155のタイロッド交換・155V6・タイロッドインナー・タイロッドインナー交換に関するカスタム事例
2023年12月30日 09時19分
アルファ155乗り 楽しい車が大好きです パジェロミニ→初代エスクードTA01W→涙目インプレッサ→三菱ジープCJ3(1973)→日産初代サニー(1970)→アルファ155(1995)
以前より苦戦していた、155V6のウィークポイントの一つである助手席側インナータイロッドの交換です。相変わらずガタガタしております。
一般に、インナータイロッドを回す工具として幅広モンキー等がよく用いられます。しかし、純正155の場合はインナーが円筒形で工具をかけづらいこと、メンバーが邪魔して作業スペースに乏しいことから外すのが難しく、SSTを用意するのがオススメです。
最初に用意してたSSTです。これはインナーにかける側がコンパクトなので確実に挿入できると判断し購入しました。しかし、前述したようにインナータイロッドが円筒であったため、全くかけれず敗退。
(ラックエンドブーツ外すまで円筒と気づきませんでした....)
次に、円筒インナーも回せるというSST。しかし、狭いスペースでは力の掛け方が難しく敗退。
なお、スペースがさらに狭い運転席側は完全に不可能です。
最後に用いたのはこちら。むしろ一番よく見るタイプなのですが、インナー側が干渉して入らないことを懸念してパスしてました。
挿入できるかドッキドキでしたが、助手席側は無事奥まで入りました。なお使用したのは35-40mmのアダプターです。
(運転席側はブーツをすでに取り付けていた関係で試していません)
しかし軽く回しても当然外れません。
写真のような工具を利用し、軸をぶらさないよう意識しながらエイっと回すと....
外れました!ここまで紆余曲折あったので感動です。
右が新しいタイロッドインナー、MEYLE製です。
が、なにやら純正と長さが違うのでビビりました。
タイロッドインナーを回しこむと同長まで持って行けたので一安心です。
というわけで組み直します。
タイロッドインナーは本来ステアリングラックとアッセンブリーで供給されている為、整備要領書にトルクの記載がありません。他車両を参考に、ネジロック材を塗布した上で90N•mくらいで締めました。
交換したインナータイロッドはマラカスとして再利用出来ます。
最後に、整備を進める上でみんカラやCartuneに日々投稿されてる皆様の記事が大変参考になっております。この場を借りて心よりお礼申し上げます。