S660のたっくんさんが投稿したカスタム事例
2021年03月23日 12時40分
かつては準競技車両のインテグラで鈴鹿サーキットを走っていましたが、2020年11月にS660に乗りかえました。もしどこかで見かけたら気軽に声を掛けて下さい♪ 車のある風景写真と、足回りのセッティング、洗車が好物です。 多忙でSNSをこまめにチェックできないので、こちらからのコメントやフォローは控えさせて頂くことをご容赦下さい。無言フォローで結構です!頂いたコメントには丁寧に返答させて頂きます。
タイヤのウンチク。(昔のブログをコピペ編集した長文です)
各メーカーのハイグリップタイヤについて、マニアックな視点から考察をしてみたいと思います。あくまで私の感想であり、現在は技術的にもどのメーカーも進化していると思います。
「ダンロップ」
Z1 Z1☆ ZⅡ ZⅢと15年以上愛用しつづけています。価格も含めて最もバランスが取れていると思います。
Z1が登場した当時は全くグリップせず、ブリヂストンのポテンザRE系、横浜のネオバAD系には到底及ばず。価格が安いことだけがメリットだった。Sタイヤも熱入れが難しくレースユーザーからは「ダメロップ」なんて言われた時期も。スタースペックに改良されたころから次第にグリップするようになり、ディレッツァチャレンジが始まってユーザ獲得に成功した。
現行型はグリップ力と耐久性などトータルバランスはブリヂストンとヨコハマと比較して最も良いと思います。ただ一発アタックで高タイムを出すには向いておらず、練習用として長時間使用しても耐久性があるタイヤです。
「ブリヂストン」
RE-01 RE01R RE-11まで使用していました。
さすがは世界のブリヂストン、タイヤの造りといった品質面はダントツですが高価です。
非常にショルダー剛性が高くトレッドがたわみにくいのが特徴。プライベートで交換したくても、手組みはまず無理。サポートアームのあるチェンジャーでなければ交換できないほどビード部の剛性がある。
なので縦グリップを意識した走りに長けている。鈴鹿の1、2コーナーのように高速でブレーキを残しながら進入するようなシーンで非常に安定する。コーナリングは横Gを残すより、クリッピングは手前を意識して直線的な立ち上がりをすることが必要。
昔は01GPというタイムアタックイベントを開催していた。ジムカーナ選手がよく使っており、タイヤの角まで使い切るような上手い走り方ができる選手は「ポテンザ使い」などと称賛された。
ドラテクがなければ良いタイムを出すことはできず、テクニックを学ぶタイヤ。タイヤは硬めながらも、しっかりと面圧を意識すればグリップをして耐久性はあり、技術の高さがうかがえる。
「ヨコハマ」
ネオバAD07を使用していました。
コンパウンド配合率が高く、よくグリップして踏めば曲がる。しかし減りやすい。一般道のワインディングでは一番楽しめると思う。
しかしサーキットではいわゆる「一発タイヤ」。最初の1周目で上手く走ることができれば高タイムを出せるが、その後は熱ダレをしてタイムを出すのが難しい。そのためタイヤは複数セット用意し、ココ一発の時に交換してタイムアタックに挑んだ。結局タイムはお金で買うみたいになり、継続使用は止めた。この頃からタイムよりもテクニックを求めるスタイルにシフトした。
またコンパウンド配合率が高いわりに、タイヤが温まっていないとスパーンと滑るため、冬の峠道は要注意。サーキットでも何度もタコ踊りを経験しました。
技術的にはタイヤ表面のつなぎ目部分の強度がイマイチで、サーキットでロックさせたりフルブレーキングを繰り返すとタイヤ表に横一本亀裂が入る(左上写真)。またタイヤが減ってくると表面が剥がれやすい。ブリヂストンではまずそのようなことは起こらないが、ダンロップもブレーキをロックさせると表面が削れてフラットスポットができやすいが、特に支障はなかった。
メーカーがどのような部分に力を入れて開発しているのかということも、タイヤから読み取れたりします。技術的にはブリヂストンがトップだと思います。
ただ、街乗りなら好きなデザインやブランドを選ぶのが一番ですね。私は足回りにこだわっていますので、タイヤだけは上級グレードを選ぶようにしています。
子供が春休みになりましたが、どこにも行けずゲームばかりやっているので、隣で編集をしました(笑)