レガシィツーリングワゴンのLOCに間に合わせろ!笑・エンジンオーバーホール・スバル好きと繋がりたい・長期保管車に注意!・ピストン摩耗に関するカスタム事例
2024年04月18日 20時31分
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5万km/15万kmエンジン比較!
画像は5万kmエンジンの中身です😁
カーボンも少なく良さそうに見えます🧐
投稿が遅れていたショッキングな出来事についてです😅
レストア中のレガシィには4.7万kmのエンジンをポン載せしようとしていたのですが、つい出来心でバラしてしまいました 笑😆
きっと綺麗な状態の部品が出てくるのだろうと期待して、、、😫
今回は
長期保存低走行5万kmエンジン
と
年式なり過走行15万kmエンジン
のピストンを比較していきます😊
ピストンの比較です。
予想通り5万キロは摩耗が少なくピストンスカート(シリンダーとの当たり面)はモリブデンコートが取れていないほどです😄
よく水平対抗エンジンは重力の影響を受けてピストン下側が削れるなんて言われていますが、全く問題ありませんね😁
2番シリンダー内部のエンジン下側です。
※15万kmエンジンは洗浄済みなので綺麗です。
こちらも予想通り5万kmエンジンの方が状態が良いです😊
15万kmエンジンについてですが、
わかりにくいですが、クロスハッチ(オイル保持のための傷)の方が深くついていること、計測しても0.005mmほどの摩耗で、使用OKでした🙆♀️
ホーニングツールで少しならせば問題はないでしょう😄
続いてピストンのエンジンに対して上部です。
!?
予想に反して5万kmエンジンのピストンは非常に摩耗しています😱
ピストン径を測ると
15万kmエンジンは
92.00mm 基準値91.995〜92.005mm
5万kmエンジンは
91.98mm 基準値92.005〜92.015mm
許容範囲 ±0.01mm
5万kmエンジンのピストンはNGとなりました🙅♀️
開けておいてよかった〜笑
同じく2番シリンダーの上側です。
こちらは予想通り5万kmエンジンの摩耗は少なく、良好な状態と思いました😄
下側に比べると少し摩耗はあるようですね🤔
こうなってしまった理由を考察します😵
原因:潤滑不足によるピストン摩耗
赤線のようにオイル落下
根拠:エンジン下側は摩耗なしで上側のみ摩耗
要因:①長期保管によるオイル落下
要因:②オイルジェット非搭載
要因:③法規対応による低温始動時のアイドル回転アップ(1500rpm)
あくまで私の見解ですが、
このエンジンはオイルフィルターかスバル純正でした😃
となるとオイル交換時の交換油は粘度が高くて5w30
普通に使う分には良いのですが、長期保管する車には合わないように思います😰
また、オイルジェットがEJ型にはありません
※EJ20G(初代インプの初期型)以前のクローズドデッキのシリンダーを除く
オイルジェットは赤丸の位置にあり、ピストンに向かってオイルを噴射します😄
オイルジェットは高負荷時にピストンを冷却する目的があります😃
EJ型にはこれがなく、クランクが飛ばすオイルでピストン冷却が行われています😌
一見すると不合理に思うかもしれませんが、他メーカーにもオイルジェットなしエンジンは数多くあり、EJ型は不要だったためにつけていないと解釈しました。
その証拠に15万kmのピストン、シリンダーはあまり摩耗してませんね😄
最後に暖気時のアイドル回転です😅
冷気時(オイル落下後)により高い回転数でまわされると摩耗が進みます😫
4代目レガシーはアメリカ法規LEV1に対応するためにフルモデルチェンジされました。
LEV1では低温時の排気ガスに規制があるため、低温始動時の排気ガスをよくする必要がありました。
触媒は冷えていると浄化効果がないため、早期に温める必要があります
なるべく排気温度を上げれるように点火時期をリタードすると燃焼が悪くなるためアイドリング回転を上げます😅
アイドリング回転が未暖気時に高いのはこのためで、私たちには不要?!なものかもしれません🤣
データ変更して殺しにしておきましょう!笑
今回は5万kmエンジンが予想に反してダメで心が折れそうになった件についてでした 笑
でも実際超悲しかったです😭😭
本日も長文投稿でした
最後まで読んでいただきありがとうございます😊