かずさんが投稿したカスタム事例
2020年05月20日 03時46分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
この前診たラパンですが作業のGOサインが出たので作業をします。
交換部品はローターとブレーキパットです。
まずタイを外してキャリパー、キャリパーサポートを外しローターを外します。
ローターは外すために8㍉のボルトを捩じ込むためのネジ山が切ってあるのでネジを取り付けて締め込めば簡単に外れます。
錆び付いて外しにくい場合は追加でハンマーで叩けば外れます。
外したローターと新品のローターです。
ローターには保護剤が吹いてあるのでシンナーやブレーキクリーナー等を吹いて拭き取るだけでもいいですが追加て荒いペーパーで足付けしてやると当たりも早いと思います。
外したスライドプレートです。
ブレーキダストがこびりついています。
ワイヤーブラシを使い綺麗にします。
これをしないとパットの端が付いていた場所は綺麗ですが他にブレーキダストの層が出来ていてパットの戻りが悪く片磨耗や異音、場合によっては引きずりの原因になります。
新しいローターとキャリパーサポートを取り付けてスライドプレートに薄くパットグリスを塗ってやりパットの面取りを軽くしてやりパットをセットします。
キャリパーのピストンを戻してやります。
ピストンを戻すとブレーキオイルがマスタータンクに戻り場合によっては溢れてしまうのでスポイト等である程度吸い取ってやります。
キャリパーのスライドピンの油分や汚れを確認してうちもピンにグリスを塗ってキャリパー本体を取り付けます。これで片側は終了です。同じ作業を反対もします。
パットはメーカーによっては当たる面積が違うのでローターを再使用する場合はパットの面取りはパットの当たり具合をみてその都度削り量を変えてやります。
タイヤを取り付けて作業は終わりですが自分は初期当たりを出す為40㌔からのフルブレーキングを2回から3回程して冷ませば作業終了です。
今回外したローターの表面です。限界磨耗迄は減っていませんが面研すればまだつかえそうですね。
裏面です。パットは普通の当たり方をしているみたいです。年式や距離によっては表面はいい感じに当たっていますが裏を見ると当たりが酷いやつになると1/3錆びている場合があるので外側のパットが少ない場合は内側のパットの残量も目視確認しないといけないです。
手前の2枚は右側、奥の2枚は左手です。
手前の2枚の内1枚が他より薄くなっています。メンテが悪いとこのようになります。