Cクラス セダンのw202・足車・乗り味・Mercedes愛好家に関するカスタム事例
2024年03月22日 10時26分
車しか趣味がない30代です。雇われ医者です。 家建てました。オマケでガレージも付けました。 5台+1機所有しています。 新型の車がどうしても好きになれない古い男です。 型落ちばかりですが、好きな車ばかり。満足しています。 青春を取り戻している真っ最中ですが、 30代後半、遅れてやってきた青春はかなり楽しいです。
新しい仲間が加わった!
条件は
#維持費がかかってもいい下駄グルマ
#そこそこ”わかってる”クルマ
#壊れてもいいけど、走れるクルマ
#目立たないクルマ
当直先で散歩していて、視界に入ったこのクルマがふと目に止まり
近くで農作業していたお婆ちゃんにお聞きしたら
「息子のですわ。話してみますか」
との事で、とんとん拍子に話が進み、我が家にやってきたw202。
良いクルマ。
何よりボンネットマスコットが、否が応でも「オマエって、エリートー!」と煽ってくる。
この世代のメルセデスは負圧で色々コントロールしてるもんだから、モーターが壊れてASSY全交換ってな事にはならず、ビニールテープで修理可能。コンピュータになんか繋げなくとも目視で故障部位が判別できる…ハズ
オーナーの男性から
「このクルマ、買われますか?色々壊れてまして…
」
「エアコンの風が真ん中から出ません。これは修理するとなるとダッシュボードを外さなくてはならないので…お金かかると言われてます。困ってないので、治して無いんですが」
「気に入ってくださるのであれば、お譲りします。大事にしてもらえれば」
心の中で、あっ!どっかでエアー漏れてるな!と。買いたい、より、治してみたい!が強かった。購入。
譲り受けて、家までの道路。
このクルマ凄い…ってのが正直な感想。
クルマの存在感がまるで無い。自己主張しないのに、完全にドライバーを包み込んでるような、そんな感じ。小さい頃オカンの運転する車の助手席に乗っている場面を思い出した。最近の車には無い、と言うより残ってない乗り味。スピードを出す気にならない。全身を委ねる事ができる乗り味。
…まぁ、しかし
結果色々壊れていた。
エアコンの風に加えてヘッドライトレベライザーも動かない。負圧が作れていないところから推理を進める事にした。
まず最初にインテークのこの負圧チューブ。一見綺麗ですが、クラックだらけです。交換。ガレージに転がってた内径4ミリの燃料ホース。
助手席下のコネクタ割れ。部品代800円ほど。ヤナセで購入。Amazonより安い。
それから右フェンダー内エアタンクの付け根のコネクタも破損。手が入らないのでカメラで撮った。ここも800円くらい。
エアコンは2000円かからずマトモに風が出るようになった。レベライザーも動く。
内外装は綺麗で、ゴムの類も全く問題なし。亀裂はおろか硬くさえなっていない。
オイル漏れなし。滲みすらなし。
誰だメルセデスはゴムが弱いとか言ったの。完璧じゃないか。
クライメートコントロールの文字盤が少し掠れていたけど、接点回復スプレーで治った。
本当に色々ローテクで治せる。
あと部品が驚く程安い。
少し腰高だったのが気になって、スプリングパッドを交換。
指2本分は落ちた。メルセデスの足回りにイチャモンつけるのも身の程知らずなので、こんなもんで。フル純正。
何よりこの乗り心地はダメにしたく無い。
レクサスisより全然良い。
なんならGLSより乗り心地良い。これは驚き。
スプリングコンプレッサーは知り合いが大怪我したのを教訓にちゃんとしたsstを使用。怪我は怖い。4輪4時間でシム交換。摘出したシムは全然再利用可能なほど。
さてこれから足クルマとして乗り倒します。