デミオのデミオ15MB・マツダファン・エンデュランス(マツ耐)・熱中症に気をつけて!!・悲願の優勝・クルマが遅いんじゃない、人間が遅いんだ!に関するカスタム事例
2023年08月01日 12時35分
DJデミオの15MBとBMW118i sportに乗っています。 最近、久し振りにモータースポーツに復帰しました。 ⇒レース復帰年の2021年は、耐久レース優勝×3回、サーキットトライアル優勝×3回でした♪ 2022年は、耐久レース優勝×1回、2位×3回、サーキットトライアル2位×1回でした! 2023年は、耐久レース優勝×3回、サーキットトライアル3位×1 2024年は、一時お休みですが、復帰を模索中→耐久レース特別戦リタイア(タービンブロー涙)
CTの皆さん、こんにちは!
7/30(日)に、マツダファン・エンデュランス第4戦茨城ラウンド(筑波サーキット)に参戦してまいりましたので、レポートをあげたいと思います!
いつものことながら、準備の時間が取れず、事前に練習することが出来ない状態での参加となりましたが、エンジンオイル含む油脂類、ブレーキパッド、タイヤは全て新品に交換し、車両は万全の態勢を整えて挑みました。
人間の練習は疎かになってしまいましたが、仕事帰りに荷物を背負ったまま、5km程ランニングして帰宅するという「ながら運動」を週2~3回実施して、夏の耐久に向けての身体作りを行ってきました。
レースでは、06:10受付~08:00予選~09:25決勝スタートという恐ろしくハイペースなタイムスケジュールが組まれており、他の競技との並催ならではの余裕の無さでした。
前回はそれで準備に遅れを取り、後手後手になって色々な不具合を誘発してしまったので、今回はそうならないために事前の打ち合わせや、前日受付の活用、諸準備を前日にやっておくなどの対策を取り入れ、順調に予選まで漕ぎ着けることができました。
当日の気温は38℃超えとなり、恐ろしい猛暑でした汗
最早危険な暑さです(笑)
そのため予選では、エンジンその他が垂れる前に一発のタイムを出し、筑波の走行経験が浅いセカンドドライバーの慣熟に充てることを目標に走りました。
自分も約1年振りの筑波で、なかなか良いフィーリングが得られないまま、2周が過ぎましたが、3周めで1分16秒179という猛暑にしてはなかなかのタイムを出すことが出来ました!
そして、セカンドドライバーに早めに交替し、セカンドドライバーも17秒台を出し、良い感じでラップを重ねました!
一方、ライバルとなるDEデミオは、チューニングの許容範囲の違いもあり、15秒台前半で走行しています。
これはなかなか厳しい戦いの予感…
また、ロードスター以外での総合優勝を争うライバルは、もう1台おり、こちらはなんとランティスです!
実はランティス、V6エンジンの燃料タンク容量55Lという走れるクルマです。
燃料タンクがデミオよりも遥かに大きいので、燃費が悪くてもラップタイムがそれなりに早ければ、逃げ切られる危険があります。
タイムは20秒台でしたが、聞けばまだテスト中だそうなので、油断は出来ません。
そんなこんなで予選が終わり、決勝まで1時間しかないなか、急いで車両に給油します。
マツ耐名物「限界給油」です(笑)
※限界給油とは、ガソリンを溢れんばかりに給油しては、車体を人力で揺らしまくり、燃料タンクのエアを抜きながら、文字通り「燃料タンクの限界まで給油すること」です(笑)
ちなみに、あまりの暑さに人間も「限界」を迎えそうになります(笑)
急いで準備を整えると、早くも決勝がスタート!
当日の気温は30度を遥かに超えているので、マツ耐競技規定で、エアコンの使用が義務付けられますが、それでも異常な暑さで、スーツを着ているだけで熱中症になりそうです…汗
スタートダッシュには成功し、一気に2~3台をパスして、ライバルのDEデミオに追い付きます。
最初に抜けるなら、ここで抜いてペースを掴みたいと思い、オーバーテイクにかかりますが、コーナーも立ち上がりも速いです!
