MR-SのDIY・ドライブシャフトブーツ交換・ドライブシャフト抜けない・グリス漏れに関するカスタム事例
2021年08月14日 21時23分
ドライブシャフトRHのブーツ・グリス交換を行いました。
アウトボード側から、グリス少しずつ漏れていて、円周上にグリスが飛び散っています。
ブーツは、一度も交換されていないので、この際に左右交換します。
ブーツキットは、片側1万円。両側2万円。
まぁ、18万キロ無交換なので、安いもんです。
この作業で一番手間取るのは、LHのドライブシャフトを抜く事w
ドラシャのロックナットが緩まない場合は、カシメの起こしが足りないかもです。
たがねの様な専用工具がありますが
私は、その工具の先端が挟まり、
抜こうとしたら先端が残ったまま折れました。。。
仕方なく、無理くり回して外しましたが、ねじ山がぐずぐずに。。
最終的に閉まるところは問題なかったので、セーフ?です。
また、なかなか抜けないです。
特に後期は抜けない印象です。
修理書通り、青丸の部分にプライバーを当てて、ハンマで叩きますが、抜けません。
壊れるでしょってぐらい全力で叩いても、全く抜けません。(無反動ハンマーじゃなかったら手が痺れまくるぐらいです)
散々叩いた後に、仕方ないので真鍮っぽいダストカバーに変形覚悟でプライバーを当ててこじるとあっけなく外れました。
正直、このやり方、デフ部のオイルシールが当たる面に傷をつける恐れがあるし、好きくないのですが
外れない事には、何もできないので仕方なしです。
推測ですが
デフ側のスプラインについているCリングが打撃によって、溝に引っ込んで、簡単に抜けたのかと。
Cリングの向きは、外からでは見れないので、運ですw
ドラシャが摘出できました。
写真はLHです。
インボード側のバンドは、このタイプ。
薄刃ドライバーを使って、爪を起こして外します。
写真が入れ替わっていますが、RHのドラシャです。
ブーツが取れたら、抜き取ります。
グリスが出ますがシャビシャビ&量が少ない気がする。
スナップリングを外して、トリポードのローラとスパイダーを外します。
ちなみにアウトボードは非分解となっているので、ブーツを交換するには、これを外さないと、抜けません。
アウトボードのバンドは、このタイプ
(オメガバンド?)
薄刃マイナスドライバーでこじって外します。
そこそこ力がいるので、手を切らない様に
ブーツが外れてたら、可能な限りグリスを拭き取って、付属のNTG2218-Mというグリスを塗ります(盛り付けますw)
こんな感じでデコレーションしますw
ブーツの取り付け面には、つかない様に!
ブーツを入れます。
オメガタイプのブーツバンドは、かしめが硬いので、プライヤーみたいなタイプでは、歯が立たない(握力がめちゃくちゃあれば別だけど)
Amazonでこの様な工具を入手。
こんな感じで締めていきます。
安物工具なので、あんまりキレイには、カシメれませんが、締まっているので、良しとします。
アウトボードが完成したら、忘れないうちに、インボードの細い方のバンドとブーツを入れます。
(1回忘れてやり直しました)
インボード側は、NKG302というグリスを入れます。
カップ状になっているので、入れるのは簡単です。
シャフトにローラーとスパイダーを組み付けて、差し込みます。
空気抜けて弾けるので、ゆっくり奥まで。
ブーツを取り付けて、バンドをマイナスドライバー等でカシメて完了。
これを2本共に行って、元に戻して、アームやらブレーキを組み付けて完了。
今まで、漏れているのを知りながら、乗っていたので、これで気持ちスッキリ乗れます。
作業自体は、大した事してないのですが、時間がかかりました。
本当は、グリスをワコーズのやつとかにしたかったのですが、サーキットガンガン走るわけでもないし、耐久性重視で純正としました。