カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・オーナー様閲覧注意・酷評レビューに関するカスタム事例
2024年07月21日 22時26分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ再レビュー編
日産 セレナ(4代目 C26型)
水曜日に乗ってきた車両になります。恐らくですけど、今月はこちら含め同日3台乗って終了になります。遠征しちゃってるので例の如く予算オーバーなので・・・。まずは、3代目が来るだろうと思ったら、まさかの来たのが4代目だったセレナになります。かなり初期に同じ前期型をご紹介していますので、今回は再レビュー編です。古いレビュー記事は投稿後削除します。
C26型セレナとは?
『フルモデルチェンジにより、1991年6月の初代モデルから3代目モデルとなった日産「セレナ(SERENA)」。レギュラーモデルは5ナンバーサイズ、ハイウェイスターは、エアロパーツ装着により3ナンバーサイズとなる。新型2L 直列4気筒直噴「MR20DD」エンジン、ツインVTC(可変バルブタイミングコントロール機構)を搭載。エクストロニックCVTとの組み合わせとなる。グレードはベースとなる「20S」、助手席側ワンタッチオートスライドドアやVDC(ビークルダイナミクスコントロール[TCS機能含む])などを備える充実装備の「20X」、ハロゲンフォグランプやアルミホイール、本革巻3本スポークステアリング、ベロア/スエードシート表皮など上級「20G」、16インチアルミホイールに専用サスペンションとした「ハイウェイスター」の4タイプ。そのほかオーテックジャパンより、エクステリア・インテリアをトータルコーディネートしたカスタムカー「ライダー」も設定される。20X以上は、信号待ちなどの停車時にエンジンを自動的に停止するアイドリングストップシステム(ECOモーター式)を備え、空気抵抗低減とともに、低燃費15.4 km/L(10・15モード)を実現した。パノラミックルーフやバックビューモニター、カーウイングスナビゲーションシステム(地デジ内蔵・HDD方式)+7インチワイドVGAディスプレイなどの快適装備をオプションで装着可能。』
(goo-netより引用)
引用した記事が3代目ってますが4代目ですよね・・・。というツッコミはさておき、CMでもエコモデルチェンジと言っていたりと、当時何かと言われていたエコを意識して進化したのがこの4代目です。今回の車両は標準モデルの上級グレードになる20Gです。平成22年12月登録車でした。新車価格は258万3000円、四駆が285万6000円です。
※今回はボロクソと言うより、乗って感じたこと正直に語ってます。先に言いますが点数高くないです。見たくない方はブラウザバック推奨です。
外観
外観は、私が本来乗りたかった3代目のキープコンセプトです。3代目の後期型とぱっと見はそこまで変わらないので、車好きじゃない方だとどこが変わったの?とはなりそうな気はします。オラオラ顔では無いので、私は好きですね。サイドも3代目から大きな変化は感じないです。リアは、3代目はプレスラインの凹凸があり少しクセがありましたが、4代目でスッキリした印象があります。私はどこを見ても良いデザインだなと感じます。当時のMクラスミニバンなら外観はこれが一番です。因みに、2013年のマイナーチェンジで少しオラオラ顔になってしまったので、私は正直マイナーチェンジ後のあの顔は好きじゃないです。
内装
前回のC26型セレナのレビューでは内装の写真載せてなかったので、詳しくレビューしていきます。ドア側は肘置きがファブリックとなっており、手触りも良いです。メッキドアハンドルだったり、ウィンドウスイッチ周辺は木目調の素材が使われていますので、質感高く見えます。インパネを見ますと、メーターが独特のデザインをしています。視認性は特に問題は無いのですが、個人的には曲線を描かずに直線にして上げたほうが良かったんじゃないかなとは思いました。ダッシュボードとかは基本的にハードプラです。室内照明はLEDでしたが、交換されていると思います。