エボえもんさんが投稿したプラモデル・タミヤ・マルティニアルファロメオ155V6TIに関するカスタム事例
2021年05月31日 20時13分
もうおっさんですが、ターボ車はやめられません。 憧れだったエボ。 生産終了の案内されてから、ヤバいと思いディーラーで注文しました。 大事に乗って行きたいです。
DTMに殴り込みをかけたイタリアからの刺客「アルファロメオ」
ワークスのアルファコルセはスポンサーもイタリアの「マルティニ」と抜かりなしの体制。
ドイツのメルセデス、オペルに望むワークスのアルファコルセを筆頭にサテライトチームのドライバーは
アレッサンドロナニーニ
ニコララリーニ
ステファノモデナ
ミケーレアルボレート
クリスチャン・ディオールダナー
ガブリエルタルキーニ
ミハエルバーテルズ
らの元F1ドライバーと
そして若手有望株でこの後F1に昇格してジョーダンやベネトンといったチームに在席した
ジャンカルロフィジケラ
と豪華なラインナップ。
フロントには2.5リットルのV6エンジンをパイプ鋼管にマウント。
11500回転まで回る高回転エンジンは450馬力を発揮。
アルファ独特のエキゾーストノートを発した。
4WDシステムはWRCのランチヤで磨かれたアバルトの4WDシステムが採用されている。
ABSも搭載されDTMのクラス1ツーリングカーは
ハイテクマシーンだった。
車輌下部なフロアもフロントから流れた空気をリアのデフューザーからキレイに抜くためパネルでフロア全体が覆われていた。
93年から参戦しその年にメイクスとドライバーの両タイトルを獲得。
そしてDTM最後の開催となった96年には10勝をあげるもチャンピオンには届かず。
96年にはITCとして開催され日本の鈴鹿にも来日しファンの前に勇姿を見せた。
前述したようにハイテク満載のクラス1ツーリングは見ている分には魅力があるが、開発費が高騰。又、DTMの人気に目を付けたFIAが国際選手権化にを進めた結果、当然、日本を含めたドイツ国外でもレースが開催されることになり車の開発費とは別に遠征費も高額になってしまった。
結局、両方のコストがメーカー懐を圧迫してアルファとオペルは撤退を表明。
メルセデスへ参戦の意思があったが1メーカーでは大会として成立は難しく96年を持ってDTMは消滅。
ABS,4WD、トラクションコントロールと何でもありのクラス1ツーリングカーによるDTM/ITCは当時のF1よりもハイテクといわれたが、メルセデス、オペル、アルファロメオによるモンスターマシーンの夢のような共演はコストの高騰により終止符をうった。
ちなみにDTMの消滅により参戦場所を失ったメルセデスは後のFIA-GT選手権に参戦している。
後にDTMは復活して盛況を誇っていたが先にメルセデス、2020年限りでアウディが撤退をしてしまいエントリーがBMWのみになってしまっているのは、背景が違えなんとも皮肉である。