スイフトの増車・レビュー・5MTに関するカスタム事例
2024年02月20日 21時39分
愛知県を中心にドライブします🚚 旅路で気になったマイナースポットを投稿していきます! 年3万キロ(二輪含む)、峠に高速に林道を満遍なく走っています。 今まではRV、2駆軽バン、ホットハッチ、MR、2シーターオープン、コンパクトSUVなど色々乗ってきました。 街乗りから峠道まで楽しい素のスイフトと、林道雪道も含めてオールラウンドにを走れる4WD軽トラの2台持ちに落ち着きました。
新型スイフト増車しました。
グレートはMXの5MTモデルです。
車を買うにあたって
○パワーがありすぎないこと
○車体がコンパクトであること
○軽量であること
○荒れた路面でも底付きしにくい足を持つこと
○航続可能距離が長いこと
○MT車
という条件から選びました。
・パワーについて
ZC33Sスイフトスポーツに乗っていだ時はパワーが過多だと感じ、LA400Kコペンに乗っていた時は過不足無く丁度良いと感じていたのでコペンと同じか少し上程度のパワーウェイトレシオを持つ車を選んだ。ZCEDSはコペン(PWR13.3)/アルトワークス(PWR10.4)の間程度のパワーウェイトレシオ(PWR11.22)。
・サイズについて
車幅1695も1735も大して変わらないと言う方もいるが、自分が好んで走る道路は1700ですら大きく感じ、1500〜1600程度の車が欲しいと思っていた。時代を考えると全幅1700mm以下、全長4000mm以下なら頑張っているほうだと思って選んだ。
・重量について
YEH1Sエスクード に乗っていたことがあり、コペンとPWRが同程度にも関わらずコーナリングにかなり差があった。自分は重厚な走りより軽快な走りが好みと感じ、1t以下の軽い車選んだ。スイスポ(970kg)に乗っていた事もあるので、スイスポより重いのに足が悪い他のコンパクトクラスは購入する気にならなかった。
・足回りについて
路面が悪い舗装路を走ることが多いので、底付きしない足回りが必要。軽自動車だとストロークが足りないので、他の条件を満たした上でサスの良い車を探した。
・航続可能距離について
下道を気の向くままに走って500kmを越すこともあるのでガソリンスタンドを気にしながら走るのことを煩わしく感じ、航続距離の長い車を探していた。
・トランスミッションについて
AMT車に乗って自由度の低さに辟易したので、今回は他のトランスミッションより思い通りに走れるMT車をということで選んだ。
150km程走り、感想を簡単にまとめました。内容は間違いもあると思います。
慣らし運転中なので、レッドゾーンの半分の回転数である3000回転までしか使用していません。
ACCなどの先進運転システムもまだ使用していません。
・エンジン特性
低速トルクが厚い。1500回転で巡航できるトルク。アイドリング7〜800回転。500回転を下回ってもエンストしないくらい粘り強い。
・エンジン音
発進時クラッチの繋ぎをエンジン音で見極めるのは難しいほど(周囲がうるさかったり、オーディオを使っていると特に)よく遮音されていて静か。振動は1000〜2000回転付近で大きくなるが、そもそも三気筒エンジンの音や振動を悪いと思ったことが自分はないので、他の三気筒に比べて良いか悪いかはよくわからない。
・クラッチ、シフトフィール
軽くて繋ぎ目がわかりやすいクラッチとストロークが長めで入れやすいシフト。運転しやすいMT。シフトノブ形状は見た目が好きでは無く、ウレタンなので社外品に取り替えようと考えていたが、使ってみるとかなり良い形。ポジション的に上からシフト操作をする車ですが、前方にオーバーハングしたシフトノブの形状が、手前にシフトを引く際に丁度よく指にかかり操作しやすい。そのまま純正を使っても良いと思える程の出来。
・ギア比
2速が高いので交差点の右左折で1速に入れるようなギア比。その他のギアはエンジン特性とモーターアシストのおかげでバランス良く、今ところ不満は感じないがレブリミットまで回すと印象が変わってくるかもしれない。
・モーターアシスト