シートはやや柔らかめでした。腰痛持ちの方なら腰痛出ちゃうんじゃないかなとは思います。私は長時間乗っても問題無かったです。すごく柔らかいわけじゃないので減点にはしませんが、腰痛持ちの方がレビューしたら減点ですとは言いそうなシートです。手触りは良いです。シフトはストレート式です。節度感も問題無かったです。シフト自体も、メッキ装飾されていたりと質感良く見せようという努力は伝わります。同世代の中なら一番質感は高いです。加点しましょう。周辺も木目調のパネルが使われています。エアコンはボタン式ですが、全体にピアノブラックが使われており残念です。前回レビューしたヴェルファイア、カップホルダー箇所なら、他にもカップホルダーありましたし、開けっ放しにすれば触れずに済むのでマシでした。ただ、エアコンはそんなことできないですよね?なのでここは減点です。ペダルレイアウトは良いですね。足をパンと出すとしっかりブレーキを踏めます。で、一番の問題点に触れておきましょう。ドラポジが合いません。具体的に言うと、シート中央に座ると、ハンドルの中央の位置より明らかに右側にズレてるんですよね。ステアリングの軸ズレが起きています。そのため、どう座っても適切なドラポジが取れません。座ってすぐに違和感を感じました。大幅減点です。助手席ですが、22cm〜平手が入らない程の空間です。C28より広いのは意外ですね。60ノアと比べてもこちらの方が広いです。続いて2列目。スライドドア側の質感は落ちてます。全部ハードプラです。残念です。2列目ではシート固くなっています。ただ、すごく固いわけでは無いので、2時間くらいまでなら耐えられるかなとは思います。身長177cmの私で、頭上空間が拳4個、足元空間は前席を適切な位置にして29cmです。ミニバンなのでこれで広さは十分です。角度調整もできます。3列目だと、頭上空間が拳3個、足元空間は15cmです。
車幅はちょっと掴みにくいです。ワイパーはボンネットに隠れてはいるので、まぁ許容範囲内です。流石に以前の基準は厳しすぎたので緩くはしました。
ペダルレイアウトは問題ないです。ただ先述の通り、ドラポジは違和感しかないです。
カップホルダーは引き出せます。カバー付きのペットボトルも入りました。
運転席奥側に収納があります。ティッシュボックスが入りそうですね。
助手席の2段の収納です。ここは良いですね。
シフト周辺です。質感は頑張ってますよね。ハイウェイスターはどうやらピアノブラックになるそうです。プッシュスタートは色が同化していないだけまだマシですが、ハンドルの奥側なら良いのかなとは思いました。C28みたいな位置はダメですよ。ステップワゴンのような位置が一番やと思います。
C28同様、中央の大きなアームレストはスライドできるのは素晴らしい点です。
中も、ティッシュボックスなら入るかな〜という感じです。
前席背面にテーブルが備わっていました。私は要らないとは思いますが、まぁ良いんじゃないかなと。
荷室
大体ですが幅121cm、奥行き38cm、高さ122cmです。C28とは少ししか変わらないです。
床下収納がちゃんとあるのは良いポイントです。
3列目は跳ね上げ式です。シートは少し重たいので、女性の方だと少し苦労するのかなとは思いました。跳ね上げして奥行き131cm、2列目を奥にスライドさせて166cmになります。
で、2列目はスライドさせることができます。3列目の乗り降りの際には役立つかなとは思います。
2列目から3列目と、1列目から2列目は問題無く繋がりますね。
いつものように横になりますと、段差があるのでマットは必須になります。無いと寝れないです。
ヘッドライトを点灯させました。ハロゲンですね。テールランプも前期は豆球です。2012年以降の中期型・後期型でLEDになります。
タイヤ
Gグレードなので15インチのアルミホイールです。KUMHOのウィンタークラフトice Wi61が履かれていました。まだスタッドレスタイヤなんですね。因みにアジアンタイヤです。Xとかは15インチホイールキャップ、ハイウェイスターとライダーで16インチアルミホイールになります。
搭載エンジン
