86の86BRZ乗りと繋がりたい・雑談・スプリング考察・サスペンションセットアップ・長文ですみませんに関するカスタム事例
2021年01月23日 17時00分
どうもです。雨でやることないので落書きしてみました(笑)
バネレートの僕なりの選び方を書いてみようと思います^_^
間違っている部分はあるとは思うけど、生暖かい目で見ていただきたく思います。さていきましょう!
皆さんはバネレート考えたことはありますか?
スイフト、ハイパコ、ベステックス、カヤバ、etc...
メーカーも色々あり訳わからん!
という方もいらっしゃるとは思います
結果から言うと、どれ買っても良い!です
自分のサスのストローク量、僕の86は100mmほどですがそのストローク量に合わせたバネを使う必要がありますね。
サスペンションのストローク量に合わせた作動長のスプリングメーカーであれば大丈夫だと思います👌
写真は純正の86のサスペンションですが意味はありません😅
(1)さぁまず86の重量配分を考察します
1240kgの56:44でしたね。多分😅
前輪軸710kg、後輪軸が530kgとなります
タイヤは軸上に二つあるのでタイヤ一本での軸重量にしなければなりません
前軸一本あたりの重さ
695kg÷2=347kg
後軸一本あたりの重さ
545kg÷2=272kg
となります。
そこからレバー比による補正をかけてやると1Gでの車重が明らかになります^ ^
86はフロントはストラットですから1.0、リアはマルチリンクで1.28ありますからその数字を補正しないといけません
フロント
347kg×1.0=347kgf
リア
272kg×1.28=348kgf
となります。これで1Gでの荷重がハッキリしました*\(^o^)/*
(2)次はダンパーのストローク量と自分が発生する横Gを考慮してやらないといけません。
次はスプリングの対荷重の検討です
いくらダンパーが高性能でもバネがミスマッチであれば問題外なのはわかると思いますが、
フロントは自由長180mmの6キロ、リアは自由長180mm5キロが吊るしのバネレートだったとしましょう
フロントが6kg、リア5kgに対し86のサスペンションストローク量の分100mmを加えてやるとバネの対荷重力が出てきます
フロント
6kg×100mm=600kgf
リア
5kg×100mm=500kgf
これでバネレートの荷重計算が完了!
この数値に(1)で出しました1G車重で割ると今のスプリングレートでどれだけの横Gに耐えられるかが分かります^_^
僕の場合は1.5Gが最低ラインと考えますからそれを基準に見ていきます。皆さんは自分が発生させる横Gがどれくらいかは認識しておかないといけませんのでお気をつけて
フロントは600kgf÷347kgf=1.73g
リアは500kgf÷348kgf=1.43G
とフロントはだいぶ過剰な感じ、、、リアがちょっと足りないかなぁと言う感じです
ただここでややこしい問題が出てきます(゚o゚;;
(3)それがレバー比によるバネレート補正です
レバー比によりバネは適正に動かなかったり動きすぎたりします。この補正をかけてやらないといけません。ホイールレートと呼ばれますね。
ウチのクルマ固めのバネ入れてるけど柔らかい気がする、、、?
みたい事例はありますのはホイールレートを考慮したレートで出していないからです。
86で考えてみましょう
ストラットが1.0でなし。リアだけ1.28の補正をかけてホイールレートを換算します。
ホイールレート=スプリングレート÷レバー比の二乗です。
86はリアが5kgだから、、、
ホイールレート=5kg÷(1.28×1.28)=3.05kg
な、なんと86のリア5kgは3キロ程度しかならないのです!!
それで対横Gの計算を再びやりますと、、、。
300kgf÷348kgf=0.86G、、、。
つまり1.5Gどころか1Gすら耐えられるスプリングレートではなかったという訳です。
そう考えるとホイールレートを考えてリアは硬くしないといけなくなりますね。86/BRZはリアを硬くするセットアップが王道なのはこのレバー比によるホイールレートがネックになってるからだと思います。
86で世界を戦う場合にはリアのレバー比が見直されておりstiからパーツが出てます。確か1.28から1.02くらいまでレバー比を見直していたりします。ラリー界隈では市販品のマルチリンクやダブルウィッシュボーンが嫌われていたりするのはこのレバー比による問題があり、リアの路面追従性に問題を出すからなんですねぇ。多分ね(笑)
では1.5G耐えられるようにするにはホイールレートで6kg超えれるようなレートにするべきなんですねぇ
まぁ86で考えたら大体9kgか10kgあたりになります。
なかなかのハイレートですねぇ。
スプリングレートと前後重量配分を考慮してスプリングレート前後比率もそれに合わせてやると、しっかりしたサスペンションになると思います*\(^o^)/*
前後重量配分が56:44であるならば、スプリングレート比率ではフロントを44:56みたいな感じりしたら面白いかもしれません。速くなるかはわからんけどね(笑)
ただスプリングレート比率がフロント寄りだとアンダー、リア寄りだとオーバーステアになりますから気になる方は電卓叩いてみてください(笑)
ついでに言えばTRDの86の車高調はレート比率が実は44:56なんですよねぇ。奥が深いねぇ。メーカーを真似するのも手です♪
長文でしたがご読了ありがとうございました😊