コペンのボディーショップレポート・光当たらない職人。・光当たらないボディー内側のメッセージ・オーナーよりクルマの状況を知る仕事・沖縄は夏。日差し痛いわ。。に関するカスタム事例
2023年07月08日 20時22分
クルマ関連の仕事をして、いつしか好きでやってた板金塗装の仕事により、お客さんのクルマばかりやってたせいで、自身のクルマはそっちのけ。職種変えてから出会ったコペンが数十年ぶりの楽しみになりました。沢山のいいね!フォローありがとうございます。
皆さまお疲れ様です。
自身はまた過去の様な状況になりつつ、愛車のメンテも出来ない状態から
クルマの事で助けを求める仲間の為に動く1日でした。
相変わらずコペンのレポートじゃなくてすみません。オッさんの独り言&長文のめんどくさスルー案件です。😊
さて、本日は「ムー太郎のボディーショップレポート」になります。
※⚠️レポート内容はクルマ好きオーナーには凄くショッキングなボディーカットシーンの画像と内容となります。(笑)
患者は、以前にサイドシル左右のフロントのコブを制作切継ぎオペをした27
バトンタッチしたはずのH君の一般の仕事の多さに手掛ける時間がない事。
今朝の本日の作業内容をオーナーから受けた時、H君は積載車で納車、オーナーは別件お得意様のとこへ用事で、朝からヘルプなのにお留守番しつつの単独作業。
FM沖縄が唯一の人の声に救われつつ(笑)H君にさせたかったサイドシルアンダー側の切継ぎ作業スタート。サクッと板カットして軽くケガキ入れ叩き。
叩き込みからの水抜き用の溝も叩き込んで。
正直なところ。。もうこんなのやり尽くした作業でして特に悩む事無くすんなりスムーズに。出来る事ならH君に経験させたかった。
でも仕事です。諸事情は抜き、出来ないなら誰かがやる。
んで僕がサポートに入ります。
板加工から切継ぎ接合を約1時間で作業終了。そのままリヤフェンダーロアーへ進めます。
ドアとリヤフェンダーの間ね。😊
もう。。。剥離作業前から切継ぎ案件確定です。(笑)この時点で、もうわかるんです。ココヤバい事。綺麗なのに、やんわり膨らむ錆び膨張からのパテ割れ。無理くりパテで押さえ込んだ部分なので。。
塗膜剥離作業終了。と言うか押さえ込んだパテの剥離作業終了です。
フェンダーアーチからフロントに向かい物凄い薄いステン板ぱち当て。💧物凄い穴空いてるの確定です。
いやいや。。酷いよ。「安かろう早かろう」のこのステンレス板をスタッドでぱち当て作業。80年代に作業短縮により生み出された技法ですが、物凄く良くない。見るだけで自身激怒します!!
アンダーに関しては錆び穴にそのまま板金パテぶち込むと言う、もう職人の仕事ではない。本当最低な見てくれ仕上げ。そりゃ錆び浮くわ!(怒り💢)
ペロンとぺりぺりと。ステンレス板の剥がし。。
あっ。。あああー💧
おおおお!💧(泣)
臭いモノには蓋?デカい穴にはステン板。。
馬鹿か!!インナーに錆止め施してますけど、アンダー ダダ腐れですから。しかも。水抜きの穴すらパテで埋めてしまうと言う。。後数十年生かしたい作業では無い。
コレは板金作業とは言わない。オーナー知らないとはいえ、こんな作業は絶対しないで欲しいです。
ここで余談ですが、実際にあったお話を。確か30Zのおそらく2回目?のレストアの時の事、右リヤクォーターサイドの切継ぎ作業時、真鍮接合のパネルを剥がした時に、当時の職人さんがパネル裏にメッセージを残してありました。凄く無いですか?おそらくですけど、Zを大事にレストアした職人さんの所有するクルマだったのかな?とか色々妄想。。
マジックで「今の技術ではコレが限界、次パネル開けた職人さんへ。どうぞ更なる技術で再生してやって下さい。よろしくお願いします」と。
職人からのバトンを見た時、泣けましたよ。。バトン渡された自分は「素晴らしいボディーワークしっかり直します。」って思いで作業した事。。
でもコレは違う。。
やります。後数十年生かしたい手掛けるクルマ。
現在の素晴らしいツールを使い
微妙なアールの違い把握しつつ。
朽ち果てた錆びを隠す事なく。
元々のボディーアーチをぴったしに、しっかりと形成。
本日のムー太郎レポートは終了です。
また次回あればレポートをここで残す。
ここまで長々と閲覧頂き感謝。ありがとうございました。
続きもまた、お付き合い頂けたらと幸いです。
いつも最後まで閲覧感謝。ありがとうございます。
本日のミッション終了!!😊