますが、この型はあまり知らなかったのですが、凄いという話は少し聞いてました。そうして調べたら、なかなかイカれたクルマで私の求めていたクレイジーを有していました。
こういうのも探してはみました。ナンバー付きとなるとMTがネックになります。サーキットオンリーであれば、人や自転車は飛び出しませんがね。やはりハンデが邪魔をします。DCTが必須条件でした。
ヤナセの担当さんにお願いしましたが、中古車課の人間が泣いてますとの事でクルマ探しは難航しました。そこで「ネットで出ているクルマの車体番号を教えて下さい」との事。ヤナセのクルマであれば整備履歴が追えて作業内容もわかるとの事。何台も調べてもらい、これなら良いですと言われたクルマ。それを買いました。
さて、AMG。古いおっさんは「アーマーゲー」と呼びますが、正しくないです。Mはドイツでも「マー」ではありません。私はぜんぜん知らなかったので調べました。創業者アウフレヒト、エンジニアのメルヒャー、そしてアウフレヒトの故郷グロースアスバッハの頭文字だとか。メルセデスでレースをやりたかったそうですが、ル・マンの大惨事以来レース活動を自粛していたので叶わず、会社を飛び出したのだとか。
レースで実績を上げ、チューナーとして成功します。ダイムラークライスラー時代に一部門となり、2014年にメルセデスAMGとなります。私のAクラスは2013年式なので実は車名の表記が違います。
決まりましたが、自分の考えていた予算を1本ほど飛び出してしまいました。私の奥さんからは「なぜそんなに古いAクラスがそんなにするのか?」とまとを得た質問が来ました。そこで「ワンマン、ワンエンジン」という話をしたところ、ブランド品の作り方を例に納得した様で「洗車部の方々が盛り上がるなら」と残りを出してくれました。と言っても私が稼いだ金なのだが。なので我が家では意地でもこのクルマはAクラスなのです。何一つ嘘は言ってないのです。
早速夜のアルパカですが、真実の光に照らしたこいつのダメっぷりに連休が忙しくなる事が決定です。
スプリッターと呼ばれるカナードの上にも埃が溜まります。
ハッチバック、ちょっと楽しい。悦。
長々と書きましたが、こんなストーリーでクルマが決まりました。サーキットがどうだとか書きましたが、あくまで安全運転の為です。自分でも自身の安全運行や環境問題への意識の高さに呆れてしまいます。ハイパワーの方々を後ろからゆっくり走って拝見するのが楽しみです。