アルトバンのSIRAKOBATO超理論・空力・コアンダ効果・燃費向上・タービューラーテープに関するカスタム事例
2022年09月10日 11時15分
暑いのは嫌じゃ🥵
そんな感じで書くのをやめていた
「サルでもわかる空力講座」
寒いのも嫌なんですけどね🥶
そんなワガママな私が
プレゼンツ👨🏫
このプリウス PHV の
ヘッドライトの段付き
多分開発者が実験的に導入したのだろうけど
実は空力的に意味があるのです
車の後ろの部分の丸みで
空気が沿うように流れるため
そこには斜め後ろのコアンダ効果が
車を斜め後ろに引っ張る力が
生まれると説明しましたよね
その斜め後ろにかかる力ですが
後ろにもう一つ小さい四角い物をつけると
その空気の流れは後ろに曲げられることになり
そのを曲げられた空気は
物体を前に押す力を作る
この形は車のセダンですね
セダンは後ろのトランクのところで
もう一度空気が曲げることによって
前方に力が生まれ
天井角で起こる力を
相殺しているのです
この角で起こる空気の流れ
コアンダ効果は
空気の流れのスピードを速くする
空気のスピードがアップすると
質量が上がると
説明しました
スピードがアップして質量が上がった空気
それを後ろに曲げるのですから
前にかかる力が強くなる
つまり、もう一つ曲がりを増やせば
その力は強くなるということに
その段付きを
細かくたくさんつければ
物体に影響を与える
魚のうろこや鮫肌
水中を泳ぐ動物には
表面に細い段がついてますよね
それは上に説明した現象を
応用していると
長年の進化によって
抵抗の少ない泳ぎやすい形になったのでしょう
そして
トヨタの新しい86やスバル BRZ
フロントバンパー角にザラザラした
シールを貼っていますよね
それは次に説明する効果を
応用しているものと考えます
このコアンダ効果
ボディ前方角にも起こる
ボディ前面で横に流れた空気は
前側の角で曲げられることによって
斜め前方に力が起きる
その力は
静電気除去をすることで(アルミテープ)
空気がより表面を覆うように流れるため
より力が強くなる
これがアルミテープによって
燃費向上する基本なのですが
では、この前方の角を
二つにするとどうなるでしょう
まず一つ目の角で曲げられた空気は
斜め前方にコアンダ効果を起こし
なおかつ空気の流れを速くする
その速くなった空気
速くなって質量の上がった空気が
もう一度次の角で曲げられますので
斜め前方にかかる力は
より強いものとなります
つまり、角に流れる空気の流れは
段付きによって速くなり
段付きの数を増やすことによって
より斜め前方への力を増すことになるのです
プリウス PHV のデザイナー
空力デザイナーはその効果を得ようとして
この段付きをヘッドライトの部分に
作ったと考えられます
新しいモデルには
このヘッドライトの段付きは見られないので
多分実験的だったのでしょう
ですがこの段付きの考え方
表面がザラザラのシール
そのシールによっても
効果が確認できた
ですので今は
トヨタの86やスバルの BRZ
この新しい車に応用し
使ったものと考えられます
この段付きの考え方
タミヤから出ているタービュラーテープ
を貼ることで
効果を発揮できる可能性があります
ですが模型に貼るの目的にしているので
量も少なく値段が高いです
そこで、ニトムズから出ている
「識別用カラーアルミテープ」
という商品があります
このカラーアルミテープを
ギザギザバサミでカットし
タービュラーテープと同じような形にし
車のボディに貼る
そのように加工したテープによって
ボディ表面の静電気除去
段付きによる空力の改善
この二つの効果が得られます
今回説明した
段付きによって
ボディに与える影響
そのことを応用して
燃費の向上や
空力を改善することによる
車の安定性
適切な場所に貼ることによって
そのような効果が得られます
皆さん是非挑戦してみてください😊😉