アコード ユーロRのみんなの車高調が見てみたいに関するカスタム事例
2023年05月21日 19時44分
アコード・ユーロRと、初代ロードスター乗り。 いいオヤジですが、若い頃の遊びは永遠にやめられません( ≧∀≦) 基本的には上記URLのサイトで活動しています。 2020年3月東京転勤(埼玉居住) 2021年3月いわき市に出戻り
(前フリ異様に長いです)
昔から足回りは、ガチガチにロールを押さえるよりは、接地性を上げて適度なロールで押し付ける感じが好み。
それが結果的に乗り心地にも、いい影響を与えてた。
足回り自体の出来で、今までで最も良かったのはツアラーVに付けてた、オーリンズ。
っても車高調…と言って誤りではないものの、実態は純正形状のいわゆるダウンサスと、ショックには溝が切ってあり皿を移動させて車高調性ができる、「Cリング車高調」というもの。
まぁ車高は変えられるけど、中身はダウンサス+それ用にセッティングしたショックって感じで、そのぶん直巻きバネのネジ式オーリンズよりお値打ちでもあった。
この当時は、それまで高根の花だったネジ式車高調も、規制緩和と価格破壊の波で一般にも手が届くようになった頃合い…
だが、ぶっちゃけ安かろう悪かろうも横行してた感じだったか。
よほど直巻バネを生かした高いバネレートで走りを極めるとか、ペッタペタにするってんでなければ(笑)、安物ネジ式車高調と同程度な感じの値段なら、品質の高いCリングのオーリンズのほうがイイのかな?ってのが、当時の選択理由。
…当時、作業を頼んでた信頼できるショップでは、「オーリンズの良さが分かるならオススメです」との話が。
まぁCリングっても値段が高いんだから、良いに決まってっぺ!くらいに聞いてたが(笑)
だが、いずれオーバーホール時期を迎え、一時的に純正足回りに交換して作業に出したら…
なるほど…ぶっちゃけバネレートなど純正も大差なく、そのへん乗っても感覚は違わなかったが、これがソレナリの域になると純正じゃ、いきなり不安定極まりない!
そういや作業に出す際、オーリンズのお客さんは純正に戻すと事故るのが多いから気を付けて…と言われたのも、こういう事かと実感。
ガチガチの足から純正に戻せば、あまりの豹変に気を付けるんだろうけど、オーリンズは通常の差が少ないから、つい今まで通りに責めてしまい、すぐ破綻してしまうのだな…と。
ふむ店の言うオーリンズの良さ…改めて思うと、せっかく交換するならガチガチに豹変したほうが実感があり、ロールが大差なく乗り心地も純正以上だと、あんまり変わんねぇ!と良さを実感しづらいのか。
でも責め込んでみると実は全く違う…それを価値として理解できるかって事だったんだな。
同車種仲間でサーキットを走るヤツも、オーリンズは「乗り心地のための足回り」ってイメージで見向きもしてなかったが(笑)、一度遠出で運転を任せたらスッカリ魅力に憑りつかれ、でも程なくサーキットまで見据えてるからとチョー高値の、ネジ式のオーリンズに買い替えてしまったほど。
だが、その後そのへん一回り程度で互いのを交換し乗ったが…ほぼ車を楽しむ大半の「そのへん」では、ぶっちゃけネジ式より俺のほうが楽しいなぁと思ったのが本音(^^;)
また、そいつの紹介で訪れた、購入店とは別のショップに車を預けても、そいつの車のほうが何度も作業してる店主をして、「いい足回りですね。すみません楽しくて、作業工程より余計に乗り回しちゃいました」とな(笑)
バネは長いのがエライ…とか言ってたような。
さらに当時の懐かし雑誌「カーボーイ」でも、純正形状サスを取り上げてて…
車体自体が純正形状の設計で、それとは動き方が違う直巻き車高調はメリットの反面、「犠牲にするもの」も多いような事が書いてあった。
当初こそ値段の事情で選んだ純正形状(Cリング)だったが、もはや直巻きバネでなければならない理由がないなら「ダウンサス(&それに見合ったショック)のほうが、ネジ式よりエライ」と確信するまでに。
次のRX-8でも、もちろん純正形状を望んだが、しかしますます車高調全盛になり、ほぼ社外の純正形状キットは皆無。
ダウンサスだけならラインナップされてたけど、ショックとセットで交換は譲れなかったので…
まぁRX-8は元から単筒の優れたショックを使ってるから、わざわざゼニ払って交換させるだけの違い(=ネジ式車高調)でなければ、商品化しにくいのでしょう…と語る店もあったか。
ビルシュタインだけCリングを出してたが、重量の軽い下位グレード用と謳ってたのが気になり…
いずれオーリンズとかで出すまでの「つなぎ」のつもりで、マツダスピードのダウンサス+ショックのセットをディーラーで装着。
…まぁ当時のディーラー・担当者は造詣が深く信頼してたとはいえ、こうしたパーツをディーラーでオプション扱いで付けるとは、夢にも思わなかった(^^;)
ところが、車体の出来も加味するのだろうが、これがまた絶品で過去最高に楽しい思いをすることに!
これまたオーリンズに影響された上記知人に運転を任せて大黒まで赴いた時に、本線に戻るループをアクセル全開でイケるなんて!と、またも感嘆することに( 艸`*)
…これが気に入ったのと、後継銘柄が見当たらないのもあり、13万㎞くらいは使い込んだが(それでも機能してたのは、さすがメーカー品か)、さすがに劣化は激しく生まれて初めてネジ式車高調に交換したが…
まぁネジ式っぽさが少なそうな貴島specながら、それでも単純な限界は高そうだけど、なんというか懐の深さというのか、いまいち自分とシンクロできない感は最後まで拭えなかったかな。
それまでの自分の思い込みは、こんな形で実証する事にもなってしまった(^^;)
さて本題の、ユーロRの足回りは…
アラゴスタの、ネジ式の車高調(爆)
もちろん、これまでの知識と経験を踏まえ純正形状を望んだが、ご時世に加え車両入手時点ですでに10年以上が経過し、過去にはラインナップされてたセットも、すでに絶版。
「仕方なくネジ式車高調」にするなら、それでも望みに近そうなオーリンズかな…と思ったら、なんとユーロR用はそもそも販売されてなかった(;゚;ж;゚; )ブフォ
そんな折に知人から教えてもらったのが、このアラゴスタ。
正直、名前は聞き覚えがあるものの、恥ずかしながらドリフト用とか思ってたが、ふむ思想はオーリンズに近そうな感じかな。
直巻きバネの特性を望む訳ではないので、最もコンフォートなタイプで、アッパーもピロじゃなくゴムを選択。
ふむ…それまで抱いてたネジ式のネガティブな特性は、とくに意識する事はないかな。
もっとも、それまでの足回り遍歴に比べ、飛び抜けて高値での購入。
車両入手時すでに15万㎞を超えた個体で、ずっと使い込まれた純正足回りからの交換…どんなモノであれ良くなってもらわなきゃ困るが( ̄∇ ̄)
この車体では、そんな比較対象しかないので他の銘柄に対しての良し悪しは分からないけど、まぁ値段なりの満足は得られてると思います♪