クラウンエステートのクラウンアスリート・コクと香り・廃車・忘れられない車に関するカスタム事例

親父のクラウンが完全に廃車になってしまったので、少し振り返ってみようと思います。

初めて家に来たときは、そこらで見かける古いクラウンだなーって感じでした。
でも乗せてもらう内に気付きはじめました。
17系クラウンの魅力に。

運転している親父を後部座席から見ながら、クラウンの上品な乗り味と装備を楽しんでいた僕ら兄弟。
今までとは違う、ただ移動するための道具ではない、幸せがそこにある車であったことは間違いありません。

いつか自分がオーナーになってやると、兄弟2人でその時決心していました。
まさか本当に兄弟で 17オーナーになるなんて(-_-;)笑

親父のクラウンに魅了されたのは、僕ら兄弟2人だけではありません。
僕の師匠までもが、17クラウンに乗り換えてしまいました。

4人の4台を並べられたのは、この写真が最初で最後でした。

他のクラウンとなんら変わらないんです。
装備がいいわけでもなければ、いじってもないし、なんなら塗装も所々ダメになってきていました。
でも何故か、このクラウンが放つオーラは他とは違いました。
街を走っていればすぐに気がつきましたし、駐車場に止まっていても、一際目立って見えました。

不思議なクラウンだったんです。
でも理由は明らかでした。
親父が大切にしていたから。
何も特別なことはして無いとか言いながら、コツコツ、マメに磨いてました。
やっぱり1番は愛情ですね。

親父がオーナーになって、きっとこのクラウンは幸せだったと思います。
自分がオーナーだったわけではありませんが、一生忘れられない車です。

親父にはまた、17系クラウンのオーナーになって欲しいと願っています。