向こうもペースアップしたため、無理に絡まず、燃費を維持する走行に切り替えますが、思ったより燃費が厳しい…
当初の予定よりもペースと燃費のバランスが合わず、18秒台から19秒台でラップしていきますが、途中集団に引っ掛かり20秒台に落ちてしまうこともありました。
筑波はコース幅が狭く、オーバーテイクできるポイントが限られているため、なかなか抜けません汗
ちょっともどかしいまま、セカンドドライバーにチェンジします。
セカンドドライバーは、不馴れな筑波でも18秒台~19秒台で順調に周回を重ねます。
順調に進むかと思っていましたが、途中でなんとSC(セーフティカー)が!
2ヘア辺りでクラッシュがあった模様で、一気に状況が変化します!
ピット停止回数が3回と定められているマツ耐では、停止回数の消化をどうするかというのも戦略になります。
そのため、SC導入でペースが落ちるタイミングで回数を消化したいところです。
ところが、SCが先頭車両の前に入らず、何故か自分達のクルマの直前に汗!
これでは先頭が逃げてしまい、余計にペースが遅れてしまいます。
自分達のチームは急いで準備を整え、何とかピットイン。自分が再びステアリングを握ります。
SCは5周程導入されていたので、かなりのタイムロスとなり、コースレコードの更新は不可能になりました。
また、この間に燃料消費が節約されたことで、ここからの1時間半はほぼ全開走行のスプリントレースと化します!
SCがようやく解除され、グリーンフラッグが振られると、いよいよ90分の(実質的)スプリントレースの幕開けです(笑)
序盤はペースを抑えていたロードスター勢もほぼ予選のペースで走り始め、ベストラップを更新する車両が現れ始めます。
自分も負けてはいられないので、高回転まで使ってペースアップ、タイムを上げて決勝のベストラップを1分16秒654に更新します!
そのまま16~17秒台をなるべく維持して走り、全体のペースに食らい付きます。
絶対的な速さではロードスターに勝てないので、こちらも必死です汗
途中、マツダの役員の方達が乗るワークス「人馬一体チーム」のロードスターとバトルになり、煽ったり煽られたりのデッドヒートを繰り広げさせて頂きました(笑)
忖度無しでビタビタに攻めたので、マツダはもう自分にクルマを売ってくれないかも知れません(笑)
話を元に戻し、自分がステアリングを握って1時間近くが経過しました。
エアコンONと言いつつも、身体からは滝のような汗が流れ、もう全身びしょびしょです(笑)
ピットと通話し、準備を整え、ラスト30分のところでセカンドドライバーにステアリングを託します。
ラストスティントにおいても、セカンドドライバーは17秒台と予選並みのタイムで順調に周回数を積み重ね、ロードスターの集団に飲まれてもタイムロスを最小限に抑えて走り続けます。
このとき、順位を見ると何と全体で12位!
かなりの台数のロードスターを喰っています!
このまま順調に行けば、ロードスター以外の順位では最高位です。
無事に走り切ってくれという思いと、ロードスターを喰えるだけ喰いまくれという思いが交錯します(笑)
一方、もう1台のデミオはトラブルもあり、かなり後方におり、ランティスは後方で堅実な走りに徹していました。
最早、ロードスターとの戦いです(笑)
そして走り続けて150分。
遂にチェッカーフラッグが!
最終を立ち上がると、ロードスターが並んで立ち上がってきます。
セカンドドライバーは、これを巧みに抑えて順位を固守!
無事、マツダ2&デミオ ノーマルクラス優勝、ロードスター以外の総合優勝を獲得することができました!
ロードスター以外の総合での表彰台の真ん中に立つのは、自分達の悲願でしたので、遂にやったという気持ちで一杯です!
ゴール後は、何故か表彰台に呼ばれないトラブルもありましたが(笑)、無事表彰台のど真ん中に立ち、シャンパンファイトをしてきました!
応援していただいた方々、サポートしていただいた方々、自分の挑戦を支えていただいた全ての方に感謝申し上げたいです。
ライフイベントもあり、次の挑戦がどうなるか分かりませんが、可能な限り挑戦を続けて行きたいと思います♪
ロードスター以外総合優勝のトロフィーは、やっぱり豪華ですね!
もう何個めか分かりませんが、やっぱりいつ貰っても嬉しいものですね♪
スタート前は暑くても元気でした(笑)!
顔を消してるので分かりませんが、走行後は顔も真っ赤です…(笑)
遂に表彰台の真ん中に!
YouTubeの筑波サーキット公式チャンネルで全世界にライブ配信されました(笑)
久し振りに表彰台のど真ん中に立ったので、感無量です!
一瞬、シャンパンファイトのやり方を思い出すのに時間がかかりました(笑)