エブリイワゴンのDIY・ドアミラー・修理完了に関するカスタム事例
2020年01月27日 00時10分
子供の頃から日産の直列6気筒が好きでL型に惚れ、230〜430セドリックなどを乗り継いぎ、ハコスカ4ドアでL28改にソレ・タコ・デュアルしてましたが家庭事情により車は辞めていました。 がっ‼️… みんカラ↓ https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2589016/profile/ Twitter↓ https://twitter.com/nissan2000ohc
DA52系の手動式(しかない)ドアミラー定番故障のネタです。
ネット上で紹介なさっておられる方の情報も参考に含めて行いました。
感謝します。
このDA52系のピボット式ではない方の手動の可動式(52に電動はないです)定位置でカタンっ!と止まるタイプの手動可動式ドアミラーは畳んだり開いたりしたらガキッと嫌な音がしてぶらぶらになる故障が散見されます。
てか、全て同じ症状で壊れます。
買っても買っても同じ事になるので嫌になりますね。
因みに新品価格は片側¥18000。
メーカーさんには申し訳ないですが作りが悪いとしか思えません。
まして中古品ならギリギリ壊れる寸前かもしれませんので信頼性はありません。
DA62用に交換してしまおうとも思いましたが、偏屈なわたしは「いったい何がどうなってこんなに壊れるんだ⁉️」と、興味もあってバラしてみました。
運が良ければ直るし、信頼性のない中古品を買っても対策出来、万一の場合にも手立てが広がります。
少数派でしょうが、52には52用でなければ!と拘りがあるマニアックなオーナーさん必見です(笑)
よって原因追及します。
先ずはマウント部のカバーを外しプラスの大サイズのネジ3本を外しドアミラーAssyを取り外します。
ドアミラー内部へのアクセスには鏡を外さなくては分解出来ません。
残念ながら他車によくある淵ごと鏡がパチンと外せるタイプではありません。
ガラス製の鏡がハマっている黒い淵からめくる様に外さなければなりません。淵をドライヤーなどで温めて柔らかくして腰のあるパテベラなどを差し込んで脱線させていきます。
鉄製のドライバーを使用したり、無理をかけると一瞬にして割れてしまします。
鏡は白いブチルで補助的にくっ付けてありますが、ゆっくり引っ張って剥がします。
慎重に鏡を外したらこの様にケースに留めてあるネジ4本外します。
続いて黄色い矢印部とドライバーの奥に隠れて写っていないネジを計4本外します。
上側の支点のプラスチック製の筒状のピンを細いマイナスドライバーなどを使って引き抜きます。
すると、支点部分ごとケースから中身が外せます。
はい!
内周がギザギザになった円盤が軸からスポ抜けてますね。
例えるなら、エンジンのバルブスプリングを縮めた状態で押さえつけるリテーナーを保持する為のコッターが外れて飛んだ状態です。
原因は軸のくびれが少なくて滑って抜けるんです。
くびれのカリが細くて引っ掛かりが甘い訳です。
ギザギザが滑って抜けた跡がついていますね。
格納⇄展開を繰り返す度に抜けて行ってるんですよね。
特に年数経ってギギッと音が出ている場合、本来回らないハズのギザギザが、劣化や腐食によって滑るはずの部分で滑らずにスプリングと一緒に回ったりして余計に抜く行為になっているケースもあるかと思います。
カリを太くすることは出来ませんのでギザギザが引っかかる溝を付けます。
やり方は色々方法があると思いますが散乱した工具の中で目に付いた金ノコを使いました。
なかなか良い溝が出来ました。
ギザギザがしっかり引っかかって抜けなければ良いです。
ギザギザがバネに押されて上に滑った跡が付いています。
新品組み付け時に出来た跡とも考えられますが、外れやすくなる原因になっているとも思います。
このバルブリテーナーの様なコッター部分に相当するギザギザくんをキツくしておくと良いのではないでしょうか。
この様に【例えるならバルブコッター】にあたるギザギザ部だけを叩いてテーパー角が付けてあるギザギザ部を少し平たくしました。
スプリングとギザギザくんを軸に通し、軸の突き抜け部をかわす為にパイプなどを使ってハンマーで叩き込みました。
参考ですか、ギザギザくんを上から真っ直ぐ叩き込む為に画像の様に更に上の枠の穴にパイプを通しますが、穴内径は約15ミリです。
100均で調達したメタルラックの細い方の継ぎ足し用を使いました。
ギザギザくんに直接当てているのはギザギザ部より外側を叩きたかった為
12ミリのボックスレンチのコマを使っています。
上手いこと溝にハマり込みました。
あと、組み立て後では出来なくなるので摺動部にグリスアップをしておきました。
あとは元通りに組み立てて行きます。
ミラー可動部の上から差し込むこの白いパーツは向きがあります。
ロッド年代によって黒色もあります。
矢印と合いマークを合わせてカチッと音のするまで差し込みます。
肝としてのガラス製の鏡を入れたら完成です。
ドアミラーAssyを車輌に取り付けてマウント部のカバーをハメれば終わりです。
今回は車輌からドアミラーAssyを外す1番最初に行うマウント部のカバー外しは割合しました。
が!それがまた厄介です。
まぁ、大抵何個か爪が折れますし、先ずは何処をきっかけに剥がすのか?
とか、何度もはやりたくない神経質になる胃が痛くなる思いの作業です(笑)
カバーが割れるんじゃないかとヒヤヒヤします。
表から見えない爪が数個折れる程度なら良しとしなきゃいけません💦
定位置停止の部分参考画像。
前後しましたが1番最初に外さなければならないこの付け根のブラケット部のカバー。
ドアバイザー付きだとかなり外し難いですし、どこからアプローチすれば良いのか…。
ガラスを開けてドア内側からヘラを真ん中辺りに差し込んでこじるのが良さそうです。
再使用不可とされているんじゃないかと言うくらい外し難いです。
割れそうで厄介です。
爪の場所の参考画像。