ヴェルファイアのSIRAKOBATO超理論・コアンダ効果・トンボの羽・空力・新型プリウスに関するカスタム事例
2023年01月29日 17時42分
新型プリウスを見に行ったのだけども
全てにおいてこの新しい
「エアロスタビライジングアンダーボデーステップ」
この新しいエアロの考え方
床下の段付きによって
ダウンフォースを一任させ
他の部分はすべて
空力が前向きにかかる力を利用
または
後ろ向きにかかる力を減少させている
この段付きによる空力の影響
その影響は結構前に紹介していて
実は消されてしまった
みんカラの記事でも書いていて
上のオレンジ色の形
この形はトンボの羽の断面図です
トンボの羽のギザギザの形は
そこの部分でコアンダ効果を起こし
低速でも上向きの力を発生し
浮力が作られる
つまりこのトンボの羽を上下逆にすれば
ダウンフォースが得られるということです
その記事について
トヨタの設計者が読んだかどうかは
定かではないですが
この段付きによる空力への影響
3億年をも前に発生したトンボの祖先
正確にはいつの時代にこの段付きが発生したかは分かりませんが
約1億年ぐらいもの進化をとげて
この効率の良い羽の形になったのでしょう
そう、段付きによって浮力を得るというのは
遠い昔からあったのです
なぜこの床下の段付きに
全てのダウンフォースが賄われている
と思ったのは
このプリウスのフロントタイヤハウス
タイヤハウスの空間が狭く
これでは
タイヤの回転によって
タイヤ前方に空気が流れることになり
タイヤハウス斜め上は
高圧になってしまう
その高圧によって
フロントが浮き上がるような
そのような感じになってしまうのですが
このフロントの下の部分
この部分にも段付きを採用してますよね
この段付きによって
フロントのダウンフォースを確保している
浮き上がりを防いでいると考えられるのです
でもなんでこんなにタイヤハウス内を
狭くしたのか
タイヤハウス内
特にタイヤの前側のスペースが狭いです
それには以前紹介した
タイヤの前下の空気の流れを速く
することによって
タイヤ自体のダウンフォースが強くなる
新型プリウスは
タイヤハウス内の高圧によっての
浮き上がりを
フロント下の段付きによって相殺し
タイヤハウス内
その前方で高圧になった空気を
タイヤの前方の空間を狭くすることによって
スピードを上げ
タイヤ前方したの空気の流れを
速くし
タイヤ自体のダウンフォースを向上させている
フロントの空力の処理をも
この
「エアロスタビライジングアンダーボデーステップ」
によって安定させているのです
また、このリアのバンパーの下の処理
最近の車はこのリアの下の部分を跳ね上げて
ディフューザーのような処理を
バンパーの下の部分を跳ね上げる事によって
ダウンフォースを発生させるような空気の流れになるのですが
実はバンパーの下の跳ね上げるような処理
その空気の流れはコアンダ効果により
斜め後ろ下に力が生まれます
つまり空気抵抗になってしまう
新しいプリウスは
リアのバンパーの下を
まっすぐ空気が抜けるような処理に変えてきましたね
この事によって
ダウンフォースが起きないのですが
後ろ向きの力もなくなります
実は空力的には
床下の空気をまっすぐ後ろに
抜けさせた方が良いのです
ですがその失ったダウンホース
それも床下の段付き
「エアロスタビライジングアンダーボデーステップ」
によって得ていると考えます
そして、もちろん前方も
いつも紹介している
前方角の空気の流れを
きれいにすることによって
斜め前方にコアンダ効果が生まれる
プリウスの前方角はすっきりした
デザイン処理にしましたよね
この前方の処理は
タイヤハウス内の気圧を
上がることになるのですが
燃費的には
斜め前方への力が強くなり
より良い結果に
先ほども話したのですが
プリウスのタイヤハウス内の高圧は
タイヤ前方下に流れ
タイヤ自体に前向きの下の力が生まれている
正直言って強引な設計ですが
やはりこのような空力的な設計
全てが
「エアロスタビライジングアンダーボデーステップ」
があって出来る事なのです