ミニクーパーSの一人旅・ミニマル・ドライブ・MINI・震災復興に関するカスタム事例
2020年08月16日 10時56分
2011.03.11
ここには
みんなと同じ時間が流れていて、
みんなと同じ生活をしていて、
みんなと同じ笑顔があった…
それが突然、全てが奪われた日。
家族、日常…全てが奪われた日。
想像をはるかに超えたことなのに、ここの人たちはそれを乗り越えて、また力強く生きている。
海岸沿いを走っているのに、海が全く見えない場所。
まるで海を見たくないかのようにそびえ立つ、コンクリートの防波堤が永遠と続く。
漁師町にあるような寂れたトタン屋根の小屋もなく、全ての建物が新しい場所。
都心の人も憧れそうな、オシャレな施設がある。
ポツン…ポツン…と建つ住宅地。
空き地にはかつて誰かの家があったはず。
震災の爪跡があらゆるところに…
言葉に出来ない思いが込み上げる。
私たちはこの時を絶対忘れてはならない。
そして、家があるのに、そこに帰ることが出来ない人達がいる事も忘れてはならない。
たまたま夜に陸前高田を走っていたときに、5分間花火が上がっていた。
残念ながら雨でキレイには見えなかったけれど、この花火がみんなの心に届きますように。
宮城県宮城郡七ヶ浜町にて