CYBERさんが投稿した座敷童ちゃんと観光・アイヌ・天の川駅・裏七夕・北海道に関するカスタム事例
2023年07月07日 23時49分
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座敷童ちゃんと観光
番外編
本日は七夕ですね。
前回、神奈川県横浜市の出られない駅として
海芝浦駅をご紹介しました。
今回はなんと人が決して乗車も降車も出来ない駅です!
その幻の駅の名前は、かつて北海道に実在した
天の川駅です!
その駅は、JR北海道の江差線湯ノ岱駅 - 宮越駅間、に存在しました。
なぜ乗車も降車も出来ないかというと。その駅そのものが北海道の鉄道愛好家集団『北海道夢れいる倶楽部』によって設置された建造物で、正式な駅ではないからです。
1994年、付近を流れる天の川の氾濫で江差線が不通となったことで、江差線の廃線が危惧されました。
江差線の存続・振興と、上ノ国町の街づくりの一環の為、クラブのメンバーが立ち上がったのです。
当然正式な駅ではないので、列車は一度も停車したことはありませんが、JRによって駅の手前から列車が徐行するなどのサービスが実施されていたそうです。
江差線は2014年5月12日に廃止されましたが、
天の川駅は2015年に設置後20年を区切りに、撤去されました、記念行事としてその年の7月5日に「さようなら天ノ川駅ファイナルイベント」などが開催されたそうです。
実はこの駅にはある噂がありました。人が乗り降り出来ない駅ですが、裏七夕と言われる七夕の7月7日のちょうど半年後の1月7日の真夜中に、天の川駅は1日だけ冥界との門が開き、あの世から乗車してきた魂達を乗せてこの駅に停車するのです。
この日、湯ノ岱に住むアイヌの末裔である冭(たい)ちゃんは、雪が降りしきる中、冥界からの列車を待ちます。今は亡き父に会う為に…
かつて北海道に存在した天の川駅。
そこは決してひ・と・が乗り降りする事が出来ない駅でした……。
いかがでしたか?
日本の鉄道史や路線図に決して登場しない「天の川駅」。
幻の駅ということでは、ある意味リアル「きさらぎ駅」とも言えるのではないでしょうか?