こーせーさんが投稿したハンダ・熱収縮チューブ・配線に関するカスタム事例
2024年01月22日 13時05分
弟と仲間を事故で失っておりスポーツカーの形は好きですがスピードには興味がありません、車は一歩間違えると凶器になると思っています 【エアロだけとかクソ】とかいう人こそクソだと思います 私はGT-Rの性能はいらないけどGT-RのボディがカッコいいからとGT系をGT-Rルック&ワイドボディにする人間です ランボルギーニの見た目で軽トラのエンジンで良いと思っています、 ドリフトしますがサーキットのみのエンジョイです そんな私の考えを理解して頂ける方のみ宜しくお願いいたします。
ハンダ、その他のお話
以前エレクトロタップについて語らせて頂きましたが今回はハンダとその他について語らせて頂きます、
あくまでも田舎の修理工場の主が経験してきた程度の事、思った程度の事ですのでハンダ職人歴何年、電気職人歴何年の方々の足元には及ばないとは思います、
それは違うということもあるかと思います、
とりあえず僕程度の認識で😅
僕はこの二種類を使っています(いました)、
赤い方が主に配線のハンダ付け用40w(60wだったかも、年季が入りすぎて表示消え)
白い方が基盤のハンダ付け用30w
ハンダ付けが苦手という方、実は中学校の技術の授業とかで買った20~30w程度の物ではありませんか?
豆電球やミニ四駆なんかのモーター(配線の太さで言うと0.3スケアあたり)をハンダ付けできる程度の性能しかありません、
自動車の配線は0.3スケアもありますが0.5以上も沢山あります、そのくらいになると40wないと厳しいです、
もちろんw数は消費電力なだけでメーカーの作り方でコテの表面温度は変わると思うので30wでも調子良いのもあるでしょうし、40wでも役に立たないのもあるかもしれません、
コテの表面温度が重要です、
そして調整できるハンダごてもあります。
まずハンダ、
配線の接続方法として最近まではハンダ、ギボシ、エレクトロタップあたりがメインだったと思います、
特にシビアな性能を求める物でなければギボシやエレクトロタップでもしっかりやってあれば問題なく、僕はむしろハンダの方が不具合が多いと思っています、
(エレクトロタップの投稿とこの投稿のちょっと下参照)
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ただ、エンジン制御系信号とかの接続だとハンダがやはり一番でした(僕の中では過去形です)、
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なにかで切断されてしまった配線を繋ぎ直す時、ギボシだと接触部が緩かったり酸化したりして1A流したいのに0.8Aしか流れないとか、エレクトロタップだと接触部が少なかったり、酸化したりしてやはり流したい電流が流れないとか、そういうことはハンダなら無いので、
制御系のセンサー信号はシビアですからね
ウインカーの配線とかじゃ別に気持ち明るさが落ちても気にならないですが、エンジン制御は0.1A、10mΩ、1Vそういう小さな違いが大きな症状として出ることもありますので、
ただハンダは完璧というわけではなく、
これ、ハンダしたものを30回クネクネ曲げてみました、切断寸前です、
こうならないようにしっかり他の配線とタイラップなどで固定してあれば良いですが宙ぶらりんだとこうなってる物を何度か直したことがあります、
もちろん上記の様に必要な電気が流れなくなりますね
51回で切断しました、
電気の入り口側がビニテや熱収縮チューブから外れ、どこか車体の金属部分に触れればショートします
原因不明のヒューズ飛び地獄にハマったりします
フォロワーさんからお借りした写真ですが
ハンダのw数が低いためと思われる脳みそのようなハンダの塊
配線にしっかり溶けてませんね
この本数まとめてだと40wでは厳しいかもですね、
一本ずつ丁寧にやればいけると思いますが。
そのフォロワーさん、エンジンが掛からなくなってしまった愛車をご自分で原因究明されました、
たぶん修理屋でも中々突き止められないと思います、凄いです🎵
過去のオーナー(ショップ?)によるハンダの不備でこの白線が外れてたとのことです、
この白線はインジェクターに電気を送るための入力線12vです、
黒線は本来は白線からの12Vを抵抗を通して減圧して6気筒分に分配出力するのですが、改造のため抵抗を外し、直結分配のためハンダしてあったのです、
ハンダ不備のためそもそもちゃんとついてなかったのか、
上記のように長年の振動で切断してしまったのか、
とにかくハンダによる不具合の代表例ですね、
入力の12Vが外れてるんだからインジェクターが動くわけないですね。
で、
ハンダに変わるものその1
スプライス端子と言います、
ギボシと同じ工具(電工ペンチ)で同じ要領で使います、
ビニル被覆を挟んでるので曲げてもハンダのように局所的な負担の掛かり方をしないので切断しにくいです、
この上に熱収縮チューブを2~3重に重ねて絶縁すればかなり良いと思います
10年ほどハンダよりこれを使ってましたが昨年からお役御免になりました、
そのわけは↓
ハンダに変わるものその2
ハンダ入り防水熱収縮チューブ(販売者により様々な名称あり)
これ便利です、最近はこればかり愛用🎵
てかハンダ入りってゆーんだからハンダですね(笑)
商品名の通り熱収縮チューブの中に既にハンダが入っています、
ねじって
被せてライターやヒートガンで炙ってやればご覧の通り、
ハンダが溶けて流れ込んでるのおわかりでしょうか?
もちろんかなりの力で引っ張っても抜けません
赤いところは防水用の軟質ゴムみたいな感じでしょうか、
熱収縮チューブ部分も従来のものより厚いので重ねなくても良さそうなくらいです。
ギボシのカバーに近い厚さです、
もちろん元々のビニル被覆が生きてる上に厚さのある熱収縮チューブでさらに覆うので曲げてもやはり安心🎵
なんと言ってもとにかく超お手軽🎵
ハンダごてを温める必要もなく、被覆を剥くのに電工ペンチがあれば楽なくらいで、
カッターでもハサミでも被覆さえ剥ければライター1本あればかなりしっかりした仕事ができてしまうのです😃
ハンダで苦労していた方々、是非お試しあれ☺️
これのおかげで僕は基盤用しかハンダごてを使わなくなりました、
スプライス端子もゴミになりそうです(笑)
赤い方のハンダごてはもっぱらウレタンバンパーなどの溶着用になってます(笑)
そんなわけで僕は
純正配線をカットしたくないETC などの取り付けにはエレクトロタップ、
カットして、何度か脱着する可能性のあるものはギボシ
切断してしまった純正配線の修理やカットして分岐させて恒久的にしっかり繋ぎたい時はハンダ入り防水熱収縮チューブと使い分けてます🎵
こんなのが皆さんの参考になれば幸いです☺️