トゥデイのスペア部品・ドライブシャフトオーバーホール・グリス交換に関するカスタム事例

今回もまたまたスペア部品製作❗

ドライブシャフト(運転席側)のOHです。

まずはアウターから。
ブーツのバンドを切りブーツをアウターボードから捲り古いグリスを簡単に掃除。
アウターは中にあるスプラインにサークリップで抜け止めされてるので普通には抜けません。

バイスに固定してスライドハンマーで抜きます。

インナーはバンドを切りブーツを捲るとインナーボードが抜けます。
中には３又のベアリングがスナップリングで止まっているので外せば引き抜けます。

抜いたらひたすらバラして清掃です。
アウターの中身はリングとインナーレースとボール６個で構成されてます。(正式名称がわかりません)

リングとインナーレースをアウターボードの中でグリグリ角度を変えながらボールを１個外し次は隣のボールを１個外しを繰り返しながら取り出します。

ボールを取り外すと次はインナーレース。
リングに６個穴があるうちの２個は穴の形が違うのでその穴にインナーレースの突起を逃がしながら引き抜く感じです。

最後にリングを抜きます。
リングも２個形の違う穴をアウターボードの突起に逃がせて抜きます。

正直言って知恵の輪状態で抜くので難しいです(笑)
あとバラす前にリングとインナーレースの向きは覚えておく必要があります。

バラしたらひたすら清掃してリングとインナーレースのバリ取りをして
磨いておきました。

いよいよ組み立てです。

アウターボードの中にグリスを入れバラしと同じで知恵の輪状態で組んでいきます。

次にシャフトをアウターボードに入れて行きます。

スプラインにサークリップがあるので普通には入りません。
バイスにアウターボードを固定しシャフトを挿し、サークリップを上手くセンタリングしハンマーで叩くとスルッと入ります。

色々な角度に回しながらグリスを気のすむまで補充します(笑)

最後にブーツを入れてバンドで固定してアウターは終わりです。

バンドを固定するときにロックタイの切れ端を挟んでバンドしました。
(膨張によるブーツパンク防止の為)

インナーも内側のバンドを通しブーツを入れ、３又のベアリングを挿しスナップリングで固定しグリスを充填してバンドを締めて終了です。

(インナー側も内側バンドでパンク対策をしてます)

さて。。
次は助手席側が待っている。。。