スイフトの原田橋・レビューに関するカスタム事例
2024年03月17日 14時03分
愛知県を中心にドライブします🚚 旅路で気になったマイナースポットを投稿していきます! 年3万キロ(二輪含む)、峠に高速に林道を満遍なく走っています。 今まではRV、2駆軽バン、ホットハッチ、MR、2シーターオープン、コンパクトSUVなど色々乗ってきました。 街乗りから峠道まで楽しい素のスイフトと、林道雪道も含めてオールラウンドにを走れる4WD軽トラの2台持ちに落ち着きました。
納車から1ヶ月、2500km走ったのでスイフト(ZCEDS 5MT)の良い所、悪い所がわかってきました。
○スイフト 良い点
・エンジン特性
三気筒の野太くトルクフルな音。500回転まで落ちても余裕で発進できるのでエンストする気がしないほど。三気筒になったとはいえ最大トルクと最高出力の発生回転数の関係はあまり変わらないので高回転まで回しても気持ち良く、パワーも過不足ない。
・モーターアシスト
燃費効果としてのMHVとのことだが、走行面でも有ると無いとでは低回転域での自由度に差がある。あまり良く無いギア比をカバーできるので先代スイフトのMT車より峠道では走りやすいと思う。CVT車と違ってMHV車であることがはっきりとわかるものの、通常の走行でMHV機構が邪魔にならないのも美点。
・軽快なハンドリング、足回り
常識的な速度域であれば軽快でコントロールしやすく走りやすい。うまく荷重を乗せれれば曲がりすぎるぐらい巻き込む。
・軽いクラッチフィーリング
軽くて疲れにくく半クラも維持しやすい。エンジン特性も相まって渋滞や坂道が全く怖く無い。初めて乗っても違和感なく操作できるようなフレンドリーさ。
・シフトフィーリング
回転が合ったところでスッと入る気持ち良いシフト。癖が無く入りにくいことは一切無いので軽い気持ちで乗れるMT。ノブの形も良い。
・ADAS
ACCや車線維持支援機能でMT車にもかかわらず楽に高速道路を走行でき、長距離向きの車。今までADASについては否定的な考え方だったが、幾つかの注意する点はあるものの実用上で充分使えるような完成度の高いものだと感じる。
・シート形状
丁度良いホールド感とサイズ。サイドサポートのあるタイプのシートだと大きすぎてシート内で振られる事がよくあるが、スイフトのシートは自分の体型で丁度良い幅。サイドサポート具合はこの車で掛けれる横荷重では充分なホールド感。
写真は静岡県浜松市天竜区の原田橋。
水害で旧橋が崩落し、綺麗な橋に生まれ変わりました。
○スイフト 良くない点
・パワーバンドを使わせる気のないワイドなギア比
6000rpmでレブリミットで、最高出力になってからすぐリミットなので扱いづらい。ギア比もワイドなのでクロスミッションだったらもっとスポーティーだった。正直このギア比だったら軽ターボ車より山道で遅いと思う。
・回すと良くない燃費
回さなければ25を越えるが回すと15程になる。2車線路を追従しているような場面なら燃費は伸びるが1車線〜1.5車線のような細い山道が続くと普通のガソリン車と同じ程度の燃費。
・速度域の高い峠では柔らかい足回り
3桁に近いくらいのスピード域だと砕ける感じがある。ストローク量が多いのに柔らかいのでブレーキングで沈みすぎる感覚。速度域が低めで設定されている足回りな気がする。
・剛性の無いタイヤ
左右に揺らされる時があり、タイヤ負けしてる。横グリップも不安。195/50R16サイズでもう少しスポーツ寄りのタイヤを履かせてみるつもり。
・アイドリングストップ
実用上は邪魔では無いが効果が懐疑的。使用環境によるものも大きそうだけど燃費効果がほぼ無い?
○総評
運転しやすいMT車で、先進安全装備も充実しているのでMTであることのデメリットがほぼ無いMT車だと思います。
スポーティーというにはギア比、足回りの柔らかさ、タイヤという点で想像より今ひとつだったかなと思いますが、長距離走行適正(航続距離、ADAS、扱いやすいエンジン特性やMT機構で渋滞などでの楽さ)という長所があり、コンパクトカーだと思えば実用的で概ね満足な車です。
このスイフトをベースとしたスイフトスポーツが出るとするならば、軽量で高剛性の車体にトルクフルなエンジンを持ち、長距離走行も得意といった全方面でレベルの高い車になると思います。