MR20DD型の147馬力で、CVTになります。3代目エクストレイルとか、海外向けの2代目キャシュカイとかに使われたエンジンです。アクセルは普通ですけど、ブレーキは正直良くはないです。ブレーキタッチがC28セレナもでしたが、少し軽めで踏んだ際にすごく違和感を感じます。昔の軽自動車のブレーキタッチに近く変です。減点です。効きも初期に遊びがある程度ありますので、踏んだ分だけ効くブレーキではありませんが、車格考えるとこれくらいが適切なのかなとは思いました。加速性能は、街乗りで普通に加速する分なら悪くはないです。ただ、やはり力強い加速をしたい場面で露骨にパワー不足感を感じます。加速の伸びが無いというか、表現が難しいところですが。C28と比べると若干パワー不足かなとは思いました。気のせいだったらすみません。加速の反応は、踏んでから2テンポ以上遅れます。減点です。静粛性は、当時の車にしては並かなと思います。ただ、これだけ言っても伝わらないですよね。なので次回借りる時から、dBの測定を追加します。アクセルを少し踏んだ時の静粛性、普通に走らせている際の静粛性、高速道路での静粛性を測定して、それをお伝えしたいかなと思います。ロードノイズは、思っていたよりも抑えられている印象を受けました。停車時はシフトに若干の振動は感じますが、ほぼ来ないので快適です。アイドリングストップは、再始動時は静かに再始動はしてくれます。ただ、エンジンからの振動は結構伝わり、人によっては嫌な方は居そうかなとは思います。で、ハンドル軽すぎます。少しハンドルを動かしただけでもタイヤが反応し、すごく違和感があります。ミニバンなのにクイックな反応をします。それのせいか、大した段差では無いにも関わらずハンドルが一瞬取られるような挙動が起きます。これは大幅減点ですね。軽自動車ならまだ仕方ないですが、この車格のミニバンでこれはダメです。しかも、そこまでスピードが出ていないにも関わらず、直進安定性が全然無く、街乗りでもハンドルを常に微修正しないとまともに走らない感じがありました。流石にこのレベルとなると、修復歴がある個体かもしれないですね。ここは評価には反映しないです。サスペンションは良いです。街乗りだとある程度の振動収束はしっかりしてくれます。ただ、大きな段差は流石にしてはくれず、ガタンと衝撃は来ます。一方、高速道路ではソフトなサスペンションのおかげですごく乗り心地が良いです。加点です。高速道路では、100km程だと2000回転くらいです。ただ、ソフトな乗り心地の影響で、カーブを曲がる際はキツめのロールは感じます。高速道路をよく乗りますという方にはセレナは良い選択になるとは思いますが、山坂道をよく走りますという場合は、ロールの影響で車酔いする可能性はあるかなと思いましたので、RKステップワゴンを選ばれた方が良いかなとは思いました。あちらだと乗り心地は硬くなりますので。
まとめ
良いところ
・質感はGグレードだと高い。+0.5点
・ペダルレイアウトが良い。
・乗り心地がソフトなので快適。+0.5点
悪いところ
・エアコンパネルのピアノブラック。−0.5点
・ブレーキはイマイチ。−0.5点
・加速反応の悪さ。−0.5点
・直進安定性が無さすぎる。流石に個体差かも?
・ハンドルが軽すぎる影響か、少しの段差でもハンドルが一瞬取られるような挙動が起きる。−1.0点
・ドラポジ合わない。ステアリングの軸ズレ起きてる。−1.0点
評価:2.5点 微妙。あまり推奨できません。
後期型レビューした際は3.5点にしましたが、今回はじっくり乗って、台数も色々乗りましたので、それを踏まえた評価ですと再レビューするなら3.0点と悩みましたが、2.5点かなと思います。乗り心地が良かったり、質感もある程度頑張ったのは伝わりました。ただ、肝心のドラポジだったり、軽すぎるステアリング等、ちゃんとしていない箇所が目立ち、70ノア・ヴォクシーでしたりRKステップワゴンと比較すると車作りが少し雑なのかなという印象は感じてしまいました。60ノアですとか、ステップワゴンではこのような挙動は無かったので、セレナに久々に乗って余計に感じました。高速道路の乗り心地重視されないのであれば、他を選んだ方が良いと思います。今回は酷評というよりも、欠点が目立って単に評価が低くなっただけですかね。