ロードスターのB6エンジンオーバーホールに関するカスタム事例
2022年08月19日 12時44分
人生初のエンジンオーバーホールを行いました。②
腰下周りの各部計測を行いました。
まずピストン重量測定。
①275.3g ②275.4g ③275.3g ④275.7g
割と揃っているからヨシ!笑
ちゃんとやる方は0.1g単位で(下手したら0.01g単位で)重量合わせるかと思いますが、自分はとりあえずコンロッドの組み合わせでの重量合わせに留めました。笑
さて、お気付きの方も多いと思いますがピストントップ形状がロードスター純正と異なりますね。
今回は、BFファミリアに搭載されていたB6エンジンのピストンを使用します。メリットは圧縮比のアップ。
9.4:1→9.6:1になるとの事。10.0:1になるとの情報もあり、真相は謎。
そして何より、ネットの情報によると加工無しでポン付けできるらしい!!
なら使わない手はないという事で選びました。(この情報が罠だったりする。後ほど。)
それにしても、ファミリアピストン、リセスが一直線に引かれているのがちょっと勿体無い気がする。けど、そうしなくてはいけない理由があったのか、総合的な判断でメーカーが出した答えなんだろうなと勝手に思っている。笑
自分はモ○タロウで購入しましたが、○ハで購入すると4つ重量合わせて発送してくれるそうです。
型番はB6Z4-11-SB0(0.25mmオーバーサイズ)
サイズによって末尾2文字が違います。
リング型番はB6Y5-11-SD0
(これもサイズにより末尾2文字違いあり)
コンロッドの重量測定
①569.4g ②569.6g ③569.1g ④569.1g
こちらも意外と揃ってるからヨシ!爆
クランクの曲がり測定
0.01mm!結構いいじゃん!
ただ、加工屋さんでダイナミックバランスはかけてもらう予定です。
こちらは腰上ですが、燃焼室の容積を計算しました。
また、ヘッド面の燃焼室面積も出して、ヘッド面研による圧縮比の上がり具合を算出しました。
妄想が膨らむ膨らむ。
算出の仕方、まずオーバーホールを手伝ってもらった師匠から教わり、その後ある本から知見を得たのですが、面白いですね!
方眼紙をヘッド面に擦り付けて燃焼室の輪郭を擦り出して、方眼紙のマスの数を計って面積を出す!なんとも原始的だけど、理にかなってる!
方眼紙は1マス1mm×1mmの正方形です。
しかし、B6は上死点でピストントップがブロック上面から飛び出す為、あまり攻めた面研は出来ないのが哀しいですね。1.0mmまでが比較的安全らしいです。
その本は、エンジンチューンのバイブル的存在、藤沢公夫著「バルブタイミング: エンジン性能の決め手」です!
読んでてとても面白いです。