低回転高負荷時にアシストされる。スペックからするとモーターが小さいのであまり効果がないと思っていたが、CVTのMHVと違ってあるとないとでは走行フィーリングに大きく差が出る。アクセルを踏み足すことで必要な時に必要な分アシストを引き出せるので、エンジンのみだと1500回転からの加速が厳しいような場面でも、アシストによって高いギアを選択し続けることができる。ただのガソリン車のMTグレードでは無く、あえてMHVのMT車として出した意味のある車になっているのに驚いた。それでいて通常時はMT車としての走行を邪魔しないような違和感の少ない機構で完成度が高い。
・回生ブレーキ
アクセルオフで回生がかかると少しガクつく。それでもストロングハイブリッドと比べると回生量が少ないのか違和感は少なく、アクセルオン時のガクつきは殆ど気にならないレベル。回生協調ブレーキもないのでブレーキを使ってでの減速は違和感が無く、停止間際もクラッチを踏むと回生ブレーキも切れるのでスムーズ。
・アイドリングストップ
14km/h以下でクラッチペダルが踏まれておらず、ギアがNならアイドリングストップを行う。クラッチを踏むとスムーズに再始動するので実用上は全く問題無く使える。ただ、燃費効果があるかどうかは微妙。シートベルトを取るとブザー(最小設定にしていますが、消すことはできないよう)と共にエンジンが再始動するので、少しだけ降りたいタイミングや、助手席だけ降りたりする場合に騒々しい。助手席シートベルト?ドアを開けると鳴る?のははっきりいって設定ミスだと思う。
・ブレーキ
制動力は車重が軽いので過不足は感じない。効かないことも、変に効きすぎることも無いのでコントロールしやすく不満は感じない。MZはリアがドラムになるが、この車重であれば制動力も排熱性も問題無いと思う。むしろサイドブレーキが軽くなるので操作しやすく好感触。
・ハンドリング
スイスポに比べると軽く、切り返しの多い細かいコーナーだととても軽快に扱える。素早い入力にもしっかりと反応するのでスポーティーな印象。ただ、深いコーナーや荷重が薄いとハンドルがプラプラとなる瞬間もあったので、やはりスポーツカーでは無く素のコンパクトカーなんだなと感じる場面もあった。それでも、今まで運転したことのある他のコンパクトクラスのFF車と比べるとトップレベルのハンドリングと感じた。
・サスペンション
路面が荒れていても程よくコツコツといなすような足回りで好感触。軽のように簡単に底付きはしないので道路の継ぎ目などの大きいギャップでも安定して走れる。FF車としてはノーズが軽く、58.7:41.3の重量配分。コーナーの入りが信じられないくらい良いが、荷重は掛けないと曲がっていかない。動いてくれるサスなので、荷重を残しながらコーナーに入るとよく曲がるタイプ。ふにゃふにゃでも無いし、かといって硬くも無いのでコントロールしやすく軽快に走れる。慣らし中なのでまだ試せていないが、高回転を使ってサスのたわみをコントロールしながら走れれば化ける気がする。
・タイヤ
185/55R16のエコピア。グリップも剛性も足らずロードノイズも拾う。横の剛性が特に足らないのか左右に細かく振られる瞬間がある。ウェットグリップもかなり良くないので安心して荷重を描けることができない。車に対してタイヤが劣っていると感じる。195/50R16のアドバンフレバあたりを試し、さらにグリップを上げたければネオバを履かせるつもり。
→訂正24/2/24 ウェットはそんなに悪くは無いかも。ただ剛性が無いので横荷重をかけるとくにゃくにゃになります。
・ホイール
上級グレードMZのホイールの切削を除いたホイール。空力にも気を使っているらしい。古臭いホイールかホイールキャップのように見えるので最初の印象はよくなかったが、旧来の車のデザインを随所に踏襲していると感じるこの車に合っているような気がして好きになってきた。スタッドレスに使うつもり。
・ハンドル形状
先代と同形状のステアリング。中間グレードでウレタンなので社外の革製に取り替えようと思っていたが、下半分が上半分に比べて細くなっている点や、10時10分あたりのコブが親指と人差し指で持ちやすくて好印象。スイスポのステアリングと比べると少し細いので手の可動範囲が狭い自分としては扱いやすい。革製だとハードプラの部分もウレタンになっているので指に優しいのも良い点。革製は縫い目が邪魔だったり、爪でほつれさせる可能性があって気を使うので、案外ウレタンステアリングも悪くないと感じた。
・シート形状
適度なホールドとサイズ感。自分の体ではスイスポのシートは幅広で中で動いてしまっていたので、今回この車のシートは丁度良いサイズ。サイドのクッションが柔らかいので乗り降りはしやすいが、長年使うとヘタってきそう。