ビートの震災遺構・中浜小学校・冷静な行動を・冷静な判断をに関するカスタム事例
2020年09月26日 23時00分
こんばんは。
隣県なんですが、本日から一般公開された震災遺構・中浜小学校(宮城県山元町)へ早速行ってきました。
新しい県道が整備され、家から10数分もあれば行ける距離です。
その県道も、旧JR常磐線だった場所を減災防潮堤としても機能するよう嵩上げして、今年度中にも全線開通を目指して現在急ピッチで工事が進められてます。
震災から間もなく10年……
災害からの復興にはとてもとても永い年月が掛かります………。
以前も校舎の近くで撮影・投稿しましたっけ……
すぐ傍を通過する事は頻繁にあったんですが、実際に中に入るのは初めてです。
入り口すぐの石碑
ここではない、もう少し離れた場所にあったものが流されてここにあります。
画像奥が校庭です。
震災後、水没した無数の廃車の山でこの校庭が埋め尽くされました。
青いプレートは津波の上がった位置を示しています。
校舎内部へ……
観覧通路が設置されてますが、ほかは出来るだけ当時のまま残されています。
あちこちにいるスタッフさんは語り部でもあり、色々お話を聴かせていただきました。
3/11当日は、給食の献立はカレーライスだったそうです。
給食室の巨大鍋で作られたカレーでしたが、お昼にすっかり完食だったそう。
場所柄海が近く、前々日の3/9に発生した地震もあり、教職員間では災害時対応への意識が高く即2階への避難誘導が行われたそうです。
あの時自分は………て考えると、ただ動転して右往左往してただけでしたね。
私は地元の山の上から無数に押し寄せる幾重もの津波を遠くに見て震えてるだけでした。冷静な判断、大事ですけどとても難しい………。
15分程の映画を観る事ができます。
場所は音楽室。ここも水没した場所です。
屋上への階段。
刻々と入る津波情報から、校外への水平避難ではなく垂直避難を選択。
安全な場所への移動には距離があり間に合わないと判断したのです。
津波予想10mの報に、更に屋上へと避難。急勾配ですね。
プレート位置まで水没………
太平洋は目の前………
この屋上の物置小屋で氷点下の一夜を過ごしたとの事………
全校児童、教職員、駆けつけた町職員、避難してきた近隣住民………
90名が食べ物など全く無いなか凍える一夜をここで過ごし、翌日全員が無事に自衛隊のヘリで救助されました。
本当に、不幸中の幸い……ですよね……
豪雨災害、コロナ禍、様々な厄災が襲って来てる今ですが………どうか何があっても冷静に、後悔しない行動をとっていきたいものです………
難しいんですけどね………
この車………あの震災で、知人を探して浸水地域にビートで入っていったツケ……の錆が進行しています。あの時はもう半狂乱でしたが……
あの震災と共にあった、大切な相棒なのに………冷静でなかったオーナーのせいで傷んでしまって申し訳ない………
海… ずっと見ていると 気が狂うよね