Cクラス セダンの洗部(ALIVE)・やっぱりクルマが好き・R33GT-RLM・日産ギャラリー・別格のクルマに関するカスタム事例
2023年09月28日 12時57分
右半分ちょっこり麻痺ってます。軽い障害者でございます。パラリンピック目指しません。黄色いシャツ着て武道館行きません。そのかわり新しい相棒のM5を磨きます。磨きまくります。と言っていたのですが、クルマはA45になりました。洗車部の洗部(ALIVE)のチェアマンです。会長という意味ではありません。折り畳みの椅子を使うからです。
ワールドカップとかあるといつも気になるあのネーミング問題が私を黙らせるのです。以前も書いた事があるのですが「サムライ」問題です。サムライジャパンとか、若きサムライとか、日本人が世界で何かするとサムライ呼ばわりされます。
全国のおっさん&淑女の皆様ごきげんよう。
士農工商、戦っていたのはサムライだけではありません。ヒャクショウも職人も商人も戦っていた訳ですよ。ヒャクショウジャパンだって良いのです。なんだかステレオタイプです。MLBなんかでも日本人選手が手を胸の前で合わせてお辞儀したりして、あんな挨拶日本人はしません。欧米人から見たアジア人のイメージです。どんな良いプレーをしててもあれをやられるとがっかりします。
一通り胸のつかえを吐き出したところでこの写真。競馬場の前で撮ってます。車寄せがあり、車道と歩道の隙間です。ちょっとドライウォッシュしたりして。
インバウンドがすごいですね。仕事で銀座に行ったらおびただしい数のアジア人がブランドの店に押しかけてました。銀座では日本人の方が探すの大変。クルマに戻ろうとしたところ、日産ギャラリーにGTRーLMを発見し、これは放っておけないとパトロール発動です。
95年だったかのル・マン出場の為に世界でたった1台だけ公認用に作られた車両そのものです。イギリスで公認を受けたそうです。ル・マンのオーバーオール優勝の為のクルマではありませんが、その後このシルエットで日本のGT選手権で活躍しましたね。
ヴォルクレーシングのグループCとBSのエクスペディアの組み合わせは30年前のまんま。タイヤはパリパリになってました。お若い方々は馴染みがないかもしれませんが、エクスペディアはポテンザの上位タイヤの位置付けで販売されていました。グリップ性能というよりポテンザに静粛性と耐摩耗性を付加したタイヤで極めて高額でした。
ブレーキなどは純正のブレンボです。このクルマはエアロパーツなどの公認ですので中身はR33のままです。マフラーもR33の純正です。多分動力性能だけで言えばニスモの400Rが遥かに上でしょうか。
それにしても結構感動です。性能云々ではなく、マル改ではなく、1台でもメーカーで製造されれば公認という中で突貫的に生み出されたという事実にです。時代が時代ならこの姿で100台限定のチューニングバージョンが売られていたでしょうね。製造義務1台というレギュレーションの産物です。
全体はこんな。広角で伸びちゃいましたが。ずっと写真とか撮ってると案内の女性が色々教えて下さりました。この車両は普段は座間のヘリテージセンターで予約を入れると一般でも見られるそうです。
最後にR35の話をして帰ろうとしたら、カタログを勧められましたが、今や1,600〜3,000万円もする様なクルマは買えないからと遠慮したのですが、クルマがお好きなら是非と1冊頂きました。ハードカバーのカタログと言うか小冊子というか書籍ですね。
初期型からのブラッシュアップの変遷も書かれておりとても面白い内容です。日産ギャラリーにも多くの外国人が来ていましたが、プライスタグを見て「安い」と言うそうです。円安に加え、海外だと税金が高く倍くらいするそうで、買って帰りたいと言う人も多いとか。
サーキットに行き始めた頃、私はR32と964ポルシェに散々やられてました。私がGTRとポルシェに手を出せないのは私にとっては別格に置いているからです。もしかしたら現オーナー達よりも思い入れがあるかもしれません。街の中だと感じないこのブランドの凄さを嫌と言うほど思い知らされました。自分の中にそういう手を出せない別格なクルマがあると言うのも案外幸せなもんなんです。