ロードスターのアシェット・トヨタ2000GT・読書・invert・☆☆☆★★に関するカスタム事例
2022年10月19日 19時22分
R6年3月10日、2代目となる魂赤のNDを納車しました。 ドライブと読書と映画が好きなアラフィフオヤジです。 呼ぶときは「ハル」でお願いします。 フォローはコメントのやり取りのある方のみとさせていただきます。 言い合いになりそうな場合には、CTの規定に則り即ブロックします。 R6.3 「ハル@マグローズ🐟」から改名
今朝、某ブンで。
今日はニンニク臭かったかもしれないけど、一日中食事以外はマスクしてたし人とも接近しないし、大丈夫だったと思います。
アシェット トヨタ2000GT 第38号〜第41号届きました。
またぼちぼち作っていきたいと思います。
【読書記録】
【76】,『invert 城塚翡翠倒叙集』相沢沙呼:著(講談社)
あらすじです。
人を殺すことを厭わない犯罪界のナポレオン。
現場には物証ゼロ。
アリバイも完璧で密室殺人を行った強敵を相手に、翡翠はどう立ち向かうのか——
● ● ●
霊媒探偵城塚翡翠の続編、連作短編集です。
最近ドラマ化が話題になっている作品です。
推理・ミステリは好きですが、同じ好きな人でも好きなポイントは違うと思います。
トリックが好きな人。
謎解きの過程が好きな人。
探偵のキャラクターが好きな人。
このシリーズは明らかに探偵役・城塚翡翠のキャラ押しの作品です。
トリックも練られてはいますが、目を瞠るほどの美少女で本心の見えない謎の存在である主人公に魅力を感じる方は多いでしょう。
私は全く感じませんが。
そういう作者の意図が見え過ぎて、かえって引きます。
ドラマは見ていませんが、どうなんでしょう。
本格的な推理・ミステリ好きな方の評価も聞いてみたいところです。
このシリーズは最初に犯人がわかります。
その手口もトリックもすべて読者には明らかにされます。
それを探偵の城塚翡翠が解き明かし、犯人を追い詰めていくのが魅力なのでしょう。
「刑事コロンボ」シリーズと同じですね。
この手法はなかなか難しいと思われるので、この作者さんの構成力は素晴らしいと思います。
しかしだからこそ、犯人側に感情移入してしまうんですね。
追い詰める翡翠にではなく、追い詰められる息苦しさを感じます。
そして不用意な態度を示す犯人に、余計にイライラさせられます。
読んでて不愉快になる部分です。
絶世の美少女という設定も、主人公の翡翠に感情的に寄り添えない要素の一つです。
一般人は翡翠とはかけ離れた存在ですから。
そういう超絶した能力をもつ存在に憧れを抱くのはわかりますが、近寄り難過ぎます。
かえって人間臭い犯人たちの方に親しみを感じます。
正義の味方のはずの主人公が〝敵〟に感じられてしまう。
それが私個人的な感想で、マイナス要素でした。
☆☆☆★★星三つ