ドリフト、サイドターンはお手の物。よく曲がる、よく止まるメタルパッドを徹底解説!! | CARTUNEマガジン
ドリフト、サイドターンはお手の物。よく曲がる、よく止まるメタルパッドを徹底解説!!

2018年03月09日 (更新:2020年07月29日)

ドリフト、サイドターンはお手の物。よく曲がる、よく止まるメタルパッドを徹底解説!!

速い車であればあるほど、よく止まるブレーキが必要です。時速300kmで走れる車でも、全く止まれない車には怖くて乗れないですよね。今回は制動力を司る、メタルパッドについて徹底解説します。

メタルパッドってなに?

ブレーキパッドは用途に合わせて様々な種類があります。ブレーキパッドは10~20程度の複数の材料を成型して作られています。その材料の配合を大きく分けて、ノンアスベスト材、セミメタリック材、カーボンメタリック材、メタリック材の4種類に分けられます。メタルパッドとはメタリック材のものを指します。主に金属を基材としています。

メタルパッドに変えるとどうしてよく止まる?

ブレーキシステムにはディスクブレーキとドラムブレーキの二種類があります。ドラムブレーキは、車輪と一緒に回転しているドラムの内側に摩擦材を張ったシューを、油圧ピストンの力で押し付けることによって制動力を得ているブレーキシステムです。

一方ディスクブレーキは、車輪と一緒に回転しているブレーキディスクをブレーキキャリパーに組み込まれたブレーキパッドではさみつけることによって制動力を得るブレーキシステムとなっています。つまり、ディスクブレーキでは高い摩擦力を持つブレーキパッドに交換することで、さらに高い制動力を得ることができるという仕組みなのです。

メタルパッドのメリット・デメリット

メタルパッドのメリットは素材が金属であることから高い摩耗係数と外気温などの使用環境にに左右されない摩耗係数、対フェード性が高いというメリットがあります。しかしブレーキの構造上、メタパッドとブレーキディスクは互いに金属同士の接触による制動のため、ブレーキディスクへの攻撃性が高いというデメリットがあります。

日本車のブレーキディスクの交換や研磨は比較的大掛かりな作業なため、極力避けたい修理であります。また、メタパッドを装着することでブレーキダストが発生し、ホイールに付着して汚れてしまうという点もあります。

CARTUNEユーザーのメタルパッドカスタム例紹介

Gorotaさんのトヨタ 86 GTのカスタム例

引用元:CARTUNE

Gorotaさんのトヨタ 86 GTはWinmaxのitzzを装着しています。Gorotaさんのトヨタ 86 GTはジムカーナのPN3仕様となっており、ジムカーナで行うサイドターンというリアタイヤをロックして車体を回す走行を行う目的でメタルパッドを装着しています。

mistatさんのシボレー コルベット Z06のカスタム例

引用元:CARTUNE

mistatさんのシボレー コルベット Z06はStoptechの鍛造ブレーキにIDIの特注メタルパットを装着しています。ノーマルのブレーキでは富士スピードウェイ三周しか耐えきれなかったようです。サーキットでのスポーツ走行かつ、重量級の車両ではとくに制動力の高いブレーキが必要となるでしょう。

だいちゃんさんのスバル インプレッサ WRX STI GDB-Eのカスタム例

引用元:CARTUNE

だいちゃんさんのスバル インプレッサ WRX STI GDB-Eはディクセルスリッド入りブレーキローターとプロジェクトμブレーキパッドを装着しています。プロジェクトμはメタルパッドで有名な四輪ブレーキメーカーの一つです。

おわりに

メタルパッドについての解説はいかがだったでしょうか。ブレーキング性能はブレーキパッドにかかっているといっても過言ではないでしょう。ブレーキングはモータースポーツではもちろんのこと、街中でも重要な役割を担っています。

街中では雨の降って路面の濡れているとき、モータースポーツではリアタイヤをロックさせるサイドターンやドリフトをするとき、自分の思い通りにコントロールのできる制動力を確保するためにもみなさん、ぜひメタルパッドカスタムをしてみてはどうでしょうか?

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